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更新日:令和3年11月5日

コロナ禍で頑張るサービス業・小売業者などの取り組みをご紹介します!

新型コロナウイルス感染症による影響下でも、独自のアイデアや自社の技術・ノウハウを生かして、
積極的な事業展開に取り組む中部管内の企業をご紹介します!

覚王山商店街振興組合 【愛知県名古屋市】

”覚王山“を知ってもらう、来てもらう~コロナに負けない商店街~


覚王山マップ

事業概要及び地域とのつながり  当商店街は、地下鉄東山線 覚王山駅周辺や、日本で唯一お釈迦様の遺骨を安置する寺「覚王山日泰寺」へ続く参道を中心とした門前町です。組合員には個店のみならず、 スーパーなどのチェーン店や郵便局、銀行まで地域を支える企業が加入しています。一見「商店街」には見えない当商店街ですが、古さと新しさが交じり、落ち着いた風情ある街並みや裏道で出会えるときめきが魅力のひとつです。 また、年3回、理事や商店街店主らで手づくりしている「覚王山祭」は、毎回多くの方が遊びに来てくださり、地域の方々からも愛され続けています。
コロナ禍で受けた影響  新型コロナウイルス感染症拡大により、毎年開催している「覚王山祭」が2020年から開催できていません。また、2020年度経済産業省Go To 商店街キャンペーンにシールラリーが採択されましたが、感染症再拡大の影響により、 開催2週間足らずで中止となったことから、何かできることはないか?と組合員で模索しました。当商店街は、「商店街」と聞いて連想されるアーケードはなく、お店も密集していないため、普段から多くの人でごった返すような光景は見られません。 よって、まずは「覚王山を知ってもらい、実際に足を運んでもらう」ことを目的として、組合員に個店紹介動画撮影の協力をし、HPやYouTubeに動画を掲載することにしました。 個店動画紹介のほか、手洗い・うがい推進商店街として、推進ソングを作成し、ALL覚王山でコロナ感染対策を呼びかけています!
今度の展望  現在、当商店街内ではいくつかの建物が新設や建て替えを行っており、コロナ禍ではありますが、店舗の参入・新規出店という観点では動きが活発です。 また、覚王山という街にお店を構えたいといった声が多数届いており、今後も一層の発展が見込まれます。 コロナ禍において、直接足を運んでもらえる大規模イベントが実施できないなか、覚王山を知ってもらい、将来の来訪者増加に繋げられるよう、ALL覚王山で取り組んでまいります!

(掲載日:令和3年11月5日)

覚王山商店街振興組合(名古屋市千種区山門町2-50-3)
052-751-8686 覚王山商店街振興組合        

刈谷駅前商店街振興組合 【愛知県刈谷市】

株式会社アイシンと連携して宅配代行サービス「刈谷めしクルー」を実施


刈谷めしクルー


集荷の様子

事業概要及び地域とのつながり 新型コロナウイルス感染症の影響からGOTO商店街事業を活用し「刈谷めしクルー」の実証実験をスタートさせ、商店街の事業化に成功しました。いわゆるフードデリバリーサービスですが、一般的なフードデリバリーとは一味違います。 同市に拠点をもつ株式会社アイシンにて開発された運転代行アプリや相乗り送迎サービス「チョイソコ」のシステムを応用して、客足が鈍った運転代行業者と商店街とが連携した“宅配代行サービス”です。 刈谷駅から概ね半径2km圏内を対象エリアとし、利用者は一度に複数店舗の料理を注文することができます。お昼と夜の便を用意しており、自宅はもちろん、オフィスでも刈谷のお店の味を楽しむことができます。また飲食店だけでなく、八百屋や酒屋などの物販も注文できるので、 普段のお買い物にもご利用いただくことができます。当商店街は計84店舗から構成されており、そのうち飲食店が約8割を占め、感染症の影響を大きく受けていますが、同様に顧客減に直面する運転代行業者と一緒に、地域の皆様に刈谷の味をお届けしています。
コロナ禍で受けた影響  桜町通り商店街と協力し、毎年6月に一夜限定飲み歩きイベント「カリアンナイト」を開催していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止を余儀なくされています。 ワクチン接種が進みつつも、ウイルスの変異種が全国的に発生している状況を踏まえると、アフターコロナにおいても感染症の影響を受けにくい新しい仕組みの下で開催できるよう、手立てを考えなければなりません。 昨年から複数回にわたる沿道ビアガーデンの実施や、会場へのメニュー配送システム構築を進めること、そして店舗の感染対策を徹底するなど、コロナ禍でも感染対策をすれば飲食を楽しむことができるというモデルのイベントになるように、 カリアンナイト実行委員会と商店街理事とで検討と実行を重ねています。
今度の展望 刈谷めしクルー事業については、今後も対象店舗や配達商品拡大を目指しつつ、サービスの改善を重ね、継続実施を予定しています。また、法人向けにサブスクリプションサービスを実証的に開始し、 周辺のオフィス需要にも対応するなど、より一層地域に寄り添った商店街となれるよう、トライし続けます。

