印刷
  1. ホーム
  2. 施策のご案内
  3. サーキュラーエコノミー
  4. 自動車産業のサーキュラーエコノミー移行に向けた中期的アクションプラン作成に関する調査報告書をまとめました

自動車産業のサーキュラーエコノミー移行に向けた中期的アクションプラン作成に関する調査報告書をまとめました

～資源循環モデル(2035年想定)の実現に向けた取組の方向性～

2025年5月26日発表

中部経済産業局では、中部地域の基幹産業である自動車産業のサーキュラーエコノミー移行を目指しています。今般、令和5年度調査でとりまとめた水平リサイクルに向けた課題とアクションプランを基に、「アルミニウム展伸材」と「駆動用モーター」を重点検討テーマに設定し、2035年を想定した資源循環モデルの実現に向けた課題の整理を行い、取組の方向性をまとめました。

1．調査の背景・目的

近年、国際的な資源需要の拡大と地政学的リスクの高まりによる資源制約や気候変動など環境制約の観点から、従来のリニアエコノミーから「サーキュラーエコノミー（CE）」への移行が世界的に急務となっています。自動車産業では、欧州においてELV規則案が発出されるなど、資源循環に関する周辺状況も急激に変化してきており、自動車メーカーも樹脂をはじめとした資源循環について取組を加速しています。

中部経済産業局では、令和5年度にとりまとめた再資源化の現状や水平リサイクルに向けた課題、アクションプランを基に、自動車メーカーまたは静脈企業単独では取組が困難な課題について、中期的視野（概ね2035年）で動静脈企業双方と議論を行い、実現のための具体的なアクションを検討しました。

2．調査の内容・成果

  • 自動車メーカーとの意見交換を踏まえ、「アルミニウム展伸材」と「駆動用モーター」を重点検討テーマに設定。
  • 「アルミニウム展伸材」は、「素材」の資源循環という観点で再生資源の供給強化を、「駆動用モーター」は、「部品」の資源循環という観点で部品レベルでの循環促進といった、素材と部品それぞれの観点から検討。
  • 設定したテーマ毎に、資源循環モデル（2035年想定）を検討し、実現するために必要な内容について動脈側及び静脈側企業等と議論を行い、想定課題を抽出。
  • 関連するCE 政策や業界動向をふまえ、中期的な視点で取組の方向性をとりまとめ。
  • 特に「アルミニウム展伸材」については、素材メーカーと静脈企業のすり合わせにより、再生アルミ展伸材規格と高品質スクラップ規格を連動させて策定することの重要性を整理。

3．今後の取組

とりまとめた内容について、業界団体等へ提案し、サーキュラーパートナーズなどのサーキュラーエコノミー移行に向けた取組の加速化を目指します。

発表資料

本ページに関するお問合せ先

中部経済産業局 資源エネルギー環境部 環境・資源循環経済課
〒460‐8510
愛知県名古屋市中区三の丸二丁目五番二号
電話番号　：052‐951‐2768
ＦＡＸ番号：052‐951‐9801
メール：bzl-chb-kankyo■meti.go.jp
※スパムメール対策のため、＠を■に変えてあります。メールを送信するときは、■を＠に戻してから送信してください。

最終更新日：2025年5月26日