更新日:令和5年7月27日
No.49 石川県工業試験場
CN(カーボンニュートラル)・DX(デジタルトランスフォーメーション)編
<デジタルツインを活用した技術開発支援>
Q1.石川県工業試験場では、企業のDX支援について、どのような取組をされていますか。
Q2.デジタルツインについて教えてください。
A.デジタルツインとは現実の機械システムのふるまいをサイバー空間であるコンピュータ内でシミュレーションにより再現するものです。通常のシミュレーションと異なるのは、現実とサイバー空間で情報がつながっているというところがポイントです。Q3.デジタルツイン技術をものづくり現場で活用する具体的な効果を教えてください。
A.デジタルツインのモノづくり現場の活用事例として、バーチャルセンサと呼ばれるものがあります。このバーチャルセンサはセンサでは計測できない位置の温度などの物理量をシミュレーションによって推定するものであり、実際にセンサがあるかのようにリアルタイムにセンサ情報が出力できます。このため、内部で実施されるシミュレーションは超高速で計算が行われます。また、通常のシミュレーションとは異なり、実機のセンサからの情報に基づいて計算が行われるため、解析精度も比較的優れております。このシミュレーションにより、センサ以外の様々な物理量(情報)を取得することができます。Q4.デジタルツインを活用して、石川県工業試験場ではどのような技術支援をされていますか。
Q5.技術支援を受ける際の利用料金や相談フローを教えてください。
A.相談はメールや電話等でいつでも対応しております。特に料金もかかりません。具体的な作業が必要な場合は、受託研究などに発展することもあります。Q6.様々な業種からの相談が予想されますが、今までにどんな相談を受けましたか。
また、デジタルツインによる実測を行った際の企業の反応はどんな様子でしたか。
Q7.デジタルツインを使うために、どのような設備を導入されていますか。
Q8.デジタルものづくり推進のための拠点整備が予定されていますが、この拠点では具体的にどんな支援が受けられますか。
A.デジタルツインも含めたシミュレーション全般に関して、支援をしていく予定です。様々なシミュレーションを導入し、県内企業の技術者にご利用いただく場を設けていきます。また、シミュレーションを効果的に活用して頂くために、人材教育などにも力を入れていく予定です。さらに技術導入後も企業に出向き、効果的に活用できるまでの伴走支援を行っていく予定です。Q9.拠点整備によって、地域企業へ提供していきたい価値など、今後の展開についてお聞かせください。
A.整備する拠点が、地域企業のデジタル化や競争力強化に貢献できるように取り組みを進めていきたいと考えております。デジタルツインやシミュレーションにご関心ございましたら、お気軽にご相談ください。本インタビュー対応者
公設試の概要
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