(掲載日:令和3年11月5日)

刈谷駅前商店街振興組合(刈谷市広小路5丁目46番地)
0565-25-3015 刈谷駅前商店街振興組合        

多治見まちづくり株式会社 【岐阜県多治見市】

TAJIMEAL GO!(タジミールゴー)多治見市と連携してテイクアウトのできる店舗を紹介、200円OFF大作戦!を実施


TAJIMEALGO


お店の味をおうちでも

事業概要及び地域とのつながり  当初は、市内にある事業者や関係団体が独自に情報発信を行っていたが、重複してしまうことも多く、お客様にとっても事業者にとってもわかりにくい内容になってしまっていました。 そこで、多治見市のお店の営業情報を一元化してお店の営業状況をお伝えすることで、休業中のお店に知らずに出かけることを防ぐ、予約することで短時間の外出で済ませることができるなど、生活に必要な買い物のための外出を安全に安心できる環境を作りたいという思いで 「TAJIMEALGO」を立ち上げました。また、多治見市と連携して、市内の飲食店のテイクアウトによる売り上げ増、テイクアウトを実施しているお店の周知を目的として『テイクアウト200円OFF大作戦!!』を実施しました。 お店にある応援カードにメッセージを書いて、TAJIMEALGOホームページ掲載のお店で指定のメニューのお買い物をすると、200円引きでご購入いただけるものです。
コロナ禍で受けた影響  新型コロナ感染症の影響により、より安全に移動するために自家用車で移動する人が増え、公共交通機関を使用する人が減少し、外出自粛ムードも重なり、駅前にある商店街への立ち寄りや、駐車場利用も減少していました。 要請に合わせ、各店舗ごとに休業やランチ、テイクアウトを実施し情報発信も行っていたが、関係機関が各々で立ち上げたサイトが複数あり、お客様にわかりやすく発信することも課題となっていました。
今度の展望 「TAJIMEALGO」のお食事券の利用促進に向けて、対象の酒屋で3,000円分の買い物をしてスタンプを集め、「TAJIMEALGO」に掲載されている店舗のうち参加店舗に持参すると、1,000円分のお食事券として使用することができる「イエ呑みGO+」も開催しました。 感染拡大防止のため、飲食店での酒類の提供ができなくなったことに伴い、市民の皆さまに「イエ呑み」を楽しんでいただけるような取組となっています。 多治見市とスピード感を持った連携がとれているため、情報発信の一元化やキャンペーン実施も、その時々に合わせた内容で打ち出すことができます。 状況を見ながらの活動になってしまいますが、行政と個店、お客様の関係をつなぎ、安心してお買い物ができる環境を提供したいと思います。

(掲載日:令和3年11月5日)

