中部地域で活躍中のスタートアップ企業の取組を掲載しています。
スタートアップ企業・スタートアップを目指す起業家への、
地域における支援や中部地域で起業する魅力についてご紹介します。
  株式会社 Sonoligo
文化の発展を支え、文化を通じて人々の暮らしに豊かさをもたらすプラットフォームを提供する

御社の事業概要を教えてください。


 音楽・スポーツ・アートなどの文化イベントに月額料金だけで気軽に参加できるプラットフォーム「Sonoligo」を提供しています。
 ユーザーは選択した料金プランに応じて、スマホから自由にイベントを予約することができ、当日は画面を提示するだけで入場ができます。Sonoligoには文化イベントが多数登録されており、イベント当日の開始1時間前でも予約が可能で、好きなイベントはもちろんのこと、これまで興味はあっても行ったことのなかったイベントにも気軽にお得に参加できます。

起業のきっかけを教えてください。

 大学生の時から就活して企業に就職するのではなく、自分で何か事業をやりたいという思いを持っていました。名古屋大学では情報学を学んでいましたが、中学時代から続けているサックスにも力を注ぎ、音大生の中に一人混じって音楽コンクールに出場を重ねるなど音楽と学業の両立を図っていました。
 自分の好きな音楽に関することと、専攻分野に関連するソフトウェアを組み合わせた事業で起業したいと考え、プログラミングを学ぶとともに、常に起業のアイデアを何十個もストックしていました。
 2017年9月からは1年間ドイツに留学をしました。留学先の大学の近くではミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地「ガスタイク」でよくクラシックコンサートが開かれていました。 会場のキャパは2500人ほどですが、毎回満席でにぎわっていることに衝撃を覚え、日本でも文化的なイベントにもっと人が集まるといいなと考え、目指したいビジョンのアイデアを得て、帰国後の2018年9月に起業しました。

中部地域の魅力は何ですか。

 中部地域には、黒字経営の優良企業や世界的に有名な企業が多数存在し、当社の事業をセールスできる場所や機会が身近に多くあることは非常に魅力的です。
 また、当社は名古屋大学発ベンチャーの称号をいただいており、中部地域で営業をする際に名古屋大学のブランド力や信用力に助けられることがあります。さらにこの地域は東京に比べると人材を獲得しやすく、優秀な人材を確保できる可能性も高いです。 今後は東京や他地域への営業を展開予定ですが、名古屋は日本の真ん中に位置しておりどこに行くにも動きやすいという地理的利点もあるので、メイン拠点は常に名古屋に置いておきたいと考えています。

今後の取組について教えてください。


 これまでTongaliのビジネスプランコンテストで最優秀賞を獲得したり、最近ではCNBベンチャー大賞2019で最優秀賞をいただきました。 自社の事業をPRできる表彰イベントやピッチイベントは一度出ると多くの方と知り合うことができ、新たなビジネス展開やユーザーを増やす機会にもなるため今後も機会があれば積極的に参加しようと思っています。
 また、現在は愛知県の文化イベントのみを扱っていますが、来年は東京で営業活動を行い、東京開催のイベントも展開し、2年後には日本の主要都市、3年後には国外に進出することで、更なるコンテンツの拡充とユーザーの増加を図っていきます。
 トヨタ自動車がハードウェアとしての自動車を世界中に展開し、人々の暮らしを豊かにしたように、当社はソフトウェアであるSonoligoを世界中に広げ、文化で人々の暮らしを豊かにし、世界中で愛されて利用されるプラットフォームとしていきたいです。
取材日:2019年11月25日
企業名
株式会社Sonoligo (Sonoligo Inc..)
法人番号
5180301031886
設立
2018年9月
所在地
(本社)〒448-0011 愛知県刈谷市築地町一丁目26番2号
(名古屋事務局)〒450-6627 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番3号 JRゲートタワー27F 2702
事業内容
1) 文化人向けプラットフォームの運営
2) 定額制サービスの提供
代表者
代表取締役社長 遠山 寛治
従業員数
4名(2019年11月時点)
HP
株式会社Sonoligo (Sonoligo Inc..)ホームページ