『MEET UP CHUBU』vol.70
先進技術×実証フィールド with Hatch Technology NAGOYA
『MEET UP CHUBU』は、「共同研究、新事業展開に向けたオープンイノベーション(協業先の探索)」を
目的としたイベントプラットフォームです。このプラットフォームで
生まれた連携プロジェクトは、産学官からなる各種支援により社会実装の加速を目指します。
登壇者や追加テーマの募集は特設サイトにおいて随時行っています。
◇登壇や追加テーマ希望の方は『MEET UP CHUBU』特設サイトからお願いします。
こちらから
<開催概要>
◇日時:2025年9月25日(木)15:30 ~ 18:00
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇参加費:無料
◇現地会場:
ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)
オンライン:Microsoft Teams
※参加登録いただきましたメールアドレス宛にURLをお送りいたします。
◇定員:現地会場80名程度(先着順)/オンライン上限なし
◇申込方法:下記申込フォームに記載ください。
◇申込締切:2025年9月24日(水)16:00
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会
◇協力:名古屋市、NPO法人コミュニティリンク
●「「Hatch Technology NAGOYA」
フィールド活用型支援事業の挑戦 ~官民共創によるイノベーション創出~」
Hatch Technology NAGOYA フィールド活用型支援事業
名古屋市経済局次世代産業振興課 主任研究員 岸川 允幸 氏
名古屋市の事業である「Hatch Technology NAGOYA」は、企業や大学等が保有する先進技術の社会実証を支援することで、技術の研究開発や社会実装を促進させ、経済の活性化を図るものです。
フィールド活用型支援事業では、希望する企業等へ「実証の場」を提供し、先進技術を用いた新たなサービス・製品の社会実装を目指します。
当日は、これまでのユニークな取り組み事例と、そこから見えてきた実証のポイント等についてご紹介します。
●「LiDARとAIで実現する安全なエスカレーター利用」
有限会社来栖川電算 創業者 兼 取締役 山口 陽平 氏
来栖川電算は機械学習を用いた高度な認識技術&制御技術で課題解決する名古屋工業大学発ベンチャー企業です。
エスカレーター上での事故が全国的に増加傾向にあり、大きな社会課題として認知され、名古屋市では条例施行にまで発展しています。LiDARではレーザー光を用いて対象物の位置や形状等を確認することが可能であり、LiDAR×AIによる人流行動解析サービス「SensoriZ」を展開する来栖川電算はHatch Technology NAGOYA 2023においてこれを応用し、エスカレーター上での危険行為(歩行・走行)やそれを誘発する悪習慣(片側空け)を検知&注意喚起する「エスカレーター見守り君」を開発・実証し、輸送効率を損なうことなく、効果(危険行為50%減、悪習慣8%減)を確認しました。
「SensoriZ」は、エスカレーターだけでなく交通機関・商業施設・オフィス・倉庫・工場などにおいて安全性の向上・顧客満足の改善・労働負荷の削減などに活用できます。このようなテーマに取り組んでいる、あるいはこれから取り組む交通・施設・警備・物流・製造分野の企業との連携を希望します。
●「送電設備へのドローン活用とAI異常検知による保全高度化」
中部電力パワーグリッド株式会社
エンジニアリングセンターコンサルティンググループ 課長 林 太矩馬 氏
中部電力パワーグリッドは、中部エリアで送配電設備を維持・運用し、エリア内のお客さまに電気を送り届けるとともに、これまで培ってきた保有リソースを活用し、地域が目指す未来像の実現に資するサービスを展開しております。
脱炭素化に向けた様々な取り組みの加速化に加えて、自然災害の激甚化を契機とした強靭な電力インフラの構築および、熟練作業員の不足等による点検作業の省力化・安全性向上が課題となっており、当社では、ドローンとAIを組み合わせることで、目視点検では困難な箇所の異常も早期に発見し、電力設備の安定運用を実現しております。
さらに送電設備工事の資材運搬におけるドローンの活用実績をもとに、Hatch Technology NAGOYAの実証では、ドローン技術の新たな用途での展開として廃棄物運搬の実現可能性を検証しました。
当社の技術を他のインフラ点検へ応用することを目指しており、既存の点検手法で課題を抱え、新たな点検手法に関心があるインフラ事業者や共同で新たな事業展開を検討できるパートナーとの連携を希望します。
●「AR/MRグラスで実現する次世代現場ソリューション」
イクスアール株式会社 代表取締役 蟹江 真 氏
イクスアールは「人間の認知を拡張し、行動を変革させ、能動的な社会を拓く」ことを目指し、最先端のAR(拡張現実)/MR(複合現実)技術で現実世界とデジタル情報を融合させるソリューションを提供しております。
2022年度のHatch Technology NAGOYAでは熟練職員のノウハウの技術伝承をテーマに実証実験を行い、AR技術を活用した動画マニュアルの導入により、経験の浅い職員でも工程漏れなく点検作業を行うことができました。
また、2024年度のなごやまちなか実証では、MRグラス内でリアルな火災を再現する防災訓練アプリを開発し、ナディアパークの避難訓練にあわせて開催した体験会では、9割以上の体験者から効果的であるとの評価を得ました。特にこのMR屋内位置特定・空間再現技術を応用し、下記分野でのパートナー企業を募集しております。
◇防災・産業分野: 防災ソリューション、遠隔作業支援、実践トレーニング
◇商業・文化施設分野: 体験型アミューズメント、次世代の施設案内
●「サーマルカメラを用いた人物追跡による行動状況の把握」
株式会社インテージテクノスフィア