多治見まちづくり株式会社(岐阜県多治見市本町3丁目25番地)
0572-23-2636 多治見まちづくり株式会社        

藤が丘中央商店街振興組合 【愛知県名古屋市】

コロナ禍での感染防止に配慮した藤が丘さくらまつりなどイベント実施


桜まつり


キッチンカーでの販売の様子

事業概要及び地域とのつながり  コロナ対策に十分配慮して4月3日・4日に第41回藤が丘さくらまつりを開催しました。コロナ禍で開催するため、(1)来街者が集まるベンチなどを徹底的に消毒・清掃して安心安全を図る、 (2)ライブイベントについてはキャラクターショーなど過度に密になるものは避け、学生や地域の吹奏楽団、合唱団などを中心に実施しました。また、11月3日に実施した「藤が丘大文化祭」(Go To 商店街事業を活用)の経験を生かして YouTubeでの同時配信によるハイブリッド型で開催、(3)露店の衛生に配慮してテントでの出店を全て取りやめ、組合加盟の店舗が保有するキッチンカーによる販売に限定など、各種の対策を実施しました。
コロナ禍で受けた影響  コロナ前は商店街への集客を図るために活発にイベントを開催しており、地元の店舗だけでなく大手チェーン店からも「商店街振興組合に加入する価値がある」と評価されるほど積極的に取り組んでいました。 しかし、感染防止対策のため、かつてと同じような形でのイベント開催ができなくなりました。また、組合員の中でも、外食を中心にコロナ禍による来店客減少で売上が落ちる店舗がありました。
今度の展望 昨年は中止したさくらまつりを実施できたことで、コロナ禍でのイベント開催のノウハウや来年以降の開催のモチベーションを蓄積できました。今後は名古屋市東部の他の商店街とも連携し、インターネットを利用した商店街振興策を展開していきます。

(掲載日:令和3年11月5日)

藤が丘中央商店街振興組合(愛知県名古屋市名東区藤が丘162番地4-104)
052-773-7711 藤が丘中央商店街振興組合        

株式会社R-pro 【愛知県名古屋市】

ドリップパックコーヒーのサブスクリプションサービス「BLAN.CO」~ブランコにゆられるような15分の余白を~


デザインにもこだわった
オリジナルドリップパックコーヒー

事業概要  社会課題の改善・解決。当社で手掛けている多数の事業・プロジェクトは、すべてそこに通じています。 デザインや防災、まちづくりにスポーツ、クラウドファンディングと多岐に亘る中で、根底にある思いは「社会に貢献できる意味のある仕事をする」ことです。 当社の事業がその思いの達成につながり、名古屋を中心に多種多様なステークホルダーを結びつけるハブとして機能することを目指しています。
コロナ禍での取り組み  コロナ禍で特に打撃を受けた飲食店の手助けになればと「BUY LOCAL nagoya」をはじめとしたクラウドファンディングでのサポートを複数実施しました。コロナウイルスの蔓延も一種の社会課題と捉え、周囲の想いを実現するために奔走する日々。 その中で、毎日のコーヒーを入れている瞬間=余白が、その慌ただしさから力を抜ける瞬間だと気づきました。日本人はさぼるのが苦手。 それすらも社会課題と捉えれば、当社が“余白”を作り出すことで、コロナ禍で迫られる変化に対する疲れから、多くの人を開放できるのではないか。 そんな想いではじめたプロジェクトが、ドリップパックコーヒーのサブスクリプションサービス「BLAN.CO」です。コーヒーのみならず、パックのデザインにもこだわっています。 お湯を沸かし、コーヒーを淹れて、飲む。この15分間の余白を一人でも多くの人に提供し、コロナ禍で自分自身をコントロールできる時間づくりに貢献します。
今後の展望  ユーザー数=余白を取り入れた方の数となりますので、まずはユーザー数1000名を目指しています。 また、オフィスや店舗などへの展開や、ギフト用のメニューの準備。さらには「ドリップパックが最適に淹れられるコーヒーカップ」など、関連グッズの開発も進行中です。 一人でも多くの方にBLAN.COを通して余白を感じていただければ幸いです。

