PRODUCT逸品

桑原鋳工株式会社(三重県桑名市)

鉄の華「鉄の華」

商品の特徴

日常生活に鋳物の温かみを

どの季節でも使っていただけるようにウメ・サクラ・キクの3種類をご用意。上下のパーツを組み合わせ、継ぎ目が目立たないよう、手で削るなど工夫。丸みを持たせ、可愛らしい商品に仕上げました。皆様に安らぎ、温かみをお届けする、そんな逸品です。
サイズ
ウメ : 縦32×横32×全高14mm
サクラ : 縦32×横32×全高14mm
キク : 縦34×横34×全高13mm
重量
ウメ : 60g/サクラ : 56g/キク : 53g
価格
1個 1,000円(メーカー希望小売価格)
※ウメ、サクラ、キク共に同じ価格
PROFILE企業プロフィール

桑原鋳工株式会社

企業名 桑原鋳工株式会社
代表者 代表取締役社長 桑原健造
所在地 三重県桑名市東汰上518番地
創業 1959年(昭和34年)
資本金 1,000万円
事業内容 上下水道用鋳鉄製防護ふた・マンホールふたその他銑鉄鋳物製造
電話番号 0594-21-2141
ホームページ http://www.kuwaharacc.net/company-info

キッチン用品など生活用品を使うのは主に女性であり、女性ならではの感じ方や使い方がポイント。女性担当者が女性目線様々な逸品を考案。皆様の想いも商品にできちゃいます。

設計から製造まで、社内でほぼ完結でき、お客様の想いを、短期間で商品化できることが強み。 鋳物を知らなかった女性が中心の自社ブランド事業部を1年半前に立ち上げ、CADを基礎から学べる環境を整えて、彼女たちに自社商品にかかる業務を一任。デザインとして理想とする形と、技術的に実現できるぎりぎりのところを現場と摺り合わせし、試行錯誤しながら、商品を開発。 ここ1年で次々に新商品を生み出している。

工場の様子
工場の様子
工場の様子
工場の様子
卓上小鍋
卓上小鍋
展示会
展示会
INTERVIEW創り人にきいてみよう

今月の創り人

自社ブランド事業部

SHIMIZU MAYU清水 真由さん
YAMAKAWA KAYO山川 華代さん

商品をどのように考案していますか?

社長が「まずはやってみよう」という考えのため、思い切った挑戦をしています。新商品の考案は、基本的には社内で意見交換を繰り返し、開発に踏み切っています。また、日常の雑談の中で商品のイメージが生まれることもよくあります。最近では百貨店やスーパーで買い物をしていても、他社の商品を見るのが癖になっています(笑)。

アイデアをデザインにして、CADで設計するのですが、実際に製造するにあたっては型の組み合わせや、区切り線の位置、型を抜くときの引っかかりといった細かなところを、社長や他のスタッフと相談しながら試行錯誤して開発しています。

自社の強みについてお教えください。

当社の強みは、設計から製造までを社内でほぼ完結でき、商品完成までのスピードが速いことです。お客様の思いをなるべく早く実現することを心がけています。自社でできない工程を他社に委託するとその分時間がかかってしまうため、とても恵まれた環境にあると思っています。

商品を作る上での苦労はありますか?

早い開発スピードにのって商品を作ってはいるものの、まだ完成までに4ヶ月ほどかかっており、その点が課題です。理想は、約1~2ヶ月で完成させることです。

また価格設定について、自分達が消費者としてこの値段なら買うという価格と、実際のコストとのバランスをどうとっていくか日々悩んでいます。若い方の中には価格が高いと感じてしまう方もいるため、どう価値を理解していただくかが重要となってくると思います。

卓上小鍋も作っていますね。

レストランやホテル、家のオーブンで用いられることを想定して作りました。

かぼちゃのように丸みがあり、かわいらしいデザインで、かつ保温力を持続できるような作りを心がけました。持ちやすいように、紐の取っ手もつけて、機能性とかわいらしさを実現しています。

鋳物は薄くしすぎると割れてしまうことがあるので、薄すぎず厚すぎない理想の厚みを計算。鍋の蓋のひっかかり部分は、あえて傾きをつけ、つゆがこぼれやすくする等の工夫をしました。

卓上小鍋
卓上小鍋

商品のPRはどのように行なっていますか?

ホームページ、Facebook、Instagramを用いて消費者に情報発信をしています。ホームページは、バイヤーにも見てもらうことを意識して比較的きっちりと、Facebook、Instagramは、消費者に訴えかけやすいように崩した表現をするようにしています。

また、体験教室を約2年前から開催しています。体験教室には、ものづくりに興味のある女性に多く参加いただいており、鋳物を知ってもらう上でとてもいいツールになっています。テレビにも取り上げられました。

最近では、桑名市が開催する桑名ホンパク(本物力博覧会の略称)に出展した際に、地元のレストランから、オリジナル商品のご依頼を受けました。専用鍋(ココット)の蓋の部分にお客様の希望する文字をいれたのですが、鋳物として完成した時の文字の大きさや形が、設計時のイメージとは違ってくるため、完成までに何度もやり直しをしました。とても良い経験になりました。

鋳物工場の見学
鋳物工場の見学

次はどのような商品を作る予定ですか?

次は、皆様に身近に感じていただけるキッチン用品の開発に取り組んでいきたいです。具体的にはコーヒーに関連した商品の開発を考えています。

鋳物製品は他の貴金属にはない滑らかな形状で、温かい印象を受けます。江戸時代からずっと変わらぬ製法を守り続け、長い歴史があり、当地域を代表する産業です。そうした伝統技術を使って新しいものが作れるということが魅力です。また、溶かしてしまうとまた他の製品を作ることができるなど汎用性もあります。

鋳物の温かみを表現し、消費者に届けることができるような商品を今後も作っていきたいと思っています。

INTERVIEWボスにきいてみよう

最初の生活用品として、ステーキ用の鉄板を作ったと伺いました。なぜ生活用品を作ろうと考えたのですか?

以前はこの地域でも生活用品を作っていたのですが、だんだん大量生産の工業製品へ転換していきました。桑名のまちおこしや、消費者と近づくこともできるのではないかとの思いもあり、もう一度やってみようと決意し、約10年前から少しずつ始め、約1年半前からブランド事業部を立ち上げ、本格的に事業化をしました。

女性に担当を任せている理由はなにかありますか?

キッチン用品などといった生活用品を使うのは主に女性であり、女性ならではの感じ方や使い方があるため、女性が担当者であることは絶対条件と考えています。男性が商品を生み出したとしても、消費者には響かず、心に残らない商品ができてしまうのではないかとも思っています。

本業への波及効果は何かございましたか?

テレビ等で取り上げられる機会が増えたおかげで、取引先に「テレビで見ましたよ」と伝えられることがあります。会話の雪解けがしやすくなり、取引をする際に信頼されやすくなったと思います。

今後の展開についてはどのようにお考えですか?

今後は、キッチン用品だけ等に囚われることなく、家の建物全て、あらゆる場面で使ってもらえるような当社の製品を作っていきたいと考えています。

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