航空機・自動車の軽量化による燃費改善・CO2排出削減への要請の高まりなどから炭素繊維複合材料(CFRP)の適用が進んでいる一方で、CFRPはリサイクルが容易ではなく埋め立て処分されることが多いことから、炭素繊維を高品位に取り出すための様々な技術開発や実用化の取り組みが進められています。
中部経済産業局では、多くのエネルギーとコストをかけて製造されるCFRPを循環材として利用していくために、新たなビジネスモデル構築支援やユーザーにとって使いやすくするための物性保証の検討といった取り組みを行っています。
その一環として、下記のCFRPリサイクル関連のセミナーを開催いたしました。
三菱重工業株式会社金升氏より航空機に使用される複合材の現状と課題を中心とした基調講演を行ない、CFRPリサイクルの先進的な取組みを行っている各企業・機関より事例について紹介していただきました。
またモデレーターとして産業技術総合研究所加茂上級主任研究員を迎えパネルディスカッションを実施し、当地域の取り組む方向性についてお話いただきました。
岐阜大学の守富シニア教授から炭素繊維リサイクル技術の現状についてご説明いただいたのち、CFRPリサイクルの先進的な取組みを行っている企業より事例について紹介していただきました。
平成28年度第3回資源循環型ビジネス展開セミナーでの講演者とのマッチング会を実施いたしました。
産業技術総合研究所の堀田研究グループ長から、リサイクル炭素繊維の物性保証の必要性についてご説明いただき、またCFRPリサイクルの先進的な取組みを行っている企業より事例についてご紹介していただきました。
CFRPリサイクルに取り組む企業・機関よりCFRPリサイクル技術の動向やリサイクル炭素繊維の用途開発に関する講演をしていただきました。
CE(サーキュラーエコノミー)実現の必要性について、循環経済ビジョン研究会座長 中部大学 細田衛士教授にご講演いただくとともに、CFRPリサイクルの先進的な取組みを行っている企業より、CFRPリサイクル技術やリサイクル材の用途開発に関する講演をしていただきました。
再生品の用途拡大・サプライチェーン形成を目的に、CFRPリサイクルに特化した講演やパネルディスカッション、またCFRPのリサイクラーや中間基材メーカーの方々より自社の取り組みや技術・サービスの紹介をしていただきました。
最終更新日:2020年3月17日