PRODUCT逸品

名古屋樹脂工業株式会社(愛知県名古屋市)

nj_style NJ STYLE:エヌジェイ・スタイル(インテリア雑貨)

商品の特徴

アクリル樹脂の風合いを生かしたインテリア雑貨を、リビング・オフィスに

 身近に置くものだからこそ、心の居心地がいい形と色が、心をクリエイティブにしてくれたら、との思いで、「プラスチックの女王」と称されるアクリル樹脂の風合いを生かした、上質なインテリア雑貨シリーズ「NJ STYLE」を自社商品として開発。
 プラスチック成形のプロだからこそ見いだせた、アクリルシートの硬さと柔らかさ、色の深み、そして平面と曲面の融合を、スタイリッシュに表現しています。

仕様
サイズ:W440mm×H330mm×D120mm(J RACKの場合)
素材:アクリル
※左から「N RACK」「P RACK」「J RACK」。それぞれ4色(ブラウン、イェロー、レッド、ブラック)展開。
価格
15,000円~(税抜価格)
ホームページ
NJ STYLE 特設サイト
PROFILE企業プロフィール

名古屋樹脂工業株式会社

企業名 名古屋樹脂工業株式会社
代表者 代表取締役社長 伊藤 誠一
所在地 名古屋市西区上堀越町1丁目50番地
設立年 1957年(昭和32年)
資本金 7,200万円
事業内容 プラスチック成形(シート成形、真空成形、圧空成形、熱プレス成形、フリーブロー成形等)
電話番号 0568-72-1528
ホームページ 名古屋樹脂工業株式会社
特設サイト NJ STYLE 特設サイト

名古屋樹脂工業株式会社(愛知県名古屋市)

 1957年創業。プラスチック製の店舗什器、内装材等の製造から産業機械等のプラスチック部品製造へも進出。プラスチックシートの大型熱成形(真空・圧空成形、熱プレス)を得意とし、少量多品種に対応。
 看板サイン事業では、コンビニ・自動車販売店のブランドサインなどを多く手掛ける。
 成形加工事業では、半導体製造装置部品等でオンリーワンの技術を誇るとともに、医療機器、自動車、鉄道、楽器、物流等の分野で、少量多品種生産に対応し様々な部品を供給している。
 プラスチック製品の中でも特にアクリル樹脂は「プラスチックの女王」と称される美しい素材。海外では高級インテリアやオブジェに使用されているが、日本では上質なプラスチック雑貨が出回っておらず、プラスチックに高級なイメージがないことに着目。 アクリル樹脂の特性である漆のような美しい光沢、その美しさを多くの人に表現したいという強い思いで、身近に置くことができるインテリア雑貨の自社開発に乗り出す。

INTERVIEW創り人にきいてみよう

今月の創り人

SEIICHI ITO
代表取締役社長 伊藤 誠一 さん

高級インテリア雑貨シリーズ「NJ STYLE」に取り組むきっかけは?

 日本では、プラスチックの雑貨は機能性が高くて安いものとして、実用性でいえば評価を受けていますが、当社の看板事業等で多く扱っている「プラスチックの女王」と称されるアクリル樹脂は、ガラスを上回る透明性や漆のような色の深みが出せる、 非常にポテンシャルの高い素材です。イタリアをはじめとする海外では、その特性を生かした高級インテリア雑貨が普及していますが、日本ではそういった製品を目に触れる機会もなく、非常に残念に思っていました。

 私は、趣味でプラスチックと異素材を掛け合わせたオブジェなどの創作活動を行っていて、個展や仲間とグループ展を開くことがあるのですが、そこに出展したアクリル樹脂を曲げて作った作品について、来場者の方から小物や書類立てとしても使えるので、 このような上質なものをインテリア雑貨としてリビングに置きたいという声をいただいたのです。
 かねてから、日本にプラスチック製品の高付加価値市場が育っていないことを憂えていましたので、自社でやってみようと思いました。


アクリルシートの曲げ加工による試作品

初の自社商品開発ということですが、どのように進めていますか。

 取り組み始めたのは2017年頃ですが、まずは、2019年7月に東京で開催のIFFT / Interior Lifestyle Livingという展示会で、目の肥えた来場者やバイヤーの反応を試すべく、それへの出展に照準を定めて開発を進めることにしました。

 2018年から今もですが、デザイン会社(株)コボ 代表の山村さんの力を借りて、デザインやブランディングを検討しています。「NJ STYLE」の「NJ」は社名の名古屋樹脂(Nagoya Jushi)の頭文字であり、看板商品のN RACKとJ RACKの商品の形状ともかけてのネーミングです。 2019年12月に一般発売に至りました。


株式会社コボ 代表取締役社長 山村真一氏

発売から1年ほど経ちましたが、課題に感じているのはどんな点でしょうか?

 初めてのBtoCの自社商品ということもあり、価格設定には頭を悩ませています。日本の大手百貨店のバイヤーからは商品そのものは評価をいただき、手応えを感じつつも、価格については厳しいコメントをいただいています。
 一般的にもそうですが、現在の製造方法はロットが少ないと原価が高くなりがちです。高いと売れにくく、売れないと原価も下がらないという悪循環を断ち切るために、売れやすい価格帯で作れる工法についても、再検討しています。


カバンをモチーフにしたJ RACK。オフィスにも馴染む。

BtoC商品に初めて取り組むのは大きな挑戦ではありませんでしたか。

 当社は、大口顧客からの大量生産に対応するというよりも、店舗の看板や産業機械の部品も、少量多品種の受注生産・オーダーメードの比率が多く、待っていれば定期的に仕事が来るという業態ではありません。 おそらく他社よりも多く営業の部署にスタッフを配置し、日々提案営業に奔走しています。
 また、Webコンサルタントと共に、自社サイトでの情報発信力を分析・強化し、 「ブランディング・サイン.com」 「真空成形・圧空成形.com」 などという特設サイトで自社の技術力を発信し新規顧客獲得につなげています。
 最終製品として提案・提供するという点では、新しい取り組みですが、本業でもいつも新規顧客や新しい分野への自社技術の活用を開拓しているので、新しい取り組みであって価格設定や販路など、まだまだな点もありますが、それほど大きな違いはないと思っています。


「ブランディング・サイン.com」

本業への影響はありましたか?

 「NJ STYLE」の販路開拓を通じて、今までに縁のなかった家具店、インテリアショップ、デザイナー、大手百貨店のバイヤー、卸事業者等とつながりができました。そういった方々から、家具の一部であったり、オブジェの試作・制作であったり、 当社のプラスチック成形技術や事業領域を知ってもらったことで、この部分はプラスチックでやってみよう、というようにいただく仕事も出てきました。これを機に、新たな領域でもプラスチック成形の技術力が発揮できるといいと思っています。


N RACK。縦、横、斜め、置き方はアイデア次第。

今後の展開についてはいかでしょうか。

 アクリル樹脂製品の高付加価値市場を創造するというのは、簡単なことではないと思っていますが、なんとか5年で結果を出したいと思っています。今後も、自社で培ってきプラスチック成形の技術力を駆使して、アクリル樹脂の魅力を存分に表現した質の高い商品を生み出すとともに、 売れやすい価格帯で製造するための工法の見直し、ラインナップ・品揃え拡充を続けていきます。


「N RACK」「J RACK」の他、ページを開いた形の「P RACK」。色は写真のブラウン、イェロー、レッドに加え、漆黒のブラックも新発売。
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