
『Meet up Chubu』vol.1 カーボンニュートラル(熱マネジメント)
<開催概要>
◇日時:2022年9月8日(木)16:00~17:30
◇対象:共同研究や新事業展開など協業先探索にご関心のある方
◇会場:名古屋大学Idea Stoa/オンライン(Microsoft Teams)
◇主催:中部経済産業局
<プログラム>
●「脱炭素社会創造センターの取組紹介」
名古屋大学 未来社会創造機構 脱炭素社会創造センター センター長 教授 西澤 泰彦 氏
2050年カーボンニュートラルに向けて、2022年4月に名古屋大学は、未来社会創造機構の中に脱炭素社会 創造センターを設立しました。当センターは、カーボンニュートラルの達成と脱炭素社会の構築を通過点とし、 最終的には自然―産業共生型持続社会の構築を目標としています。今後は、大学のシーズ情報の提示や情報交換 を行う研究会の開催を予定しています。研究会に参加していただける方、共同研究等を通じてセンターと協働い ただける連携パートナーを探索しています。

●「無電力な熱エネルギー輸送技術でカーボンニュートラルに貢献」
名古屋大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻 教授 長野 方星 氏
カーボンニュートラルの実現に向けて、熱エネルギーの利用は1つの有効な手段となりますが、「輸送技術」 に課題があります。ウィックで発生する毛管現象を利用した熱輸送技術であるループヒートパイプを用いることで、 従来技術では実現ができなかった、電力を要さない大量熱の長距離輸送方法を確立しました。工場排熱利用など本 技術の社会実装に向けた連携パートナーを探索しています。

●「カーボンニュートラルに係るコーポレートベンチャーキャピタルの取組」
豊田合成株式会社 新価値創造部 ベンチャー投資企画室 横山 太郎 氏
2019年に設立した豊田合成ベンチャー投資企画室(TGCVC)の取組と同社が行うカーボンニュートラ ルの取組をご紹介します。設立から3年半が過ぎ、多くの企業に出資を行ってきたTGCVCの理念及び実績、およ び、今後のカーボンニュートラルの実現向けて、オープンイノベーションで取り組みたい分野をご紹介します。既存 事業の周辺技術、および当社が「桂馬領域」と呼んでいる「現在は隣接しないが将来シナジーを産む可能性を感じる」 技術、具体的な分野としてはカーボンニュートラル、スマートファクトリに関する技術などで、ご協力いただけるス タートアップ、大学等の連携パートナーを探索しています。

●「電子機器の熱問題を解決し、省エネ化・小型化を可能にする最先端放熱素材」
株式会社U-MAP 代表取締役 西谷 健治 氏
電子機器の熱問題を解決する最先端放熱素材「Thermalnite」は、ファイバー状の窒化アルミニウム単結晶であり、 高い熱伝導率と絶縁性を有しており電子部品の熱問題の解決が期待されています。既に、セラミックス基板、TIMシート、 射出成形ペレットへの実装を成功しており、セラミック基板については、量産の準備も進めています。我々の熱技術に関 心のある方、あるいは事業にご協力いただける連携パートナーを探索しています。

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