PRODUCT逸品

株式会社飯田樹脂(愛知県岡崎市)

お名前かくれんぼ(見せない名札)お名前かくれんぼ(見せない名札)

商品の特徴

子ども達が安全に暮らせる社会の一助になりたい

小学生の誘拐事件で、不審者が名札を見て子ども達に声がけをして近づいたというニュースを見て、こういうものがあったら安心だねという思いから今回の商品開発に至りました。離れていると見えづらく、近づくと名前が見える名札です。子育て中の女性が多く活躍するモノづくり企業として、子どもたちが安全に暮らせる社会の一助になりたいという思いを込めました。
サイズ
7cm×7cm
6種類(ピンク、青、黄色、白、緑)
花、ロケット、恐竜、リボン、王冠、動物、ピアノ、柔道着など
価格
1枚 540円(税込み)~ 
PROFILE企業プロフィール

株式会社飯田樹脂

企業名 株式会社飯田樹脂
代表者 代表取締役 飯田幹雄
所在地 愛知県岡崎市矢作町加護畑28番地
創業年 1988年(昭和63年)
資本金 500万円
事業内容 1.プラスチック加工
2.各種銘板彫刻
3.各種看板制作
4.メモリアル商品製作他
電話番号 0564-32-1747
ホームページ http://www.iidajushi.co.jp/
販売サイト http://iidajushi.boo-log.com/e385697.html

子育て中の女性が多く活躍するものづくり企業。女性ならでは視点・アイデアで商品開発に取り組む。

1988年創業。マシニング・フライス・旋盤を用いた樹脂切削加工技術をベースにした自動車部品製造機械の部品や部品を運搬するパレット等を製造。NC加工や樹脂の接着、曲げ、溶接など、機械加工だけでは不可能な細かい部品の滑らかな仕上げを、同社の手加工技術で可能にしている。 また、約15年前から女性の感性と樹脂加工技術を活かしたオリジナルウェルカムボードやメモリアルボードなどの製品の製造・販売に取り組んでいる。2015年11月に、メモリアル商品の製造・販売会社として同社内に株式会社R.f.resin(アール・エフ・リザイン)を設立。 2016年3月には、ママ従業員の子育て経験を基にした、写真がはめ込める「メモリアル身長計」を発売。11月には、素材の特性や凹凸を利用し、離れた場所からは文字が見えづらく、近づくと名前がわかるように工夫した名札「お名前かくれんぼ」を発売し、ネットでも話題となっている。

工場の様子
工場の様子
工場の様子
工場の様子
メモリアルボード
メモリアルボード
フォトフレーム
フォトフレーム
INTERVIEW創り人にきいてみよう

今月の創り人

クリエイター

MAI YAMAKAWA山川 麻依さん

自社商品の開発に取り組んだきっかけは。

きっかけは、15年ほど前に取引先の営業の方から、結婚式で使用するウェルカムボードを作ってくれないかという個人的な依頼を受けたことから始まりました。最初は既存の樹脂版を削るだけでしたが、要望を聞きながらデザインも考えるようになり、自社商品を企画・製作するようになりました。

商品開発はどのように行っていますか。

女性社員が多いこともあり、休憩時の雑談から、特にママ目線で、こんなものはどうだろうか、こういうものが欲しいなあというアイデアが生まれます。それを実際に試作し、出来上がったものを見て社内で議論し、改善を加え、商品化するというやり方です。女性社員の多くが製造現場に関わる仕事をしており、自ら機械を操作します。企画する人と製造する人が同じであるため、思いついたことをすぐに試作品として形にできることが私たちの強みとなっています。

なぜ「お名前かくれんぼ」を作ろうと思ったのでしょうか。

誘拐された女子中学生が2年ぶりに保護されるという事件があった時に、商品開発のアドバイスを受けていた「岡崎ビジネスサポートセンター(Oka-Biz)」から、子どもの防犯にニーズがあるのではないかという助言を受けました。 子育てをしながら働く従業員も多く、子供を持つ親として、「不安だね、何かできないかな」という思いから開発に取り組みました。 そのニュースで、不審者が子どもの名札を見て呼びかけることで、子ども達が自分のことを知っている人だと思ってしまい誘拐事件に発展するケースが増えていることを知りました。 そこで「不審者から一人でも多くの子どもを守りたい」という思いから、離れていると名前が見えない、名前を見せない名札が生まれました。


貴社の技術的な強みがどう製品に活かされたのでしょう。

当社では自動車部品製造機械の部品の他に、キーホルダーのプレートなども作っていたので、素材の特性をよく理解しています。多くの素材の中から、光の反射で、遠くからそして斜めからは見えにくいという素材を選んで商品化しました。

営業活動はどうしているのでしょう。

インターネット通販と自社のブログからの注文受付の2つで販売しています。これまでは受注委託業務が中心で、商品を売るという経験がないうえに、「飯田樹脂」では製品のイメージが伝わらないということで、「R.f.resin(アール・エフ・リザイン)」という名前の会社を立ち上げました。 季節ごとのメモリアル商品など、読者の女性が「贈り物を何にしよう」と思う時に参考としてもらえる情報など、同じ女性だからこそ分かる日常の話題をブログで発信するようにして、閲覧数も増えてきました。 「お名前かくれんぼ」もメディアにも取り上げられた時には、東京から注文があるなど大きな反響がありました。ただ、その影響は一時的で、長続きしないことが悩みであります。


赤ちゃん誕生記念キーホルダー(足型)

本業への影響はありましたか。

岡崎市のものづくりフェアに出展した時に、自社商品であるメモリアル商品は目立つことから、足を止める人が多く、そこから本業の加工技術・製品を知ってもらって、本業の仕事につながったことがありました。 企画から製造までできることを知ってもらって、飯田樹脂なら任せられると思ってもらえた効果は大きかったと思います。

この先の目標

「R.f.resin(アール・エフ・リザイン)」の事業を軌道に乗せて、事業の柱の一つに育てることが目標です。そのためには、販路開拓が課題です。

INTERVIEWボスにきいてみよう

女性社員が中心となって活躍されていますね。

女性が増えてきたのは、リーマンショック後に受注が減った際に、バリ取りをはじめとする細かい作業を女性にお願いしたことがきっかけです。女性は、細やかな作業を長時間、確実にこなします。その他の業務もお願いしたところ、細かな傷や異常にも気付き、とても丁寧に作業を行ってもらえました。 現在では、従業員の6割以上が女性を占め、多くの女性が事務から現場での機械を使った加工など、いくつもの作業をこなしています。各自に責任を持たせていることもやりがいにつながっているようです。 子育てしながら働いている女性も多くいますし、一旦子育てで退職したものの、会社に戻ってきたケースもあります。女性が多い職場であるがゆえに、お互いにフォローし、働きやすい環境作りができているようです。

今後の展開は。

新商品の展開をあせらず続けていきたいと思っています。そのためには、女性の視点を取り入れた柔軟な展開が必要だと思っています。女性社員の働き方を今後もサポートして、女性が働きやすく意見が出しやすい職場にすることが、商品開発に活かされていくと思っています。

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