『Meet up Chubu 』vol.17 SDGs(アグリテック)
<開催概要>
◇日時:2023年5月25日(木)16:00~18:00
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇現地会場:
ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)
パブリックビューイング会場:
MUSASHi Innovation Lab CLUE
オンライン:Microsoft Teams
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会
◇協力:MUSASHi Innovation Lab CLUE
<プログラム>
●「「農業の工業化」による地域活性化 ~自動化/DX技術開発~」
株式会社デンソー フードバリューチェーン事業推進部 担当次長 堆 大悟 氏
農業生産で大きな社会課題となっている就農人口減少の抑止に向け、工業化技術で魅力ある農業生産モデルを地域で構築し、
人の活躍の場を創出する構想を立案しています。大規模施設園芸においては、欧州先進ハウスに収穫/搬送ロボットを導入し、
重作業を軽減することで地域の多様な働き手を創出するモデルを検討しています。また、中規模施設園芸においては、DX技術を活用し、
デジタルデータで遠隔から栽培指導することで、地域農業の担い手を早期育成するモデルを構想しています。
これらのモデル構築に必要となる技術開発の取り組みについて説明します。
新規就農者の促進・支援、地域農業の雇用活性化を進めようとされている自治体様や、AI、画像認識、DXでスマート農業向け開発を
進めようとされているメーカーとの連携を希望します。

堆様ご講演資料はこちら (2,636KB)
●「土壌微生物で食の未来を築く」
株式会社TOWING 代表取締役 西田 宏平 氏
世界の温室効果ガス排出量の1/3はフードシステム由来であるという調査結果が出されました。
世界中で持続可能な食料生産システムへの切替が求められています。TOWINGは独自技術と農研機構で開発された土壌微生物培養技術を
掛け合わせて、従来廃棄されていた有機物を材料に1.農地への炭素固定、2.有機転換、3.収量や耐病性等の向上を実現する
“高機能バイオ炭”を開発しました。農業だけでなく、食品工場や、畜産業や漁業での残渣利活用も可能であり、
次世代のローカルフードシステムとして、地域へインストールし始めています。
2024年問題による物流費高騰への対策のため、自社での減容を検討されている食品加工業様や食品卸業様、農業参入を検討している
企業様、地域の食料生産にかかわる行政の方、農業法人の方との連携を希望します。

西田様ご講演資料はこちら (2,302KB)
●「光合成にCO2は必須!しかし世界的には削減!ではどうする?」
イノチオみらい株式会社 代表取締役社長 大門 弘明 氏
私たちはミニトマトを愛知県豊橋市で生産している農業法人で、施設面積は3.6haと県内最大級となります。
植物は光合成が重要であり、生産物の収量や品質に差が出ます。そのため、積極的なCO2施用は増収につながります。
しかし、世界的には温室効果ガスとして問題視されており、灯油燃焼で取り出す装置や製造ガス施用では環境問題が残ります。
環境にも生産性向上にも役立つ装置開発が必要ではないでしょうか?
空気中のCO2を投入してハウス内に供給していく装置開発に向けた企業様、大学、研究機関との共同開発を希望します。

大門様ご講演資料はこちら (3,998KB)
●「ロボットとAIで農業を自動化し持続可能な有機農業へのシフトを加速する」
株式会社トクイテン 代表取締役 豊吉 隆一郎 氏
トクイテンは農業を持続可能なものにしていくため、ミニトマトを自社で栽培しながら、ロボットやITを使って栽培を自動化しようと
しているスタートアップです。農業従事者の高齢化による将来の人手不足を、AI・自動化を活用し解決する取り組みや、
農業資材の高騰や気候変動など、農業が抱える様々な問題を有機農業で解決する取り組みを行っています。
自社開発したロボットにて自動収穫している様子や、有機JASを取得した圃場での栽培や販売の様子を紹介します。
新規農業参入や、温熱・冷熱・CO2などの既存のリソースを活用した農業参入を検討されている方、選果機などの大型機械の開発をされている企業様との連携を希望します。

豊吉様ご講演資料はこちら (7,740KB)
●「TOYOHASHI AGRI MEETUPについて」
豊橋市 地域イノベーション推進室 主任 室井 崇広 氏
豊橋市は全国でも有数の農業地帯となっており、高度な技術が集積する一方、営農上の課題も抱えています。
そこで豊橋市は地域の農業者、農業関連企業と全国の有望な農業系スタートアップ(アグリテック)をマッチングし、
本市を実証フィールドした農業課題の解決につながる新製品・サービス開発を目指すプロジェクト、
TOYOHASHI AGRI MEEETUP(豊橋アグリミートアップ)を実施しました。
本事業をきっかけに生まれている農業者との共創の取組みについてご紹介させていただきます。

室井様ご講演資料はこちら (2,479KB)
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