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プロジェクトの基本情報

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2019年3月18日更新

従来の空気静圧技術と比較して機械剛性が高く、高精度・高品位な加工が可能となる。さらに、これまで使用されてきた油を削減することが可能となり、より安心安全でクリーンな加工環境が可能となる。

株式会社 ナガセインテグレックス

プロジェクト名 クリーンルーム環境対応の水静圧軸制御オイルレス加工マシンと防錆・循環水系システムの開発
対象となる川下分野 産業機械
川下企業におけるニーズの対応 環境配慮(不純物の除去や無害化、廃棄物削減、 CO2削減など)
低コスト化(ランニングコスト低減、ロス削減、 省力化など)
上記ニーズに対する具体的な数値 オイルレス化で油の使用が0になる。
廃棄物としては水のみとなり、0となる。
事業実施年度 平成26年度~平成28年度
事業化状況 事業化済み(すでに販売実績あり)
対象としている素材 対象市場は主に半導体市場となり、素材はSiCやGaNなどが挙げられる。また、素材加工としてはスチール系、アルミ系など多種に渡る。

プロジェクトの詳細

プロジェクトに至った背景・経緯
株式会社ナガセインテグレックス製の研削盤は油静圧軸受け機構を採用しており、高い加工精度を実現する一方で、半導体製造ライン(クリーンルーム)の導入が実現できなかった。そこでクリーンルーム環境に対応した高能率・高精度な加工が可能な軸受け機構・システムを構築する必要があった。
軸受け機構としては、①すべり案内、②転がり案内、③空気静圧案内があるが、油静圧案内と同等の能率や剛性といった特性を有する者が現状ない状態である。
そこで、油に代わるクリーンな媒体(水)を使用して、油静圧案内と同等の高精度・高能率加工を実現するシステムの開発を目指した。
研究開発のポイント
ものづくり現場では安心安全な生産実現と「持続可能な開発」のため、揮発性有機化合物(VOC)排出規制対応や油剤使用・廃棄物の削減といった社会的責務に加え、超精密・高品質な加工と製造環境の衛生化が強く望まれている。本研究開発では、油静圧に代替する水性静圧流体軸制御のオイルレス加工機とその循環・防錆に適す調整水の製法・浄化システムを開発し、高精度・高能率で油剤削減両立の環境に配慮した生産活動に貢献する。
研究開発の具体的な成果
研削盤本体に採用する防錆に適した水溶液(水)の検証を行い、安全性と機能性を確認する事が出来た。先行してスピンドルユニットとしてのシステム構築を確立、早期事業化の目処を付ける事が出来た。また、特殊生成方式装置(アルカリイオン水)でのアルカリ性水溶液を参考利用等して安全性の改善・コンタミネーション防止検討などを引き続き行い、アルカリ性調整水溶液の研削盤本体への採用も視野に入れた研究を引き続き行って行く。合わせて電気防錆法を設計的観点で検討を進め、実用化を目指す。
利用イメージ、今後の活用が見込める分野・製品等
半導体市場が挙げられる。クリーンルームを使用するような環境下においては、クリーンな水を使用して加工を行うことにより、その後の工程においてコスト低減が考えられる。
医療分野においても、油を使用することがなくなればこの技術を生かしたユニットが活用できると考えられる。

事業化への取り組み

事業化状況、規模 派生技術の脈動レスピストンポンプがすでに2台販売されている。
振動がギアポンプに比べて少なくなることからおおむね好評をいただいている。
現在は2台であるが、技術的な完成度が高まれば事業化規模は全社的に広がり、従来のギアポンプに置き換わる可能性がある。
事業化による効果 脈動のないピストンポンプの導入でこれまでのギアポンプの起動に比べて、基本的にはエアーを使用するため電力使用については削減されている。
知財・広報活動 特許出願を行ったが受理されなかった。
詳細な内容を確認し、今後の開発に活用する予定。
今後の見通し 既に納入したエンドユーザに対しては、製品に対する評価をヒアリングしている。改善の余地があるため今後も完成度を高めていく予定である。従来のギアポンプよりも省電力であるため、省エネ、低コスト化、さらに油を使用しないクリーンをキーワードにして販売促進活動を行っていく。
当初の目標を踏まえた
上での達成度や
新たな課題
開発技術の水静圧軸制御については高回転型のスピンドル開発が遅れている。熱膨張によるスピンドル自体の材質の問題や、純水の発砲現象に対して目途が立っていない。早急に開発を進める予定である。
川下産業からの引き合い状況
(件数等、内容)
現状水静圧軸制御に関しては開発途中のため引き合いなどは発生してない。脈動レスピストンポンプに関しては、販売促進活動を行っているが、具体的な引き合いまでは至っていない。

研究開発の体制

事業管理機関 公益財団法人岐阜県産業経済振興センター
法認定事業者 株式会社ナガセインテグレックス
研究実施機関 株式会社ナガセインテグレックス
国立大学法人岐阜大学
国立大学法人岩手大学

PRコメント

本開発事業は、未だどの企業も事業化をしておらず、株式会社ナガセインテグレックスのコア技術になると確信しており、これまで行ってきた開発型企業としての企業理念と合致しています。
水静圧軸制御技術により、従来の加工精度を担保しつつ、油を使用しないクリーンな環境で加工を行っていただけます。安心安全、省エネ、クリーンを求められる川下ユーザに対しては絶大な効果が期待されます。

企業情報

社名 株式会社 ナガセインテグレックス
(法人番号:8200001019417)
所在地 〒501-2697 岐阜県関市武芸川町跡部1333-1
電話番号 0575-46-2323
社員数 138名 (男性  121名、女性  17名)
資本金 50,000千円
業種 生産用機械器具製造業
事業内容 各種の超精密研削盤、微細加工機、レンズ、タービンブレード、歯車等の加工機、超精密測定システム等の開発製造
URL http://www.nagase-i.jp
保有する生産設備と
スペック
大型五面加工機、マシニングセンタ、各種旋盤、研削盤等
生産拠点エリア 国内 所在地:岐阜県関市武芸川町跡部1333-1
海外生産対応 可 対応可能エリア:要相談
主要な取引先 自動車メーカ、電機部品メーカ、等
本プロジェクトに
関する問い合わせ先
部署名
技術部 先進技術推進室

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