(掲載日:令和3年4月30日)

株式会社R-pro(名古屋市西区那古野2-14-1 なごのキャンパス3-4)
052-684-6488 株式会社R-pro        

株式会社ヒダカラ 【岐阜県飛騨市】

行き場を失ったお土産・地場産品を、ネットの力で全国に


アットホームな雰囲気で
地域活性化を支援


#おうちで飛騨牛
飛騨の味を全国の食卓へお届け

事業概要  当社は飛騨地域の食材のネットを通じた販売や、地域事業者の方々の販売支援を実施しています。“ヒダカラ”という社名には、飛騨の地から、「飛騨のタカラモノ」を輝かせるお手伝いをしたいという願いを込めています。 飛騨には豊かな自然や食のみならず、地元を愛しイキイキと暮らす事業者、生産者の方々も多くいらっしゃいます。地域ならではの食や人々の想いなど、地域の“タカラモノ”を発掘し輝かせていくため、企画からデザイン・実施まで、 事業者の皆さまと伴走支援ができることも当社の大きな特徴です。
コロナ禍での取り組み 飛騨は観光地ということもあり、新型コロナウイルスの影響で取引先の菓子・食品メーカーは、多くのお土産在庫を抱えている状況でした。そこで、賞味期限が近くなったお土産を買い取り、「飛騨のたから箱」としてネットで販売しました。 2020年3月には地域のメーカーと共同でクラウドファンディングを立ち上げ、5月にはネット通販で販売を開始。累計で2万個以上のお土産をレスキューし、全国にお届けしました。ただ詰め合わせるだけでなく、観光パンフレットやお礼の手紙と一緒に産品をお届けすることで、 飛騨に親近感を感じていただき、「コロナが明けたら現地に遊びに来ます」という温かい声を多数いただきました。 また、コロナ禍でビジネス環境が一変したことで、新たにネットの販路を活用したいという地域事業者からの声もいただきました。2020年4月に飛騨農業協同組合様の依頼で実施した飛騨牛のクラウドファンディングでは短期間で自治体や生産者、精肉店を巻き込み、 1万人から1億円もの支援を集めることに成功しました。 「コロナ」という地域共通の課題があるからこそ、スピード感を持って、多くの関係者と新しいチャレンジに取り組むことができました。
今後の展望  手間ひまを惜しまず、質の高いものを作る方が飛騨には多くいらっしゃいます。観光客向けの「お土産」としてだけではなく、自分へのご褒美やギフトなど様々なニーズに合わせて飛騨のものを手に取っていただけるように、地域の魅力を発掘し、全国・世界へ届けられるような地域商社を目指していきます。。

(掲載日:令和3年4月30日)

株式会社ヒダカラ(岐阜県飛騨市古川町幸栄町12-12)
0577-54-1800 株式会社ヒダカラ

飛騨信用組合 【岐阜県高山市】

電子地域通貨『さるぼぼコイン』の活用による地域消費喚起


お金の地産地消を目指して
さるぼぼコイン
              
さるぼぼコインで
キャッシュレスをより身近に

事業概要  当組合は地域金融機関の原点に立ち戻り、CSV経営(共創価値経営)を理念として掲げ、事業活動を通じた企業にとっての価値とともに社会的な価値の創造を目指す経営を志向してきました。当地2市1村のみで利用可能な電子地域通貨「さるぼぼコイン」は、 「お金の地産地消」による域内の経済循環の促進を目指すとともに、地域事業者のキャッシュレス対応による売り上げ増加を図り、地域経済の活性化を目指したものです。2017年12月のリリースから3年を超え、ユーザー数約20,800名、加盟店数約1,500店、累計決済額約33億円まで拡大し、 新しい決済環境として地域に定着しつつあります。コロナ禍において消費の回復が地域の喫緊の課題となる中、「さるぼぼコイン」の活用による地域消費を喚起するための施策を各方面に提案し、行政機関、観光団体、飲食事業者等と連携した複数の取組を実施しました。
コロナ禍での取り組み  具体的な取組としては、1.飲食テイクアウト時に「さるぼぼコイン」を利用した場合や先払いクーポンを購入した場合のポイント還元、2.「飛騨市がんばれプレミアム電子地域通貨」の先行取扱い、3.地元コンベンション協会などによる「スマホでお得旅」事業で「さるぼぼコイン」ポイントカードを観光客等に付与、 4.高山市内商店街で「さるぼぼコイン」による決済時に20%を還元、 5.土産物品事業者が開催した緊急物産展でのポイント還元などがあります。「さるぼぼコイン」は地域内でのみ流通するとの特性から地域消費の拡大に直結することが、コロナ禍において改めて評価されたものです。
今後の展望  非対面の決済を利用して、地域団体の会費や寄付さらにはEC決済など地域に根付いた取組を更に加速することで、地域になくてはならない生活アプリを目指します。

