『Meet up Chubu 』vol.38 DX・アグリテック
 with あいち農業イノベーションプロジェクト



<開催概要>

◇日時:2024年4月25日(木)15:00~17:00
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇現地会場: ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)
 オンライン:Microsoft Teams



<プログラム>


●「あいち農業イノベーションプロジェクトの紹介」
  愛知県農業水産局 農政部農業経営課 農業イノベーション推進室

 農業分野においては、担い手の減少や高齢化といった従来からの課題に加えて、カーボンニュートラルや新たなサプライチェーンの構築など様々な課題に対応するための技術開発と現場での技術活用が求められています。
 愛知県では、STATION Aiプロジェクトの一環として、農総試や大学が有する技術、フィールド、ノウハウとスタートアップの新しいアイデアや技術を活用した共同研究体制の強化を図り、新しい農業イノベーションの創出を目指す「あいち農業イノベーションプロジェクト」を、2021年度から進めています。
 現在、本県農業の生産現場が抱える課題解決に向けて、2022年度に選定したスタートアップ等と農総試が共同で18課題の共同研究開発に取り組んでいます。




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●「農業用パワーアシストスーツ J-PAS Agri~」
  株式会社ジェイテクト アクティブ・ライフ事業部
  商品開発室 室長 太田 浩充 氏

 少子高齢化に伴い、農業分野においても労働力不足が深刻化しており、省力化や、身体負担軽減のニーズが顕在化しています。
 例えば、露地野菜の収穫作業は中腰姿勢が続くなど、腰の負担が大きく、機械による自働化も難しいことから、 アシストスーツが一解決手段として望まれてきましたが、従来のアシストスーツでは農作業特有の姿勢や動作に対し、動作が制限される。
 歩きにくい等の課題がありました。 本発表では、これらの課題を解決すべく、愛知県農業総合試験場にご協力いただき、農業用のアシストスーツ、J-PAS Agri〜を開発しましたのでご紹介させていただきます。
 農作業にアシストスーツを試してみたい方は是非ご連絡をお願いします。アシストスーツに関心を持つ様々な業種の方々との連携を希望します。




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●「営農支援アプリ「アグリノート」が推進するオープンプラットフォーム戦略」
  ウォーターセル株式会社 代表取締役社長 渡辺 拓也 氏

 ウォーターセルは、生産者の役に立つ情報プラットフォームを構築し、営農情報のデータ化、共有、連携で、農業界の課題を解決する企業です。
2012年に、パソコンやスマートフォンで農作業や圃場の管理、従業員間の情報共有をサポートするクラウド型の営農支援アプリ「アグリノート」の提供を開始しました。
 特徴は、オープン戦略をとり、様々な農業関連企業との連携を推進することで、生産者にとっての利便性や情報プラットフォームとしての価値を高めていることです。
 今後も共創による新たな価値創造を加速し、持続可能な農業づくりに貢献して参ります。
 農業周辺事業を展開されている民間企業様、金融機関様、JA様、自治体様との連携を希望します。




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●「農家を悩ます病害虫リスクを可視化・予測するアプリMIRAI」
  株式会社ミライ菜園 代表取締役 畠山 友史 氏

 農作物の収穫量のうち常に10~40%が病害虫被害で失われます。被害抑制には勘と経験に基づいた予防的対処が欠かせませんが、気候変動の影響で今までにないタイミングで病害虫が発生するようになりました。
 結果、勘と経験が通用せず、被害が拡大しています。
 弊社はAI病害虫発生予報を搭載したアプリ「MIRAI(ミライ)」を提供しています。
アプリのAI予報を活用した結果収量15%アップした事例もあり、気候変動時代の病害虫リスク最小化に貢献します。
 農作物の流通・販売・生産を行う会社、生産者に対して保険事業や金融事業を展開する会社、新規事業として農業生産を考えている会社、病害虫の生態を研究する大学との連携を希望します。




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●「低価格IoTを活用した持続的な茶の高品質生産技術の開発」」
  センスコム合同会社 代表社員 神谷 幸宏 氏

 様々な分野でモノのインターネット(IoT)を活用し,データを収集する試みが進められています。
 農業の分野もその一つですが,データ収集を行う仕組みの導入がうまく進められていない部分が大きいことが問題となっています。
 ここに愛知県立大学発ベンチャーがその強みを活かし,小規模農家の皆様にも導入しやすいIoTシステムを提供する展望をご説明します。
 本システムをお試ししたい、様々な業種の方々との連携を希望します。




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●「地方企業が目指す!産学官が織りなす持続可能なアグリへの挑戦!」
  北菱電興株式会社 開発事業部 事業企画開発部
  テクニカルエキスパート 松田 夕貴 氏

 農業を取り巻く環境は、明るくない話題も多い一方で、近年では、「地方暮らしのあこがれ」「都市部への市民農園」など、農林水産への興味・関心も高まっていると感じています。 地方企業が取り組む、再生可能エネルギーの利活用やいちご圃場の取組み、スマート農業を後押しする製品開発など、産学官を含めた地域連携及び挑戦の紹介をさせて頂きます。
 アグリ領域に興味関心のある企業、シーズや製品・ソリューションを持っている企業や、今後アグリ領域への参入を検討している企業等との連携を希望します。


 

 資料非公開



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