『MEET UP CHUBU』vol.54
 ディープテックスタートアップ
   with Aichi Deeptech Launchpad

 『MEET UP CHUBU』は、「共同研究、新事業展開に向けたオープンイノベーション(協業先の探索)」を 目的としたイベントプラットフォームです。このプラットフォームで 生まれた連携プロジェクトは、産学官からなる各種支援により社会実装の加速を目指します。
 登壇者や追加テーマの募集は特設サイトにおいて随時行っています。
◇登壇や追加テーマ希望の方は『MEET UP CHUBU』特設サイトからお願いします。 こちらから



<開催概要>

◇日時:2024年12月12日(木)16:00 ~ 19:00
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇現地会場: STATION Ai(1Fイベントスペース)
 オンライン:Microsoft Teams
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会、愛知県
◇運営:CIC Toranomon合同会社、株式会社リバネス、フォースタートアップス株式会社
◇協力:STATION Ai株式会社


●「愛知県ディープテックスタートアップ関連施策紹介」
  愛知県 経済産業局 革新事業創造部 部長 川出 仁史 氏

 愛知県は、産業競争力を維持・発展させるため、2018年10月に策定した「Aichi-Startup戦略」に基づき、スタートアップ・エコシステムの形成に向けた取組を進めています。
 この取組の一環として、ユニコーン企業を創出し、その技術を社会実装させて破壊的イノベーションによる既存市場の転換、新規市場の創出を図るディープテック推進事業「Aichi Deeptech Launchpad」を実施しています。

 Aichi Deeptech Launchpad HPはこちら



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●「身体内部のどこにでも光を届けることを可能とするシステム、デバイス開発」
  イルミメディカル株式会社 代表取締役社長 CEO 塚本 俊彦 氏

 イルミメディカル株式会社は、「血管を利用して目的組織にデバイスをデリバリーする技術」と「最先端レーザー技術」という、日本が得意とする2つの技術を組み合わせた、世界初の「経血管的な光デリバリーによる血管外組織への光照射システム・デバイス技術の確立」に挑戦する名古屋大学発ベンチャーです。
 この実現により、「体内深部を含む、患部選択的光照射が可能な医療機器を創出」し「光治療・光診断の適応を大幅に拡大しグローバルな治療提供の実現」を目指しています。
 光医療技術(光感受性薬剤の合成、光刺激を利用した治療)を研究する大学・研究機関の研究室、当社プラットフォーム技術を活用した新規アプリケーション(例えば、センシングなど)を一緒にご検討いただける皆様やカテーテル関連の製造要素技術(樹脂成型、微細金属加工、3Dプリンターでの試作)をお持ちの事業会社との共同開発、共同研究による、光技術の臨床応用、共同研究による光技術の深化や当社製品への部材採用検討、共同開発による連携を希望します。

 



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●「微生物と工学により環境分野で新しい当たり前をつくる」
  株式会社フレンドマイクローブ 代表取締役社長 蟹江 純一 氏

 株式会社フレンドマイクローブは社名のとおり”微生物と友だちに”をテーマに微生物やその酵素を活用して環境に良い技術を展開している名古屋大学発ベンチャーです。
 現在のメインの微生物技術は微生物による動植物油分解技術です。微生物の能力を最大限生かし、油脂由来の産業廃棄物を始めとしたさまざまなメリットを提供しています。
 微生物の秘める可能性や、微生物技術の実用化において重要な点について紹介いたします。
 機械メーカー、食品メーカー、排水処理業、廃棄物処理業、飲食テナントが入っているビルのメンテナンス会社、同様のビルの管理会社との共同開発、課題解決、既存技術の融合による連携を希望します。

 



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●「側弯症の早期発見を可能とする検査システムの国内、海外展開」
  株式会社SMILE CURVE 代表取締役 野口 昌克 氏

