
『MEET UP CHUBU』vol.78
北陸発イノベーション(自動化・省力化)
/ モビリティMap-NAGOYA
『MEET UP CHUBU』は、「共同研究、新事業展開に向けたオープンイノベーション(協業先の探索)」を
目的としたイベントプラットフォームです。このプラットフォームで
生まれた連携プロジェクトは、産学官からなる各種支援により社会実装の加速を目指します。
登壇者や追加テーマの募集は特設サイトにおいて随時行っています。
◇登壇や追加テーマ希望の方は『MEET UP CHUBU』特設サイトからお願いします。
こちらから
<開催概要>
◇日時:2026年2月12日(木)15:00 ~ 18:00
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇参加費:無料
◇現地会場:
ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)
オンライン:Microsoft Teams
※参加登録いただきましたメールアドレス宛にURLをお送りいたします。
◇定員:現地会場80名程度(先着順)/オンライン上限なし
◇申込方法:下記申込フォームに記載ください。
◇申込締切:2026年2月11日(水)16:00
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会、北陸経済連合会
北陸発イノベーション(自動化・省力化)
●「北陸経済連合会 スタートアップに関する取り組み」
北陸経済連合会 新たな価値創出委員会 主席調査役 成瀬 元貴 氏
北陸経済連合会では、2030年代中頃のありたい姿として「スマート・リージョン北陸」を目指しており、北陸企業の労働生産性の向上と成長に資するべく、会員企業とスタートアップの交流機会創出や、域内外のスタートアップを支援するプラットフォームの参画等を通した連携に取り組んでいます。
北陸地域におけるスタートアップの数や資金調達額は、決して多くはないものの、近年は大学・高専発スタートアップ創出プラットフォームであるTeSH(Tech Startup HOKURIKU)や、北陸三県で行政、大学、民間企業等が一体となりスタートアップ支援に取り組むHOSTEC(HOKURIKU Startup Ecosystem Consortium)の発足など、連携・支援の体制が整備されつつあります。
今後も北陸のスタートアップ創出に向けて、域内外の企業や支援機関の皆様と連携してまいりたいと思います。
●「職人技をロボット・自動化装置に置き換える事で技術継承を実現する」
Quiny株式会社 代表取締役 中村 昌弘 氏
Quiny株式会社は、工場や一次産業における職人技や属人化された作業は技術の継承が難しく、今後ますます深刻化する人手不足における大きな課題であり、自動化によりこの課題の解決に挑戦しています。
しかしながら、これらの課題に対してロボットや自動化装置の導入による解決を目指す事業者はごく一部に限られているのが現状です。
今回事例としてご紹介する当社の取り組む自動化について、人手不足の問題をロボット・自動化で解決したいという課題をお持ちの製造業や自治体の方々との連携を始め、課題を持たれている方の開拓・発掘から課題解決のためのソリューション開発を共同で取り組んで頂ける商社、研究機関等との連携を希望します。
●「対話から始める地域DX ―現場業務をそのまま形にするAIアプローチ―」
かまちょっかい株式会社 代表取締役社長 金城 拓登 氏
かまちょっかい株式会社は、地域企業の業務改善・DX支援を行うソフトウェア開発企業です。
製造業や士業を中心に、紙やExcelに依存した業務が残る一方、IT人材不足や要件定義の難しさから、システム化を断念するケースが多く見られます。現場に足を運ぶ中で、業務課題を正確に言語化できないこと自体がDXの大きな障壁になっていると感じてきました。
本登壇では、対話を起点に業務を形にしていくアプローチを紹介し、金融機関、自治体、支援機関、地域企業と連携しながら、現場主導でDXを進める共創の可能性についてお話しします。
●「インフラボットで省人化「放射線観測ロボット」」
株式会社シマノ 代表取締役社長 嶋野 寛之氏
株式会社シマノは、自動車・電子・化学・航空・食品など幅広い分野の工場向けに、モノを運ぶ生産システムや装置の開発を行っています。
当社は、今までの実績をもとに人が判断や創造に専念できる環境を実現するロボットシステムの開発に取り組んでいます。
現在も現場には危険で単純な作業が多く残されており、解決策として人が立ち入れない区域で放射線計測を自動で行うロボットシステムを開発しました。
当社の様々な移動体ロボットと各種センサーを組み合わせることで、単体では活かしきれない技術に独自性を付与し、最適なロボットシステムを迅速に構築できます。
現場の安全性と効率向上のため、放射線計測以外でもガス検知センサーや温度センサーなど高度な技術を持つ研究機関やセンサーメーカーと連携し、新たな価値の創出と社会課題の解決を実現します。
モビリティMap-NAGOYA
