『Meet up Chubu 』vol.16 画像処理



<開催概要>

◇日時:2023年5月11日(木)16:00~18:00
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇現地会場: ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)

 オンライン:Microsoft Teams
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会



<プログラム>

●「光沢表面の外観不良を検査できる新技術「ホロ照明ユニット」」

  株式会社マクシスエンジニアリング 営業本部 装置営業課 課長 中川 勝統 氏

 光沢表面の形状不良を外観検査することは、まだ自動化困難と言われています。当社は、これを可能にする 新しい照明「ホロ照明ユニット」をリリースしました。この照明は、ホログラフィの原理を活用した画期的な照明で、 表面の微小な角度変化を”色の違い”として視認でき、画像処理を容易にするものです。今回は、外観検査の自動化を 非接触 ・低コスト・短期間で可能とする、この原理や欠陥検出効果を概説します。
ホロ照明ユニットの優位性を表す製品の探索や、外観検査装置に製品を搬入出する動作の自動化技術(ロボットと画像処理)の連携、 製造業(特に光沢表面を有する製品のメーカー)など、外観検査を目視で行う企業様との連携を希望します。


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●「機械学習による画像認識のメカトロニクスへの応用」

  岐阜大学 工学部 機械工学科 知能機械コース 教授 山田 宏尚 氏

 近年、画像認識の分野は大きく発展し、多くの分野で画像処理・認識技術が活用されています。今回は当研究室で行っている、 深層学習によるAMR用ジェスチャ認識、中心窩レンズを用いた監視カメラシステム、CPU負荷の低い機械学習 による画像認識、 作業者の姿勢推定による操作性負担度評価システムなどの取り組みについてご紹介します。
画像処理を各種設備に導入しようと考えている製造業などからの技術相談や、共同研究等を期待しております。


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●「衛星データを利用した水道管の漏水リスク評価サービス「宇宙水道局」」

  株式会社天地人 代表取締役 櫻庭 康人 氏

 S-Booster 2018でトリプル受賞したことをきっかけに起業し、JAXA STARTUPとして活動しております。世界各国500機以上の 衛星から画像も含む膨大な宇宙ビッグデータを取得し、主に再生可能エネルギー・農業・カーボン・水道事業において、 データを活用しながらサービスを展開しています。
水道事業においては、宇宙ビッグデータと劣化要因(腐食要因や漏水発生情報等)を 観測しながら機械学習(AI)を用いて解析することで、現在・未来の漏水のリスクを評価しており、豊田市様との実証から サービスリリースまでどのように至ったかご紹介します。水道局や水道事業者様との連携を希望いたします。
また、衛星データや画像を用いて、水田のメタンガスの発生量を推定するアルゴリズムを開発しており、 これらを活用したUSGやカーボンへの関心の高い事業者様との連携を探しています。


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●「インフラや設備点検の大幅な省力化を実現するための「DX3種の神器」とは?」

  ナカシャクリエイテブ株式会社 R&Dセンター センター長 松井 良行 氏

 近い将来、深刻な人手不足に陥るであろう「目視点検」をDX化したい!その目標に取り組んだ、2020年からの新連携支援事業に よる試作開発と、そのサービス化に至るまでの道筋をご紹介いたします。  具体的には、
 ・11K360・4Kカメラによる目視点検代替は可能性あり?
 ・2周波RTK-GNSSによる位置情報を動画に付与する画期的な方法とは?
 ・インフラ設備の経時変化を読み取る今風の仕掛け(目視点検&AI点検)
 ・ディープラーニング技術の本当のところ(適用事例紹介)
についてご紹介いたします。
 映像システム・車載加工・エッジコンピュータ・AIを提供する企業様や、画像処理・AIによる社会課題(応用研究)をされている大学様 との委託研究・開発、協業(ソリューションの組み合わせ、拡販)、共同開発による技術課題の解決、インフラ企業様とのPoC(実証実験) を希望いたします。


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