 株式会社SMILE CURVEは、思春期側弯症の早期発見を可能とする検査システムの開発および国内外への展開を目指すベンチャーです。
 側弯症は、思春期、女児に発生しやすい症状で、14才女児での有病率は2~3%とされています。無痛のため本人の自覚なく進行しやすく、重症化すると、呼吸器障害や背部痛などを引き起こします。
 思春期の時期での早期発見・治療が重要であり、日本では、学校の健康診断において、検査が義務化されています。
 しかしながら、検査方法は、家族による事前チェック、非専門医である学校医による視触診であるため、見逃し・見落としが発生しやすく、児童のプライバシーの観点からも、問題となっています。
 これらを踏まえ、SMILE CURVEは、学校の検診現場や地域診療所において、安心して側弯症の検診、経過観察を実施できる新たな検査システムを構築し、教育機関、検診事業者や医療機関への導入を目指しています。

 



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●「世界初のフェロトーシス誘導性抗がん剤」
  株式会社FerroptoCure 経営企画 代表取締役 大槻 雄士 氏

 私達はフェロトーシスを利用した抗がん剤を開発します。フェロトーシスとは酸化ストレスによる細胞死であり、フェロトーシス抑制は、がんの発生・増殖だけでなく、抗がん剤抵抗性の獲得メカニズムとしても注目されています。
 この抗がん剤は、これまでにない高い効果で、幅広いがん種に適応が可能です。全く新しいフェロトーシス抑制を打破する抗がん剤を創出し、現在のがん治療に大きな変革をもたらします。
 医薬品の製造販売資格を持つ製薬企業とのライセンスアウト、共同研究(基礎、臨床)での連携を希望します。

 



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●「世界初の商用定常核融合炉の実現を目指して〜人類は核融合で進化する〜」
  株式会社Helical Fusion 共同創業者、代表取締役CEO 田口 昂哉 氏

 Helical Fusionは、2034年までに世界初の定常核融合炉を稼働させることを目標としています。
 核融合炉で生み出される「フュージョンエネルギー」は、CO2を排出しない・燃料が枯渇しない・安全性が高い(低レベルの放射性廃棄物しか出ない)といった特長を持つ、持続可能なエネルギー源です。
 更に弊社が手がける日本生まれの「ヘリカル方式」は、長期安定運転に最適であり、商用化に適しています。
 高温超伝導や液体金属ブランケットの開発にあたって技術連携の可能性がある企業と連携方法を含めご相談することを希望します。

 



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●「空気に浮く素材「超軽量材料」の研究開発を行う名大発ディープテック スタートアップ」
  株式会社ソラマテリアル 代表取締役 大里 智樹 氏

 株式会社ソラマテリアルは、空気に浮くほど軽い素材「超軽量材料」の研究開発及び製品開発を行う名古屋大学発のディープテックスタートアップです。
 「超軽量材量」は空気に浮くほどの軽さを持ちながら、断熱性や吸音性、電磁波遮蔽性などの機能性を有しており、「超軽量」×「機能性」というユニークな特徴を持つ素材です。
 主な適用先は、航空宇宙分野、エアモビリティなどの軽さが重要になる分野を想定しており、機体の更なる軽量化に貢献します。
 また自動車系や住宅建材等様々な用途に対しても適用を検討しており、裾野の広い”素材”という商材の特性を活かした製品開発を行っていきます。

 



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●「AIST Solutionsの取り組みと支援について」
  株式会社AIST Solutions コーディネート事業本部 
  連携推進部マテリアルDXチーム コーディネータ 福井 武久 氏

 株式会社AIST Solutions(AISol)は、社会課題の解決と産業競争力の強化に必要なナショナル・イノベーション・エコシステムを実践していくために2023年4月に設立した、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)の100%子会社です。
 私共AISolの紹介と共に、主にスタートアップに向けた支援・連携メニュー紹介、連携支援例、および私共が重点的に支援している3つの領域について、ご紹介させていただきます。

 



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●「パネルディスカッション(今、企業の方に知ってほしい、ディープテックスタートアップとの関わり方)」
 ・フォースタートアップス株式会社 オープンイノベーション本部
  パブリックアフェアーズディビジョン
  本田 哲郎 氏 <モデレーター>
 ・名古屋大学未来社会創造機構 オープンイノベーション推進室 室長・特任教授/
  株式会社Tokai Innovation Institute 取締役COO
  寺野 真明 氏
 ・株式会社デンソー 先端技術研究所 HMI研究室 室長(Gebneral Manager)
  伊藤 隆文 氏
 ・株式会社TOWING 代表取締役 CEO
  西田 宏平 氏

 


 


 

●「ネットワーキング」