●「~次世代モビリティの社会実装を目指して~ Map-NAGOYAについて」
中部経済連合会 価値創造本部 社会実装推進部 担当部長 森 連太郎 氏
中経連が推進する「次世代モビリティ」の産業振興の取り組みとして、2021年に名古屋大学と創設したCAMIP(中部次世代先進モビリティプラットフォーム)の活動をご紹介します。さらに、その一環である産官学共創を目指したマッチング活動「Map-NAGOYA」についてご説明いたします。
加えて、本年度のCAMIP活動計画や今後開催予定のイベント情報もご案内します。皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。
●「SDV(Software Defined Vehicle)のAPI策定プロジェクト
「Open SDV Initiative」の紹介」
名古屋大学大学院 情報学研究科 附属組込みシステム研究センター(NCES)
研究員(クレスコSDV研究室 室長) 橋本 佳幸 氏
SDV(Software Defined Vehicle)とは、OTA(Over The Air。無線通信によるデータ更新)によるソフトウェアのアップデートにより価値が継続的に進化する自動車です。モビリティDX戦略(2024年5月~経産省)の中でグローバル販売台数における「日系シェア3割」が目標として掲げられています。
Open SDV Initiativeは名古屋大学が呼びかけて開始した産学連携のコンソーシアムで、サードパーティ企業によるアプリソフト開発を想定したビークルAPI※の策定を行う活動です。自動車業界に限らず、SDV 向けのサービス提供及びアプリソフト開発によって新しい価値創出を考えておられる企業の参加をお待ちしています。
※Application Programming Interface:
アプリケーションソフトウエアが車両のリソース(デバイスやデータ)にアクセスするためのインターフェイス。
●「モビリティへの応用を前提とした固体酸化物形燃料電池(SOFC)軽量化のための材料開発」
中部大学 理工学部 数理・物理サイエンス学科 教授 橋本 真一 氏
モビリティの電動化は、モータや蓄電池などの高い効率がその背景にあります。しかし、蓄電池にはエネルギー密度が低いという課題があります。一方で、高密度エネルギー媒体である e-fuel などのカーボンニュートラル燃料を用いる事ができる改質型燃料電池は、効率と出力密度に課題があります。
中部大学では、高効率が狙える固体酸化物形燃料電池(SOFC)の軽量化(高出力密度化)に材料開発のレベルからチャレンジしています。低温セラミックスプロセスエンジニアリングなど、企業の方との新しい視点での共創ができることを望んでいます。
●「モビリティ応用に向けた超高精度MEMS慣性センサの実現を目指して」
名城大学 理工学部 メカトロニクス工学科 准教授 畑 良幸 氏
自動運転車や自律型ロボットには、自己位置推定技術が必要不可欠です。様々な環境に対応でき、高度に自己位置を推定するためには、低コストなMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)慣性センサを桁違いに高精度化する必要があります。
現在、慣性センサである加速度センサと角速度センサの超高精度化に向けて、新たなMEMSセンサ構造とシステムを考案しながら実証を進めています。
センサメーカー、半導体デバイスメーカー、自動車部品メーカーとの共同研究を希望します。
MEMS:微細加工技術を使って作られる、電気回路と機械構造を一体化した超小型デバイスの総称
●「音響データによる異種金属の超音波接合良否判定から強度予測へ」
国立研究開発法人産業技術総合研究所 中部センター マルチマテリアル研究部門
主任研究員 丸山 豊 氏
素早く、低抵抗な異種金属接合が可能な超音波接合ですが、電極など高い信頼性が必要なものでは、これを保証する、その場迅速・非破壊・低コストな接合良否判定・強度予測技術が求められています。
現在、我々は接合時の音響データ解析によりこの課題に取り組んでいますが、本当に「使える技術」にするためには製造ライン環境下のデータが多数必要です。共に取り組んでいただける製造企業との連携を希望します。
●「過熱水蒸気を利用したCFRPのリサイクル技術」
一般社団法人ファインセラミックスセンター 研究企画部 兼 材料技術研究所
企画グループ長 兼 主任研究員 和田 匡史 氏
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は従来の金属材料に代わる軽量化素材として、航空機分野など、その利用が拡大していますが、十分にリサイクルされていないのが課題です。そこで一般社団法人ファインセラミックスセンター(JFCC)では、加熱効率に優れる過熱水蒸気を利用した高効率なCFRPからの炭素繊維(CF)回収と回収したCFの表面改質を同時に目指すリサイクル技術の開発に取り組んでおります。
本技術を活用してCF回収を担っていただける企業やリサイクルCFを積極的に活用していただける企業との連携を希望します。
ネットワーキング
聴講申込はこちら