(掲載日:令和3年4月30日)

飛騨信用組合(高山市花岡町1丁目13番地1)
0577-32-4411 飛騨信用組合

株式会社On-Co 【三重県桑名市】

関わる人の主体性upを目指して ~コロナ禍だからこそ、組織や地域の底上げを図るPR型事業の展開~


On-Coを代表するプロジェクト
「さかさま不動産」

                 
空き家を近所の子どもたちと
リノベーションする様子

事業概要  On-Coのミッションは「関わる人の主体性向上」です。企業の役割は社会の実験台と捉え、直面した課題や事象・縁をベースにスモールステップで実践的な挑戦を繰り返しています。 また蓄積したノウハウを多種多様な協業企業へと提供することで、新しい価値を生み出し、次の一手を模索しています。これまで、地域や組織の創意と主体性を引き出すコミュニティの醸成を大切にしながら、変わり続けるハードとソフトの空間作りに取り組んできました。例えば、自社で力を入れている「さかさま不動産」は、借主の店舗運営等の夢や思いを集め、それを空き家の家主に情報提供する形で、両者の関係性を主軸とした新しい不動産マッチングの仕組みです。
コロナ禍での取り組み  これまで自社で受託していたPR型事業やデザイン事業、“ただやるだけ” “やって終り”ではなく、「何のためにやるのか」「何に貢献できるのか」、物事の目的・本質がこのコロナ禍では強く求められていると感じています。よりスピーディかつ本質的に組織の中からあらゆるステークホルダーとの相互理解を図る必要があると捉え、今がまさに変革の時代という認識から、社会性・新規性を念頭にしたローカル特化型のパブリックリレーションズ(PR)の視点を学ぶスクールの展開を始めています。市民が主体となってイベントを創り出す「みんなで公園」、都市部のクリエイターとローカルの接点を創る「漁村ワーケーション」、顔の見える商店街の繋がりをオンライン上に築く「オンライン商店街」、市民が主体となって街のプロモーション動画を作る「ローカルまちづくり番組ハジ○ツアーズ」などを実施し、同時に、PR型事業をお客様と一緒に創る過程で気付きを生み出すプランニングも進めています。
今後の展望  知ってほしい≠一方的な情報発信。広く知ってもらうには社会と良い関係を築くことが大切になります。そのためにまずは自分(組織)を知り、社会(相手)を知ること。その上で相互理解を深める手段を沢山持つ必要があると考えています。サスティナブルな組織活動を見据えて、実効性が高く細やかでスピーディーなPDCAサイクルをたくさん回すこと。そして業界・業種問わず連携の上、新たな可能性を追求する取り組みを続けていきます。

(掲載日:令和3年4月30日)

