PRODUCT逸品

株式会社鳥越樹脂工業(愛知県一宮市)

Hadamoist (ボディータオル)Hadamoist (ハダモイスト)

商品の特徴

乾燥肌やデリケート肌のための肌にやさしいボディタオル

転がして洗う新感覚のボディタオルです。タオル部が回転することで、 力加減が均一になり、手洗い以上、ボディタオル未満の適度な力加減で乾燥から肌を守り、はりと潤いをキープします。
サイズ
W120mm×D120mm×H230mm
重量
120g
価格
1,620円(税込)
PROFILE企業プロフィール

桑原鋳工株式会社

企業名 株式会社鳥越樹脂工業
代表者 代表取締役 鳥越 豊
所在地 愛知県一宮市平島二丁目6番20号
創業 1984年 (昭和59年)
資本金 1,500万円
事業内容 自動車・工業用樹脂部品、健康・美容機器の設計製造
電話番号 0586-77-9191
ホームページ http://www.torigoejyushi.co.jp/

自動車産業で培った技術を、航空機、健康美容分野等複数の領域で活用することで、自動車産業以外にも軸足をおいた多角的な取引形態へ転換

自動車部品の試作を得意とし、主に自動車関連製品の提案・製造を行ってきた。しかし、一業種に集中した受注体制に危機感を持ち、下請けからの脱却、付加価値の向上を目的に、新分野への展開に積極的に取り組む。樹脂製品であればどんなものでも製品化できる技術力を活かし、設計・デザインから組立・納品までを一貫生産することで受注を拡大。特に、少量多品種の生産体制は当社の得意とするところであり、少量多品種の自動車オプションパーツの生産をする他、航空機の内装品、電子部品の実装なども手がける。また、自動車産業とは異なる健康美容製品分野へも進出し、自社ブランド製品を開発・製造から販売を行っている 。

工場の様子
工場の様子
工場の様子
工場の様子
INTERVIEW創り人にきいてみよう

今月の創り人

開発グループ

KENJI HONDA本多 賢二さん

第2営業グループリーダー

KAZUHIRO KODAMA児玉 一浩 さん

第2営業グループ

MIKAGE MORI森 美景さん

今回発売した「Hadamoist(ハダモイスト)」について教えてください。

日々時間に追われ忙しいママをメインターゲットに、入浴時だけでもリラックスしてもらいたいという想いをこめて創りました。事前に行った消費者へのアンケート結果から、肌の乾燥に気を遣う人が多いことがわかりましたので、肌に優しく刺激も少ないという点にこだわりました。ネットで泡立てたキメ細かい泡が汚れを吸着し、ネットが回転することで肌との摩擦を最小限に押さえ、肌本来の潤いを保ちつつ体を洗うという発想です。営業がバイヤーを回り反応を確かめながら、素材にもこだわり、半年以上かけて開発を進めました。バイヤーからはネットが回転するという発想が他にはなく面白いと評価されています。本体は立てておけるので、簡単に乾かせますし、日常生活でも使いやすいと思います。

商品開発はどのように行っていますか。

自社商品専属の開発部門はなく、冬のギフトショーにおいて新商品を発表することを目標に、毎年新商品を企画しています。今回は、営業と開発の担当者が一緒になって複数のチームを作り、それぞれのチームの発想で色々な商品 を企画提案。結果「Hadamoist」が採用となりました。
開発にあたっては、どのように体を洗うか等、お風呂における行動に係る消費者アンケートの実施や、営業がバイヤーを回り反応を確かめながら進めました。またネットの素材についても複数社のものを試してみるなど、こだわりました。

自社の強みがどう商品開発に活かされているのでしょう。

我が社の製品は、特別な技術が前提となっているものではありません。樹脂製品のデザイン・設計から試作、量産まで一貫して、短期間で、あらゆる市場のニーズをカタチに変えることができることが強みです。商品開発にあたっても、まずは商品の企画・アイデアをすぐに試作品として形にします。それを持参して展示会に出展し、会場においてバイヤー等からより好評を得たもの、商談に繋がったものを商品化しています。そうすることで、自社の設計力や既存の設備などを活用し、新たな投資を最小限に抑えた商品開発が可能となっています。

販路開拓はどのようにされていますか。

自社商品である洗顔泡立て器「フェイス・クレンジング・フォーマー」は、5年前に、商社からお風呂グッズとして何か考えてくれと言われて企画しました。結局、その商社で取り扱われることはなく、それならば自社製品として販売しようということになりました。そこで展示会に出展。「うちは下請けです」という看板を掲げ、社内のアイデアを試作品とし、量産品と同じようにカラーリングして展示しました。併せて、どのくらいの注文があれば量産が可能か明確にわかるような表示をしました。その時に持参した、6,7個の試作品のうちの1つであった当該製品に商社から注文が入り、結果120万個 を売り上げるヒット商品となりました。それ以降、毎年展示会には新しい商品を持って出展しています。

洗顔泡立て器「フェイス・クレンジング・フォーマー」
洗顔泡立て器
「フェイス・クレンジング・フォーマー」

次はどのような商品を作る予定ですか。

まだ企画はこれからとなりますが、「泡」といえば「鳥越樹脂工業」と思っていただけるようシリーズ化し、将来的にはブランド展開まで持っていきたいと考えています。

INTERVIEWボスにきいてみよう

新分野の展開に積極的に取り組んでおられますね。

以前は自動車業界にほぼ依存した形で、試作をメインに仕事をしていましたが、創業から10年目、自動車関連で95%の売上のある取引先の仕事が一気になくなるという危機に直面しました。何とか営業活動で取引先を増やし乗り切ったものの、1998年頃から始まる試作レスの流れで、CADが浸透し、仕事が減少。自動車オプションパーツの設計・製造をはじめ、樹脂製品をキーワードにさまざまな業界への挑戦を試みて、2度の危機を乗り切りました。そのことから1社依存、1業種依存から脱却し、常に新しいことに挑戦することを意識しています。

健康美容関連商品に取り組むきっかけはなんだったのでしょう。

20年以上前から、女性の社会進出が進む中で将来的に健康美容関連の市場が拡大すると予想し、健康美容分野をターゲット に、何かできないかと考えていました。偶然にも友人が通販関係の商品企画に携わっており、女性の習慣病である骨盤のゆがみに着目した商品開発の提案があり、自動車用に使っていた機械を使って骨盤クッションを試作しました。大学の監修も受けています。1999年に発売され、骨盤クッションの先駆けとなる商品として、累計50万個を出荷するヒット商品となりました。

自社商品を開発しての波及効果は。

下請企業が、最終製品の開発・製造に取り組むことは、企画から販売までの課程を通じて多くの人に関わることになります。この繋がりを本業や新しいビジネスにどう活かしていけるのかが重要だと思っています。また、自動車部品をやっている会社が、航空機関連や電気部品の実装、更には自社ブランド製品の開発・販売までやっているということは宣伝にもなりますし、取引先からも興味を持っていただいています。
新事業への展開は困難も多いですが、経営者自らが覚悟を持って一歩を踏み出すことが必要だと、常々考えています。

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