『Meet up Chubu 』vol.33
  次世代空モビリティ&電動航空機 powered by DBJ

 『Meet up Chubu』は、中部地域発の産学連携プロジェクトが次々と生まれることを目指し、共同研究、 新事業展開に向けた協業先を探索するイベント参加型のプラットフォームです。このプラットフォームで 生まれた連携プロジェクトは、産学官からなる各種支援により社会実装を加速することを目指しています。
 登壇者や追加テーマの募集は特設サイトにおいて随時行っています。
◇登壇や追加テーマ希望の方は『Meet up Chubu』特設サイトからお願いします。 こちらから



<開催概要>

◇日時:2024年2月8日(木)15:30~17:30
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇現地会場: ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)
 オンライン:Microsoft Teams
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会
◇共催:宇宙航空研究開発機構(JAXA)



<プログラム>


モデレーター:株式会社日本政策投資銀行 産業調査部 調査役 岩本 学 氏




●第1部
「ビームフォーミング技術を応用したGPS干渉信号抑制による航法システムの高信頼性化」
  中部大学 理工学部 宇宙航空学科 教授 海老沼 拓史 氏

 航空機や船舶などの大型輸送機から、増え続けるドローン、さらには自動運転など、多くの移動体の航法システムがGPSに代表される衛星航法システムに依存しています。 一方で、ジャミングやスプーフィングなど、GPS信号そのものへの意図的な電波干渉問題が表面化しつつあります。 本研究では、GPS干渉信号を効果的に抑制し、かつ移動体にも適用可能なビームフォーミング技術により、航法システムの高信頼性化を実現いたします。
 高周波・デジタル信号処理技術、無線装置の設計開発を行う企業、高いセキュリティの位置情報を必要とするサービスプロバイダとの連携を希望します。



 ご講演資料はこちら (1,018KB)




「重希土類フリー高磁力・高耐熱サマリウムコバルト磁石を用いた電動航空機向け高出力密度モータ」
  株式会社東芝 研究開発センター 上席研究員 萩原 将也 氏

 東芝は140℃以上の高温度域でも高い磁力を維持する、重希土類フリーで高耐熱なサマリウムコバルト磁石(開発磁石)を開発しています。 今回、JAXA航空イノベーションチャレンジ2020にて、電動航空機向けモータをターゲットに、開発磁石の高い耐熱性をいかした空冷モータの高出力密度化を検討しました。 発表では、開発磁石の特長やモータの熱解析結果、開発磁石適用による高出力密度化の可能性について紹介いたします。
 電動航空機メーカー、軽量材料メーカー、軽量材料を研究する研究室、耐熱樹脂メーカーとの連携を希望します。



 資料非公開




「未来のものを軽くするミニマル化ソリューションの実現に向けて」
  株式会社羽生田鉄工所 専務取締役 羽生田 大陸 氏

 私たちは、製品あたりの炭素繊維消費量を減らし、プロダクトを軽く、生産・運用コスト・環境負荷の最小化を実現するトポロジー最適化CFRPの産業実装を進めて参りましたが、 このような新しい技術、材料には高い実用化ハードルが伴い、開発して以降、使われず、投資も募りにくい課題があります。 今回は、技術成果に加え、この広く共通する課題解決を目指すサービスコンセプトをお話し、実現のための研究開発・ものづくりパートナーを募集します。
 ものづくりの品質保証に知見の深い企業・研究室、新技術を適用するプロダクト開発のパートナーとなるメーカー、データ駆動型設計を研究する研究室との連携を希望します。



 ご講演資料はこちら (3,004KB)




●第2部
「JAXA航空イノベーションチャレンジ2024について」
  宇宙航空研究開発機構(JAXA) 航空技術部門 事業推進部 主査 岡林 輝 氏

 JAXA航空技術部門では、我が国の航空産業・航空技術の競争力を強化するために、企業や大学等から新しい技術やアイデアを募集し JAXAと共にイノベーションをもたらすための公募事業「JAXA航空イノベーションチャレンジ」を実施しています。 本発表では、本事業のFY2024実施テーマの募集について、募集内容や支援内容、過去の採択例を紹介します。
 航空産業、航空技術の発展にチャレンジしたい企業や大学などを募集します。



 「JAXA航空イノベーションチャレンジ2024」概要チラシはこちら (837KB)


 「JAXA航空イノベーションチャレンジ2024」公式サイトへのURLはこちら




「次世代空モビリティの社会受容性向上に資する研究のご紹介」
  宇宙航空研究開発機構(JAXA) 航空技術部門 航空機ライフサイクルイノベーションハブ エアモビリティデジタル設計技術チーム長 保江 かな子 氏

 近年、世界各国で次世代エアモビリティの熾烈な開発競争が繰り広げられており、国内でも複数企業が開発を進めています。 しかし解決すべき技術課題は多岐に渡るため、将来機を見据えた研究開発の実施や技術の社会実装が期待されます。 JAXAでは次世代エアモビリティの社会受容性向上や実用化に資する技術の研究開発を行なっており、本報告では、 社会受容性向上や実用化に必要な技術を述べると共に、研究活動の概要や今後の展望を紹介いたします。


 ご講演資料はこちら (5,526KB)




●第3部
「中部次世代空モビリティ社会実装準備ネットワーク」の取組紹介
  中部経済産業局 航空宇宙・次世代産業課



登壇者と繋がりたい方はこちら