『Meet up Chubu 』vol.46
 モビリティ with Map NAGOYA

 『Meet up Chubu』は、「共同研究、新事業展開に向けたオープンイノベーション(協業先の探索)」を 目的としたイベントプラットフォームです。このプラットフォームで 生まれた連携プロジェクトは、産学官からなる各種支援により社会実装の加速を目指します。
 登壇者や追加テーマの募集は特設サイトにおいて随時行っています。
◇登壇や追加テーマ希望の方は『Meet up Chubu』特設サイトからお願いします。 こちらから



<開催概要>

◇日時:2024年8月22日(木)15:30~17:00
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇参加費:無料
◇現地会場:現地会場: ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)
 オンライン:Microsoft Teams
 ※参加登録いただきましたメールアドレス宛にURLをお送りいたします。
◇定員:現地会場80名程度(先着順)/オンライン上限なし
◇申込方法:下記申込フォームに記載ください。
◇申込締切:2024年8月21日(水)16:00
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会



<プログラム>


●「Map-NAGOYA取組紹介」
  一般社団法人中部経済連合会 価値創造本部 
  社会実装推進部 担当部長 森 連太郎 氏


●「「LiDAR SLAM、Localizationの応用可能性」
  国立大学法人 東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構
  モビリティ社会研究所 特任准教授 赤井 直紀 氏

 LiDAR SLAM、Localizationとは、LiDARと呼ばれる距離測定のできるセンサーを用いて、環境地図構築や、構築した地図上での位置を認識する技術です。
 元々ロボットの自律移動を実現するために用いられていた技術ですが、近年のセンサーやアルゴリズムの発展に伴い、多様な応用先が検討できる技術となっています。
 本講演では、登壇者が行っているLiDAR SLAM、Localizationの基礎的な研究の話を基に、どのような応用先が考えられるかといったことを述べていきます。
 連携する業種については、特に問いませんが、LiDAR SLAM、Localizationを用いて新しいアプリケーションを作成したいと考えている方と名古屋大学を介した共同研究や技術を広げるため、研究開発に繋がる連携を希望します。


●「移動体・産業機械における知能化モータドライブの紹介」
  学校法人 中部大学 工学部 ロボット理工学科
  講師 河村 尚輝 氏

 安定かつ高性能なモータ制御の実現には、時事刻々と変化する電動機の特性や詳細なパラメータが必須となります。
 この問題に対し、制御器自身が自律学習し逐次補償するために必要な技術を紹介します。
 具体的には、発表者が提案している適応制御に基づく手法とAIに基づく手法との2通りの手法を紹介します。
 本技術により既存導入設備を適切に運用することが可能となり、長寿命化などの効果を期待することができます。
 本技術を活かした共同研究、あるいは技術指導に繋がる企業との連携を希望します。

 


●「V2X通信における安全性と接続性を確保するオーバレイネットワーク技術」
  名城大学 情報工学部 情報工学科 准教授 鈴木 秀和 氏

 CASE時代のコネクテッドカーにおいて、様々なテレマティクスサービスや自動運転を含む高度な運転支援技術を実現するために、V2X通信が注目されています。
 V2X通信の一部にはIPv6の利用が想定されているため、セキュリティ対策や、車両の移動 に伴う接続性の維持などが技術課題としてあります。
 本講演では、次世代オーバレイネットワーク技術CYPHONICについて紹介し、V2X通信の安全性と接続性の確保にどのように適用できるのか紹介します。
 自動車業界に限らず,インターネットを利用するあらゆる通信の安全性や接続性を確保したい企業との共同研究などでの連携を希望します。
 



●「エアロゾルデポジションによる緻密質セラミックス膜の常温形成技術」
  一般財団法人ファインセラミックスセンター 材料技術研究所
  上級研究員 田中 誠 氏

 エアロゾルデポジション(AD)法は、ガスと粉末を混合させてエアロゾル化したものを低真空中・室温下で基板に高速衝突させて膜を形成する成膜法であり、緻密質セラミックス膜の常温形成が可能で、カーボンニュートラルに貢献するコーティングプロセスです。
 本講演では、AD法により形成した皮膜の組織や結晶配向性、成膜メカニズム解明に向けた 取り組みなどを紹介するとともに、期待されるモビリティ関連技術分野への応用についても紹介します。
 また、モビリティ関連企業に限らず、耐プラズマ性膜、絶縁膜や各種セラミックス膜の形成、耐熱性に劣る基板への成膜などに課題がある企業との成膜依頼試験、受託・共同研究などによる連携を希望します。
 


 


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