『Meet up Chubu 』vol.11
デジタルトランスフォーメーション(AI・IoT)
<開催概要>
◇日時:2023年2月9日(木)16:00~18:00
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇現地会場:ナゴヤ イノベーターズ ガレージ アネックス(ナディアパーク3F)
オンライン:Microsoft Teams
◇主催:中部経済産業局、中部経済連合会
<プログラム>
※講演資料につきましては、複製および転載無きようお願い申し上げます。
●「プロセスインフォマティクスによる製造工程の最適化」
アイクリスタル株式会社 代表取締役 高石 将輝 氏
素材開発や製品開発の現場では、より良い製造条件を探索するためには、試作や測定が繰り返し行われており、
長期間を要しています。 当社では、製造業で日々行われている製造条件や設計の最適化という課題に対して、プロ
セスインフォマティクスというAI技術を用いて 解決するソリューションを提供しています。
本講演では、半導体業界で先行する事例をベースに、当社のプロセスインフォマティクスの取り組みをご紹介しま
す。自社製品や独自加工技術を有するメーカーや研究開発や製造条件の最適化を行っているメーカーとの共同開発、
あるいは、切削・研削・研磨などの加工技術が強みの加工(装置)メーカーや、その加工プロセスを日常的に行う素
材メーカー(結晶、ガラス、鉄、セラミックス、電子基板)、刃物・砥石や研磨剤などの研削研磨に関連する素材メ
ーカーとの連携を希望しています。

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●「装着型センサを用いたドライバ心身状態のモニタリング」
豊橋技術科学大学 機械工学系 助教 秋月 拓磨 氏
ヒューマンエラーによる事故は、交通事故原因の中でも高い割合を占めています。また、ナビやスマホ操作などの
運転以外のタスクの発生検知や事故リスクの把握を行う上では、ドライバの心身状態を安定して常時計測することが
重要です。この課題に対して、我々はドライバの手の動きに着目し、手首装着型の加速度センサを用いたドライバモ
ニタシステムの開発をすすめています。
本講演では、センサから得られた手先加速度をもとに、運転中の注意力低下を招く行動・動作・心的状態の発生を検知
する試みについてご紹介します。共同研究(フィールドでの計測実験、ライフログデータの利活用、安全運行管理サー
ビスの実現可能性の検証等)や、試作(ドライバモニタシステムの開発やウェアラブルデバイスへの実装)を一緒に行
えるような企業、ドライブレコーダーや安全運行管理システム等の開発やサービスを提供している企業、ライフログデ
ータ或いはディジタルバイオマーカー技術の利活用に関心や実績のある企業・研究機関との連携を期待しています。

<お問合せ>研究推進アドミニストレーションセンター
E-mail : tut-sangaku@office(アドレスの末尾に「.tut.ac.jp」を補完してください。)
●「防犯カメラをサイバー攻撃から守る保護装置とCloudの連携で新しいサービスを創出する」
株式会社ピーゼットピー 代表取締役 二村 憲人 氏
最近では企業や病院をターゲットにしたサイバー攻撃の被害などをニュースで目にする機会が増えており、 サイバー
攻撃の脅威が現実のものとなっています。サイバー攻撃は、ハッカーが直接ターゲットを攻撃することはなく、 「踏み台」
と言われる「既にハッキングされハッカーに遠隔操作されたIoT機器」を介して行われるものであり、 サイバー攻撃を防ぐ
ためには「IoT機器の踏み台化」を防ぐ必要があります。そこで、もっとも「踏み台」にされやすいIoT機器の一つである防
犯カメラをハッキングやなりすましから守る装置 を開発していますが、サイバーセキュリティ対策のマーケットが未成熟
なので、その装置とCloudの連携で「DX推進」と 「セキュリティ対策」が両立できるサービスの創出を目指しています。
現在は防犯カメラをハッキングから守る装置の試作を終えたところであり、IoT関連のセキュリティプロダクト開発・事業
化に向けて、実証開発で試験導入して頂ける工場や、サービスを一緒に開発して頂ける連携パートナーを探しています。

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●「大学・研究機関/スタートアップ/中小・中堅企業向け 支援制度のご紹介」
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)
関西支部 事業管理グループ 主任 松井 孝友 氏
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、研究開発型の中小・中堅企業、大学発ベンチャー、
スタートアップ等の皆様を対象とした支援制度をご準備しています。
本プログラムでは、シーズ発掘から事業化までの開発フェーズに合わせた支援事業を中心にご紹介いたします。ご関心の事
業や個別のご相談等ございましたら、ご連絡いただけますと幸いです。

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