事業シナジーセンター データアーキテクトグループ マネージャー 根本 学 氏
インテージテクノスフィアは、マーケティングリサーチ事業でアジアNo.1のインテージグループにおいてIT・DX支援事業を担う企業です。
2021年度Hatch Technology NAGOYAへの参加以来、企業・自治体様向けに人流解析・動作分析による課題解決に取り組んでいます。
今回、広大な工場における夜間の金属盗難という社会課題に対し、株式会社アビヅ様、株式会社インテージホールディングスと共同で先進技術の実証実験を行いました。この技術は、光源を必要としないサーマルカメラ映像に人物検出AIによる行動分析を適用して夜間の不審者判定を可能にし、警備員の負担軽減と消費電力削減を実現するものです。実証実験ではその精度評価を行いました。
今後は不審者の特徴をより捉える検出AIの開発を継続します。金属工場以外の産業施設への設置・応用も目指しており、広域監視システムや防犯・防災分野での協業パートナーを募集します。
●「ネットワーキング」
聴講申込はこちら
登壇者や追加テーマの募集は特設サイトにおいて随時行っています。
◇登壇や追加テーマ希望の方は『MEET UP CHUBU』特設サイトからお願いします。 こちらから
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇参加費:無料
◇現地会場: ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)
オンライン:Microsoft Teams
※参加登録いただきましたメールアドレス宛にURLをお送りいたします。
◇定員:現地会場80名程度(先着順)/オンライン上限なし
◇申込方法:下記申込フォームに記載ください。
◇申込締切:2025年9月24日(水)16:00
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会
◇協力:名古屋市、NPO法人コミュニティリンク
フィールド活用型支援事業の挑戦 ~官民共創によるイノベーション創出~」
名古屋市経済局次世代産業振興課 主任研究員 岸川 允幸 氏
フィールド活用型支援事業では、希望する企業等へ「実証の場」を提供し、先進技術を用いた新たなサービス・製品の社会実装を目指します。
当日は、これまでのユニークな取り組み事例と、そこから見えてきた実証のポイント等についてご紹介します。
エスカレーター上での事故が全国的に増加傾向にあり、大きな社会課題として認知され、名古屋市では条例施行にまで発展しています。LiDARではレーザー光を用いて対象物の位置や形状等を確認することが可能であり、LiDAR×AIによる人流行動解析サービス「SensoriZ」を展開する来栖川電算はHatch Technology NAGOYA 2023においてこれを応用し、エスカレーター上での危険行為(歩行・走行)やそれを誘発する悪習慣(片側空け)を検知&注意喚起する「エスカレーター見守り君」を開発・実証し、輸送効率を損なうことなく、効果(危険行為50%減、悪習慣8%減)を確認しました。
「SensoriZ」は、エスカレーターだけでなく交通機関・商業施設・オフィス・倉庫・工場などにおいて安全性の向上・顧客満足の改善・労働負荷の削減などに活用できます。このようなテーマに取り組んでいる、あるいはこれから取り組む交通・施設・警備・物流・製造分野の企業との連携を希望します。
エンジニアリングセンターコンサルティンググループ 課長 林 太矩馬 氏
脱炭素化に向けた様々な取り組みの加速化に加えて、自然災害の激甚化を契機とした強靭な電力インフラの構築および、熟練作業員の不足等による点検作業の省力化・安全性向上が課題となっており、当社では、ドローンとAIを組み合わせることで、目視点検では困難な箇所の異常も早期に発見し、電力設備の安定運用を実現しております。
さらに送電設備工事の資材運搬におけるドローンの活用実績をもとに、Hatch Technology NAGOYAの実証では、ドローン技術の新たな用途での展開として廃棄物運搬の実現可能性を検証しました。
当社の技術を他のインフラ点検へ応用することを目指しており、既存の点検手法で課題を抱え、新たな点検手法に関心があるインフラ事業者や共同で新たな事業展開を検討できるパートナーとの連携を希望します。
2022年度のHatch Technology NAGOYAでは熟練職員のノウハウの技術伝承をテーマに実証実験を行い、AR技術を活用した動画マニュアルの導入により、経験の浅い職員でも工程漏れなく点検作業を行うことができました。
また、2024年度のなごやまちなか実証では、MRグラス内でリアルな火災を再現する防災訓練アプリを開発し、ナディアパークの避難訓練にあわせて開催した体験会では、9割以上の体験者から効果的であるとの評価を得ました。特にこのMR屋内位置特定・空間再現技術を応用し、下記分野でのパートナー企業を募集しております。
◇防災・産業分野: 防災ソリューション、遠隔作業支援、実践トレーニング
◇商業・文化施設分野: 体験型アミューズメント、次世代の施設案内
事業シナジーセンター データアーキテクトグループ マネージャー 根本 学 氏
2021年度Hatch Technology NAGOYAへの参加以来、企業・自治体様向けに人流解析・動作分析による課題解決に取り組んでいます。
今回、広大な工場における夜間の金属盗難という社会課題に対し、株式会社アビヅ様、株式会社インテージホールディングスと共同で先進技術の実証実験を行いました。この技術は、光源を必要としないサーマルカメラ映像に人物検出AIによる行動分析を適用して夜間の不審者判定を可能にし、警備員の負担軽減と消費電力削減を実現するものです。実証実験ではその精度評価を行いました。
今後は不審者の特徴をより捉える検出AIの開発を継続します。金属工場以外の産業施設への設置・応用も目指しており、広域監視システムや防犯・防災分野での協業パートナーを募集します。