『Meet up Chubu 』vol.23 DX(デジタルツイン)



<開催概要>

◇日時:2023年8月24日(木)16:00~18:00
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇現地会場: ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)
 オンライン:Microsoft Teams
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会



<プログラム>




●「デジタルによるものづくり共創プラットフォーム構築の取り組み」
  中部電力株式会社 技術開発本部 先端技術応用研究所 副所長 古川 美喜男 氏

 中部電力は、多くの企業がデジタルツイン技術・シミュレーション環境を活用できること、企業同士がむすびつき新しい価値や未来がひらくことにより、日本のものづくりへの貢献を目指します。 そのために、オープンなデジタルによるものづくり共創プラットフォームの構築および検証を開始しました。今回は取り組みの内容と将来展望についてご紹介します。
 実証検証先として、デジタルツインによる生産性向上を図りたいとお考えの製造業企業、また共創パートナーとして、生産システムの設計・施工企業および製造業AIソリューションを有する企業との連携を希望します。


 

 古川様ご講演資料はこちら (5,292KB)




●「製造AIと完全自動化がもたらす製造業の未来」
  アルム株式会社 取締役 兼 CMO 藤作 健一 氏

 航空機や自動車などあらゆる工業製品に不可欠な精密部品や精密金型。これらを製造するために必要なNCプログラム(工作機械の稼働プログラム)作成作業は、 製造原価の中でコストがかかるだけでなく、近年、日本を含む先進工業国の製造現場でNCプログラムを作成できる技術者の不足や、若い世代への技能継承が重要な課題となっています。 弊社は、かかる産業課題解決を目指すAIスタートアップであり、品質に直結する製造コア工程にAIを導入した未来の製造現場のあり方を参加者とともに考えたいと思います。
 自動化に関心のある工業製品メーカー、部品加工サプライヤーとの連携を希望します。


 

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●「3D空間撮影と空間バーチャル化技術を使用したデジタルツインの活用について」
  株式会社水谷精機工作所 DX事業部 主任 清水 悠太 氏

 3D空間撮影と空間バーチャル化技術や動作シミュレーションを使用するデジタルツインの活用を提案しています。当社工場をはじめ、自動車関連企業の工場をバーチャル化し業務改革に貢献しております。 その経験を活かし、商店街、結婚式場、イベントブースなど様々な場所のバーチャル化もしています。今回はそれらの製作事例や製造業での活用方法にふれながら、 より快適にご利用いただくために、他システムと連携させる新しい仕組みをご紹介します。
 サービス提供先として、製造業や商業施設および学校など、またサービス提供先とのHP連携に向けた、HP制作会社との連携を希望します。




 

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●「半導体素材開発におけるデジタルツインの活用と横展開」
  国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 未来材料・システム研究所
  未来エレクトロニクス集積センター 教授 宇治原 徹 氏

 我々はパワー半導体であるSiCの結晶成長技術の開発を行ってきました。それにおいて、実際の製造装置のデジタルツインをシミュレーションと機械学習技術を駆使することで構築し、 コンピュータ上のデジタルツインを用いて、実際の製造を徹底的に検証することで、高効率に最適製造技術を見出すことに成功しました。
 現在、この方法論をさまざまな素材プロセス・デバイスプロセスへ展開すべく取り組んでいる研究開発をご紹介します。
 自動車や半導体および素材メーカー、また結晶成長装置などの装置メーカーとの連携を希望します。


 




※イベントの申込受付は終了しました。