株式会社On-Co(三重県桑名市西別所1375)
080-5984-7800 株式会社On-Co      

株式会社TOYAMATO 【富山県富山市】

富山のスポーツを丸ごとチームに!~TOYAMA WHITE SHRIMPSプロジェクト~で富山を元気にしたい


広がる共感。富山のスポーツ文化と
スポーツの未来を担う子供たちの支援へ
         
スポーツの力を集結してコロナ禍を
乗り越えようとするプロジェクトを企画

事業概要  当社は、「富山にルーツを持つ実業家(株式会社アトム)×富山出身のプロ野球選手(石川歩投手)×富山を代表する新聞社(北日本新聞社)」という異業種3社が手を組んで設立しました。 100年後を見据え、自らのポテンシャルに覚醒し、「富山を世界一ワクワクするまちへ」を目標に掲げています。新たな価値創造にホテル、アート、イベント、ワーケーションなど様々な切り口で魅力の最大化を目指しています。 ワクワクするまちづくりには、スポーツの力が絶対に欠かせません。富山を代表するさまざまなスポーツ選手たちと未来を担う子どもたちとの交流の機会をつくり出し、活動を継続していくことで、真に根付くスポーツ文化を紡いでいきたいとTOYAMA WHITE SHRIMPSを始動しました。 本プロジェクトきっかけとなったのは、弊社主催リモート座談会企画「Think at home」でした。コロナ禍で考えたこと、感じたこと、未来への想いなどを富山の子ども達と共有し、富山のスポーツを何とかしたい!という共通の思いがやがて大きなムーブメントになろうとしていました。 ちょうどその頃、カターレ富山の椎名選手が富山の6プロスポーツチームの選手たちに声を掛け、クラブの垣根を越えたプロジェクトを進めようと奮闘されていました。弊社がパートナーとなって他チームとの連携をとり、こうして「TOYAMA WHITE SHRIMPS」が実現しました。
コロナ禍での取り組み  当社は2020.01.10に会社設立記者発表をしてすぐ、コロナ禍により事業計画がすべて白紙になりました。日常が、世界が一変し、コロナ以前の価値観で構想した計画では、これからの未来にふさわしくないと判断しました。 設立間もなく、世の中がこれまでの常識を覆す事態になったことは、何かの試練なのかも知れません。「TOYAMATOよ、お前は本当に常識にとらわれずに柔軟にダイナミックに価値創造できるのか?」との問いに当社は正面から向き合っていきます。
今後の展望  不透明な未来であっても、確実に未来はやってきます。新しい未来で淘汰されてしまうのか、牽引する存在になれるのか。後者になるために不可欠なのは「ヒト」です。 当社は、これからも多様な価値観や才能を持った人たちを引き寄せる強力な磁場を目指し、事業を展開します。スポーツの世界も今、新たな形を模索しています。TOYAMA WHITE SHRIMPSでは富山のスポーツを愛するすべての人がメンバーです。 熱い声援、よろしくお願いします!

(掲載日:令和3年4月30日)

