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中部Jクレ コラム

最終更新日:平成30年7月31日

中部地域のJ‐クレジット制度に関連した話題をコラム形式でお送りします。是非ご一読ください!

※不定期更新

最新の中部Jクレ コラム

[第22回]地域活性化に貢献するカーボン・オフセット

  J-クレジットには CO2の削減プロジェクトを実施する“創る人”と、そのクレジットを活用する“使う人” の2つの立場があります。 現在のクレジットの流通は相対取引や入札が中心になっていますが、最も規模が大きいのが入札でのクレジット販売です(入札で販売されるクレジット量は年間100万-tCO2程度)。

 平成29年度に無効化(使用)されたクレジット約100万t-CO2のうち、約90%が温対法の報告で使用されています。多くは電気事業者が公表する排出係数の調整に使用されていますが、自社の事業活動からの排出量の埋め合わせや、再生可能エネルギーのプロジェクト由来のクレジットの需要が高まるなど、クレジットの購入が活発になってきています。※1

 特に、平成28年度から電気事業者がクレジットを購入するようになり、比較的に安価な削減系(省エネ系)のクレジットの需要が一気に増加しました。クレジットの購入が活発となることで、クレジットを創る人にとってはクレジットが売りやすくなるなど、プロジェクトの登録に対するインセンティブが分かりやすくなりました。創る人が増えることで、使う人もたくさんのプロジェクトから選べるようになるなど、良い面もたくさんでてきました。

  一方で、電力事業者の排出係数で使用するクレジットは、地域性等は特に考慮しないケースがほとんどのため、どの地域のどんなプロジェクトでといったことまではあまり関係ありません。クレジット制度の意義として、低炭素社会実行計画や温対法での使用ももちろんですが、ボランタリーなオフセットに活用されるというのも重要な要素です。

 特に、地域で生まれたクレジットを地域の事業者が活用することで、地産地消のカーボン・オフセットとなり、地域の自然エネルギーで発電した電力を地域の住民が購入する地域電力のように、環境価値が地域内で循環し地域活性化に貢献します。

 例えば、市町村が登録しているプログラム型の太陽光発電のプロジェクトは、市民一人一人の太陽光をとりまとめることで、市が代表してクレジットを創っています。ここで生まれたクレジットを販売した資金は、次の太陽光発電を導入したい人への補助金となったり、環境保全活動に使われたりします。こうしたプロジェクトを応援することで、地域や地域の中小企業を応援することになり、地域経済の活性化になります。

  その一つの事例として、昨年の産学連携オフセットでもご紹介した“やわらかドライりんご”が挙げられます。この商品は岐阜でとれたりんご(特に生鮮出荷できないもったいない素材)を原料として使い、長野でドライフルーツに加工し、コープ岐阜等の流通を通して東海3県に出荷しています。プロモーションでは愛知の高校生たちと一緒に取り組みました。 (その際のプロモーション動画はこちら http://shigen-saisei.net/2018/0405-200850.html )

 この商品が製造する際に排出されるCO2を実際に計算し、そのうちの一部をオフセットしています。商品1つあたり1円をクレジットの購入に充て、オフセットには、中部産CO2クレジット(中部地域で生まれた削減系クレジット)と岐阜の森林保全で生まれたクレジットを使っています。

 消費者はこうした地域で製造・販売した商品を購入することで、地産地消になるのはもちろん、地域の温暖化対策プロジェクトも応援できます。商品を購入した代金はそうした地域の生産者や企業に回り、地域経済の活性化につながります。

 皆さんも気軽に取り組める地域貢献のひとつの手段として、カーボン・オフセットを実施してみてはいかがでしょうか?そのための第一歩として、Jクレジット制度やオフセットについてより詳しく知ることが大事です。

 平成30年9月14日(名古屋市)及び平成30年10月5日(金沢市)にてJ‐クレジット制度説明会を開催しますので、ぜひご参加ください。

 ※1 排出係数とは電力を1kWh作る際に発生した温室効果ガス排出量。
    実際の排出量にクレジット等(認証された削減量)を加味したものが調整後排出係数。
    詳しくは第19回のコラムを参照ください。


【ソフト支援事業実施機関】
株式会社ウェイストボックス
Tel:052-265-5902 Fax:052-265-5903
E-mail: info@wastebox.net

中部Jクレ コラム バックナンバー

[第1回]地球のために1トン数千円から(PDF形式:238KB)※誤記修正しました(平成28年7月4日)
[第2回]削減したCO2を売るには? ;J-クレジット制度活用のポイントあれこれ(PDF形式:397KB)
[第3回]クレジット購入企業の社長に聞く ;株式会社アユセン(PDF形式:261KB)
[第4回]教えて!CO2クレジットの売買(PDF形式:367KB)
[第5回]北陸の温泉旅館におけるヒートポンプ導入によるCO2削減事例;株式会社ふくみつ華山温泉(PDF形式:394KB)
[第6回]カーボン・オフセットを活用した商品開発 (PDF形式:388KB)
[第7回]平成28年度 J-クレジット制度の動向(PDF形式:381KB)
[第8回]省エネにつながる設備投資をしたのですが、J-クレジット化できますか?(PDF形式:228KB)
[第9回]Jクレジット制度×学生のコラボレーション(PDF形式:377KB)
[第10回]J-クレジット制度説明会でのQ&Aのご紹介(PDF形式:383KB)
[第11回]カーボン・オフセットを活用して地球温暖化対策の意識啓発を;自治体の取り組み(PDF形式:246KB)
[第12回]Jクレジット活用事例-愛知県主催「Let’s エコアクション in AICHI」-(PDF形式:222KB)
[第13回]J-クレジット活用事例-(社)愛知県トラック協会「みんなで学ぼう!トラックと交通安全・環境フェア」-(PDF形式:416KB)
[第14回]海外を含むJ-クレジットの動向(PDF形式:228KB)
[第15回]自社商品のCO2 排出量を計算してみる(PDF形式:280KB)
[第16回]カーボン・オフセット 検討の切り口(PDF形式:241KB)
[第17回]平成29年度 J-クレジット制度の動向(PDF形式:199KB)
[第18回]CDP 質問書とは?(PDF形式:200KB)
[第19回]電力へのJ-クレジット活用;温対法係数調整への利用について (PDF形式:222KB)
[第20回]非化石証書とは?新しい環境価値の登場! (PDF形式:232KB)
[第21回]産学連携によるオフセット商品開発 (PDF形式:215KB)

このページに関するお問合せ先

中部経済産業局 資源エネルギー環境部 エネルギー対策課
住所:〒460‐8510 愛知県名古屋市中区三の丸二丁目五番二号
電話番号:052‐951‐2775
FAX番号:052‐951‐2568
メールアドレス:chb-enetai@meti.go.jp

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