登壇者や追加テーマの募集は特設サイトにおいて随時行っています。
◇登壇や追加テーマ希望の方は『MEET UP CHUBU』特設サイトからお願いします。 こちらから
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇参加費:無料
◇現地会場: ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)
オンライン:Microsoft Teams
※参加登録いただきましたメールアドレス宛にURLをお送りいたします。
◇定員:現地会場80名程度(先着順)/オンライン上限なし
◇申込方法:下記申込フォームに記載ください。
◇申込締切:2026年2月11日(水)16:00
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会、北陸経済連合会
北陸地域におけるスタートアップの数や資金調達額は、決して多くはないものの、近年は大学・高専発スタートアップ創出プラットフォームであるTeSH(Tech Startup HOKURIKU)や、北陸三県で行政、大学、民間企業等が一体となりスタートアップ支援に取り組むHOSTEC(HOKURIKU Startup Ecosystem Consortium)の発足など、連携・支援の体制が整備されつつあります。
今後も北陸のスタートアップ創出に向けて、域内外の企業や支援機関の皆様と連携してまいりたいと思います。
しかしながら、これらの課題に対してロボットや自動化装置の導入による解決を目指す事業者はごく一部に限られているのが現状です。
今回事例としてご紹介する当社の取り組む自動化について、人手不足の問題をロボット・自動化で解決したいという課題をお持ちの製造業や自治体の方々との連携を始め、課題を持たれている方の開拓・発掘から課題解決のためのソリューション開発を共同で取り組んで頂ける商社、研究機関等との連携を希望します。
製造業や士業を中心に、紙やExcelに依存した業務が残る一方、IT人材不足や要件定義の難しさから、システム化を断念するケースが多く見られます。現場に足を運ぶ中で、業務課題を正確に言語化できないこと自体がDXの大きな障壁になっていると感じてきました。
本登壇では、対話を起点に業務を形にしていくアプローチを紹介し、金融機関、自治体、支援機関、地域企業と連携しながら、現場主導でDXを進める共創の可能性についてお話しします。
当社は、今までの実績をもとに人が判断や創造に専念できる環境を実現するロボットシステムの開発に取り組んでいます。
現在も現場には危険で単純な作業が多く残されており、解決策として人が立ち入れない区域で放射線計測を自動で行うロボットシステムを開発しました。
当社の様々な移動体ロボットと各種センサーを組み合わせることで、単体では活かしきれない技術に独自性を付与し、最適なロボットシステムを迅速に構築できます。
現場の安全性と効率向上のため、放射線計測以外でもガス検知センサーや温度センサーなど高度な技術を持つ研究機関やセンサーメーカーと連携し、新たな価値の創出と社会課題の解決を実現します。
加えて、本年度のCAMIP活動計画や今後開催予定のイベント情報もご案内します。皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。
「Open SDV Initiative」の紹介」
研究員(クレスコSDV研究室 室長) 橋本 佳幸 氏
Open SDV Initiativeは名古屋大学が呼びかけて開始した産学連携のコンソーシアムで、サードパーティ企業によるアプリソフト開発を想定したビークルAPI※の策定を行う活動です。自動車業界に限らず、SDV 向けのサービス提供及びアプリソフト開発によって新しい価値創出を考えておられる企業の参加をお待ちしています。
※Application Programming Interface:
アプリケーションソフトウエアが車両のリソース(デバイスやデータ)にアクセスするためのインターフェイス。
中部大学では、高効率が狙える固体酸化物形燃料電池(SOFC)の軽量化(高出力密度化)に材料開発のレベルからチャレンジしています。低温セラミックスプロセスエンジニアリングなど、企業の方との新しい視点での共創ができることを望んでいます。
現在、慣性センサである加速度センサと角速度センサの超高精度化に向けて、新たなMEMSセンサ構造とシステムを考案しながら実証を進めています。
センサメーカー、半導体デバイスメーカー、自動車部品メーカーとの共同研究を希望します。
MEMS:微細加工技術を使って作られる、電気回路と機械構造を一体化した超小型デバイスの総称
主任研究員 丸山 豊 氏
現在、我々は接合時の音響データ解析によりこの課題に取り組んでいますが、本当に「使える技術」にするためには製造ライン環境下のデータが多数必要です。共に取り組んでいただける製造企業との連携を希望します。
企画グループ長 兼 主任研究員 和田 匡史 氏
本技術を活用してCF回収を担っていただける企業やリサイクルCFを積極的に活用していただける企業との連携を希望します。