株式会社TOYAMATO(富山県富山市安住町2-14)
076-471-5030 株式会社TOYAMATO        

株式会社能作 【富山県高岡市】

ネット酒販免許を取得 錫100%製の酒器と富山の地酒のセットをオンライン販売開始


富山の地酒を
美しい錫100%の酒器で
         
お酒と酒器のギフトセット
家飲みを華やかに

●事業概要  大正5年(1916)、高岡の地に400年伝わる鋳造技術を用いて鋳物の製造を開始し、創業当時は仏具、茶道具、花器の製造が中心でしたが、時代変化に合わせて、 錫100%の製品開発など新しい発想に挑み、テーブルウェア、照明器具、医療機器と幅広い分野において、自社製品を提案し続けています。 また、2017年に産業観光の拠点として新社屋を設営し、工場見学や鋳物製作体験、地元食材を盛り込んだメニューを錫器で楽しめるカフェを運営し、"もの"をつくるだけでなく、"こと"と"こころ"を伝えています。
●コロナ禍における影響  新型コロナウィルスの影響で、日本国内の全直営店13店舗を全て休業せざるを得ない状況になり、店舗の売上は一時大幅にダウンしました。 また、年間約13万人の方にお越しいただいていた本社工場での工場見学や鋳物製作体験も受け入れを休止せざるを得ず、来場者数は昨年の半分になりました。 ●コロナ禍での取り組み  2021年4月に通信販売酒類小売業免許を取得し、錫100%製の酒器と富山の地酒を組み合わせたセットを販売開始しました。 コロナ禍で家飲み需要が高まる中、酒器とお酒をセットで販売することで、贈られた方はお酒を気軽に楽しむことができ、ギフトとしての魅力が高まります。 国内直営店の売上がコロナ禍で伸び悩む一方、オンラインショップの売上は伸びています。 オンラインショップの商品ラインアップを増やすこと、また、異業種とのコラボレーションを積極的に進めていくことで、お客様の幅広い要望にお応えしていきます。 加えて、「富山の魅力ある産品を全国へ発信したい」という想いから、今回のプロジェクトに至りました。
●今後の展望  他業種とコラボレーションすることで、お互いの価値を高め合うことができると考えています。コロナウィルスの影響下で、横と横のつながりがより必要になると考えています。 飲食、ブライダル、医療など様々な分野で、今までもコラボレーションは行っておりますが、今後は更に、視野を広げていきたいです。

(掲載日:令和3年6月16日)

株式会社能作(富山県高岡市オフィスパーク8-1)
0766-63-5080 株式会社能作        

kurimaro collection 【三重県桑名市】

コロナ禍にイベント出店販売から店舗販売強化へと移行!!想いを共鳴するコラボで販路拡大も~いきものの魅力を350種以上のクッキーで表現するお店です~


目指した世界観
いきものクッキー王国
         
クッキーを通して
いきものについて考えるきっかけに

事業概要  これまで全国のイベント出店販売をメイン(売上の約7割)にいきものクッキーを展開してきましたが、コロナ禍によりイベント自体が軒並み中止。売り先を失いました。これを機に幼少期の頃から大好きないきものに囲まれた場の実現、 販売コンセプトの見直しを実施。ビジネスモデルを店舗販売強化に切り替えを図るため、かねてから目標にしていた「いきものクッキー王国」をイメージした新店舗の準備を遂行。2021年4月に、自身が目指した世界観“いきものクッキー専門店”をオープンしました。 事業コンセプトに共鳴できるところを販路先とすることで、新商品や販路の開拓につながっています。実際に2020年夏から始まった伊勢シーパラとのコラボプロジェクトでは、 専門家(飼育員・獣医)から生態や習性等のアドバイスを受けながらクッキーを完成させました。大切にしている価値観のもと、苦境に立つ中でも強みを活かし合える関係性を築けたことで、「いきものの魅力を伝える」取組みが加速しました。
コロナ禍における影響  コロナ前まではイベント販売がメインであったため打撃を受けましたが、結果的に新店舗オープンさせる引き金にもなりました。店頭に来ていただくお客さんとのコミュニケーションを通して、製作意欲や表現力は高まっています。クッキーはすべて型からひとつずつ手作りです。 コンセプト(販路先)は慎重に考えています。アフターコロナで需要の回復が見られた場合でも、これまでどおり多品種かつオリジナルのクッキーを生産し続けるために、単に販路先を増やすのでなく、双方活かしあえる関係構築を目指しています。
今後の展望  クッキーを通して、いきものの存在や魅力、取り巻く環境問題に関心を持つきっかけとなれば嬉しいです。例えば、微生物の研究者とコラボした微生物クッキーでは、 環境やエネルギー問題を考える機会の創出を狙いました。今後もいきものを愛する人たちの気持ちに寄り添い、メッセージ性のあるクッキーをツールにその先の世界を拡げる工夫を施し続けて参ります。

(掲載日:令和3年11月5日)

kurimaro collection(三重県桑名市北鍋屋町84-1)
059-441-5837 kurimaro collection        


このページに関するお問い合わせ先

中部経済産業局 産業部 流通・サービス産業課
住所:〒460‐8510 愛知県名古屋市中区三の丸二丁目五番二号
電話番号:052-951-0597
FAX番号:052-961-9885

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