『Meet up Chubu 』vol.12 社会課題・地域活性化(A-idea)


<開催概要>

◇日時:2023年3月9日(木)15:30~17:20
◇対象:オープンイノベーションを志向する企業、大学・研究機関、行政、金融機関など、幅広いプレイヤー
◇現地会場:ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4F)

 オンライン:Microsoft Teams
◇主催:愛知県、中部経済産業局、中部経済連合会



<プログラム>

※講演資料につきましては、複製および転載無きようお願い申し上げます。


●トークセッション(愛知県×中部経済産業局)
 「県の社会課題やアセット、A-ideaの運用状況等について」

「革新事業創造提案プラットフォーム」(愛称:A-idea)は、産学官金の多様な主体から、革新的プロジェクトの 提案や技術・研究シーズの登録を受け付けるWeb上のプラットフォームです。会員登録は無料で、アイディア・シーズ・ 支援施策の検索、パートナー探しが可能です。パートナー探しについては、Web上だけでなく、イベントも開催し、マッ チングをサポートしてまいります。また、県の課題感等と合致する革新的プロジェクトの提案については、社会実装に向 け、官民連携事業として愛知県がサポートします。来年度からは、補助金も新設しますので、多くの方の会員登録、ご提 案をお待ちしています。



 A-ideaについてはこちら



●技術・研究シーズの紹介
 1.DX
 (1)「製造現場におけるDXの始め方や活用方法、研究事例の御紹介」
   名古屋工業大学 工学専攻 情報工学系プログラム 准教授 大塚 孝信 氏

 DXといっても、単純に可視化するだけでは費用対効果が現れません。我々は、必要最小限のセンサ類を用いて 製造現場や医療現場のデータを収集し、価値のある情報としてフィードバックしています。今回は、実際の現場 で実証を行っているデバイスとシステムを説明し、QAにてプロトタイピングに関する質問や、何を目指すべ きかディスカッションできれば幸いです。



 大塚様ご講演資料はこちら (4,245KB)



 (2)「monitで実現する中小工場のDX。マッチングへの展望」
   トランスミット株式会社 営業部 成沢 彩希 氏

 各業界でDXが叫ばれる昨今、日本で大きなインパクトを起こすことができるのは煩雑であるが故にアナログな業務 体制が残る製造業であると考えています。その中でも、特に課題が深いのが中小工場です。そこで、私達トランスミット は、SaaSとIoTで手軽に中小工場の現場のデータ活用を実現しようとしています。本講演では、名古屋発スタートアップと しての挑戦と、マッチングの可能性についてご紹介します。
 短期的な協力だけでなく、今後工場の自動化と設備投資、融資は必ず結びつき、ネットワーク効果的に効いてくると考え ています。中小工場のデータ管理などの検証や販売代理店として製造業(特にエンタープライズ)との連携、販売代理店とし て地方銀行との連携を期待しています。



 講演資料非公開



 (3)「製造業の開発・生産技術領域におけるデータ利活用による最適化技術」
   株式会社SUPWAT 代表取締役CEO 横山 卓矢 氏

 製造業における開発・生産技術領域におけるデータを利用し、開発工数の削減や生産条件の最適化を実現する技術を 開発しました。特に複数の制約条件下、かつ多数の設計・生産パラメータを有する業務の条件出しについて機械学習/最適 化技術により課題を解決していきます。本技術は少量データにおいても対応可能であり、また最適化の方向性について独自 のデータ可視化技術により納得感を醸成しながら次なる実験・生産条件の導出が可能です。
 生産ラインをお持ちの製造業事業者様、その中でも特に研究・開発・設計・生産技術の皆様と弊社プラットフォームご導 入によるDX推進を行っていきたいです。また、プロジェクトベースでのAIモデル開発やデータ分析のご支援、PoCの実施を期 待しています。



 横山様ご講演資料はこちら (1,000KB)



 (4)「集団スポーツの戦術的な動きを機械学習の予測に基づき評価する」
   名古屋大学大学院情報学研究科 知能システム学専攻
   基盤知能情報学 准教授 藤井 慶輔 氏

 スポーツをプレーの結果で評価するのではなく、その戦術をデータから機械学習の予測に基づいて評価します。それに より、多くの人が気づかなかったことに気づける、定量的な情報が共有される、新たな価値観を提供します。 例えば、より エキサイティングなスポーツ観戦を提供するとともに、分析や意思決定を支援するツールを提供できます。スポーツファンへ の高度な楽しみ方、選手の能力向上、チームへの価値提供が期待できます。
 連携パートナーとして、スポーツDXを支援する企業または関心がある企業、スポーツ映像の制作、加工、編集等を行う企業、 スポーツ教育の当事者(学校やスクールなど)、スポーツ振興や産業課題に関与または検討している企業を探しています。名 古屋大学との共同研究からご検討いただけますと幸いです。



 藤井様ご講演資料はこちら (1,321KB)



 2.文化芸術
 (1)「子ども達が文化体験を通じ、可能性を広げる。「Sonoligo Kids」」
   株式会社Sonoligo 代表取締役CEO 遠山 寛治 氏

 「Sonoligo Kids」は、地域の子ども達が文化体験を通じ、可能性を広げることを支えたい企業と協力し、子ども達に 文化体験の機会を提供する取り組みです。Sonoligo Kidsという子ども向けのプランを作り、家庭の経済状況に左右されず、 すべての子どもが多様な文化体験(既存のコンサート・スポーツ観戦・美術館・映画館・アクティビティーなど)に、より 気軽で定期的に参加できる社会を実現します。
 文化施設を運営するイベント事業者、子どもへの地域貢献をしたい企業と連携することで、Sonoligo Kidsへのイベントの 提供や、Sonoligo Kidsへの協賛企業の獲得に取り組んでいきたいです。



 講演資料非公開



 (2)「AI音声合成・AI歌声合成」
   株式会社テクノスピーチ 代表取締役 大浦 圭一郎 氏

 近年の技術の発展に伴い、様々な分野でAIの実用化が始まっていますが、人間の声の再現についてもAI技術によりその 制度が向上しており、一部では実用化が進んでいます。本講演では、国立大学法人名古屋工業大学発のベンチャーとして創業 し、AI技術を用いた音声合成の実用化を進めている企業「株式会社テクノスピーチ」の歩みや技術の活用事例などを紹介しま す。
 エンタメや観光関連の連携パートナーを探しており、例えば訪日観光客をターゲットとしたご当地キャラによる観光プロモ ーションへの技術提供などを行っていきたいです。




 大浦様ご講演資料はこちら (2,337KB)




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