PRODUCT逸品

株式会社小泉製作所(富山県高岡市)

YURARIN(ゆらりん)YURARIN(ゆらりん)

商品の特徴

シンプルなデザインと透き通った音色が特徴的な卓上型風鈴

シンプルなデザインが存在感を醸し出す卓上型の風鈴。風を受けると起き上がり小法師のようにゆらゆらと揺れながら、優しい音色を奏でます。
サイズ
直径40mm×高さ200mm(台は含まず)
参考価格
12,000円(税抜き)
販売サイト
https://www.super.co.jp/ [小泉製作所Webサイト]
PROFILE企業プロフィール

株式会社小泉製作所

企業名 株式会社小泉製作所
代表者 代表取締役 小泉 俊博
所在地 富山県高岡市戸出栄町57-5(高岡銅器団地内)
創業年 1889年
設立年 1988年
資本金 1,000万円
事業内容 伝統的工芸作品、精密バルブ等、機械部品、文化遺産修復、デザイン仏具、音響クラフト
電話番号 0766-63-6590
ホームページ https://www.super.co.jp/
小泉屋URL http://iioto.co.jp/

伝統産業で培った技術を活かし、オリジナル商品に取り組む

明治22年創業。銅合金の鋳造および加工を生業とする。精密バルブや機械部品などものづくり産業の下請けをする一方で、高岡銅器と呼ばれる伝統的工芸作品や仏具などの製造や修復などを行う。
小泉製作所がある高岡銅器団地は、400年間受け継がれてきた伝統産業の歴史が息づき、それぞれの事業所が得意な工程を分業する仕組みがあり、小泉製作所はその一翼を担ってきた。特に、多くの手間をかけて仕上げをすることから鐘や鈴の音に対する評価が高く、そうした伝統産業で培ってきた技術を活かし、「快音」をテーマにしたデザイン性の高い音響クラフトの開発・製造・販売に取り組む。2012年にはオリジナルブランド「小泉屋」を展開。従業員14人。

鋳造風景
鋳造風景
工場風景
工場風景
INTERVIEW創り人にきいてみよう

今月の創り人

企画開発

SAKI MAEDA前田 紗希さん

「YURARIN(ゆらりん)」はどのようにして生まれたのでしょうか。

当社では、かねてから行っていた銅合金の鋳造・加工だけでなく、提案型のビジネスとして快音をテーマにした音響クラフトを手掛けています。
いい音を楽しむ商品といえば、昔から風鈴が定番ですが、近年ではエアコンの普及や近隣との関係の問題などから、軒先につるして楽しむという風習がなくなりつつあります。そこで、「室内でも楽しめる卓上型の風鈴を!」という社長のアイデアを受け、試行錯誤を繰り返しながら、製品化にこぎ着けました。


メロディ・オブ・フォレスト

開発が成功した要因は?

羽根の部分の大きさや形状、内部の形状や材質などを工夫することで、絶妙なバランスと良い音との両立が達成できました。音については、創業以来培ってきた技術と近年取り組んでいる快音に関する様々な製品づくりのノウハウに支えられているので自信があります。


もりのね

「YURARIN(ゆらりん)」の他にも、様々な製品を作っておられますね。

わが社では、2012年に「快音」をテーマにしたオリジナルブランド【小泉屋】を展開し、特設ホームページ(http://iioto.co.jp/)でご紹介しております。もともとは仏具の鈴(りん)から始まったのですが、良いデザインであることと、いい音であることを評価されると、開発してよかったとうれしくなります。


乾杯ベル
INTERVIEWボスにきいてみよう

経営の転機について教えてください。

わが社は、明治22年に創業した、銅合金の鋳造及び加工を生業とする町工場です。かつては、ものづくりの企業からの部品を製造したり、仏具問屋からの注文を受けて生産・納品したりする受身的な経営をしていました。しかし、このままではいずれ息詰まるだろうという危機感を持ち、提案型のビジネスに着手しました。
その一環として、SWOT分析(自社の強みや弱みを明らかにしたうえで、外部から受ける影響を機会と脅威に分けて、それぞれに応じた戦略を考える分析手法)を行ったところ、わが社はお客様から、完成度や仕上がりのセンス、そして音の良さを評価されていたことが分かりました。
その強みを生かすことに重点を置いて「たまゆら」というデザイン仏具を開発しました。これが宗派を問わずロングヒットとなったこともあり、「快音」をテーマにした、デザイン性の高いクラフト音響の開発・製造・販売を積極的に取組む方向に舵を切りました。
いつも留意するのは、何らかの知的所有権を取得することで模倣されないようにすることと、技術に裏打ちされた良い音が奏でられる製品をつくることです。


小泉社長

貴社の今後の展望を教えてください。

良いものを作っていると、自ずと新しい取引の話が持ち上がってきます。
文化財である、アントニ・ガウディ設計の「グエル別邸 龍の門」の鐘の修復や「日比谷公園 自由の鐘」の修復に携わった実績から、「いい音を求めるなら小泉製作所に」という評価をいただいています。
直近では、複数の鐘を組み合わせた‘カリヨン’を自動で演奏できるようにするプロジェクトにも関わっているほか、iPhoneのホーム対応アクセサリでドアベルに参入する計画など、音に軸足を置きつつ、ものづくりとソフトウェアとの融合に取り組んでいます。
さらに、4月にはミラノ・デザインウィークへの出展を予定しており、乾杯ベルをはじめ海外の富裕層にもご満足いただける高付加価値型の商品を開発・販売して、町工場でありながら従業員に十分な給料が支払えるような企業へと発展していきたいと意気込んでいます。

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