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訪日外国人富裕層への地域の魅力発信・受け入れのガイドラインを作成しました

~「中部のホンモノ体験」を世界に発信~

2025年7月1日発表

中部経済産業局では、近年各地で増加する訪日外国人富裕層向けの体験旅行商品の提供にあたり、旅行客を受け入れる地域が注意すべき点や整備すべき環境をまとめたガイドラインを作成しました。各地域に所在する伝統産業・地場産業・地域資源等の魅力を効果的に発信し、体験プログラムのとりまとめや、受け入れ環境の整備を進める団体・事業者等に活用いただくことを期待しています。

本ガイドラインの活用により整備された「中部のホンモノ体験(※)」を、ホテルのコンシェルジュや旅行商品バイヤー等を通じて訪日外国人富裕層に紹介し、実際に現地に足を運んでもらうことで、新たな需要の創出や地域経済の活性化に繋げます。

とりまとめの背景について

中部地域は古くから産業が盛んで、観光・地域資源の豊富な地域です。しかし、観光の点では、東京と大阪、京都といった主要地の中間に位置するという立地の特性から、ルート途中の「立ち寄り観光」が多く、滞在にはつながっていないのが現状です。

一方、中部地域のものづくりの原点である伝統産業・地場産業等の産地の中には、新たな需要開拓に向けて、訪日外国人富裕層の誘客に着目する地域が出てきているものの、個別の地域や事業者単独では、新たな旅行商品の造成にあたり、ターゲットである訪日外国人富裕層のニーズを的確に把握し、直接情報を届けることが難しい状況です。

そこで、中部経済産業局では各地で取り組まれている魅力的な取組を、「中部のホンモノ体験」として共通のコンセプトのもとで造成、商品化し、訪日外国人富裕層に対する効果的な需要開拓を進め、特に訪日外国人富裕層と接するホテルのコンシェルジュや旅行商品バイヤー等を通じて中部地域の観光コンテンツの魅力を発信する仕組みづくりにも取り組んでいます。

この取組の中で、さらなる内容の充実・魅力向上を進めるためには、訪日外国人富裕層の有力な窓口であるホテルのコンシェルジュや旅行商品バイヤー等から、(1)旅行客のニーズや受け入れに必要な環境の情報を聞き取り、整理すること、(2)地域の伝統産業・地場産業等・地域資源等の魅力を効果的に発信するためにニーズにそった情報を窓口へ共有すること、(3)ニーズに合った各地域での受け入れ環境の整備を進めること等、取り組むべき課題が明らかになりました。

本ガイドラインの目的

「中部のホンモノ体験」を訪日外国人富裕層に「認知してもらう」、「現地へ来訪してもらう」、「体験に満足いただき、再来訪につなげる」ことを主眼に、窓口であるホテルのコンシェルジュや旅行商品バイヤー等が安心して「中部のホンモノ体験」の魅力を発信してもらうため、受け入れ地域で必要な環境整備・情報整理の内容を明確にすることが目的です。

本ガイドラインの役割

(1)活用してほしい人
地域での伝統産業・地場産業等体験のとりまとめや、地域側で受け入れ環境の整備を推進する団体・事業者等。
(2)活用方法
受け入れ地域が本ガイドラインを活用し、受け入れに必要な情報を収集し、受け入れ環境の整備を行い、有力な窓口であるホテルのコンシェルジュや旅行商品バイヤー等に「中部のホンモノ体験」としてコンテンツシートの情報を提供することで、訪日外国人富裕層への当該コンテンツの積極的な紹介、案内につながることを期待しています。
(※)「中部のホンモノ体験」とは

我が国のものづくりの中心地である中部地域において、その原点である伝統産業・地場産業等の産地をはじめとした現地に実際に足を運んでもらい、「つくっている現場にふれてもらう」、「つくり手の熱意や思いに触れる」、「つくられている歴史風土を体感してもらう」といった「触れた人の知的好奇心を刺激し、そこに流れる歴史・文化までも深く感じることができる新しい体験」を、中部経済産業局では「中部のホンモノ体験」として定義しています。

当地域の特徴を活かした新たな観光の形である「中部のホンモノ体験」を推進することで、エリアの交流人口・関係人口拡大に寄与し、ものづくり自体の伝承と産地の再活性に繋げます。

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発表資料

本ページに関するお問合せ先

中部経済産業局 産業部 流通・サービス産業課
〒460-8510
愛知県名古屋市中区三の丸二丁目五番二号
電話番号:052-951-0597
FAX番号:052-961-9885
メール: bzl-chb-ryusa■meti.go.jp
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最終更新日:2025年7月2日