取材日:2022年12月
オンライン講座の様子
同社は、平成31年に代表の杉浦氏が1人で設立しました。配偶者の転勤によってオランダへ移住後、妊娠・出産・育児を経験。 慣れない外国での生活の中、言語や文化の壁を感じ、世界のどこにいても安心して妊娠・出産・育児ができる環境を作りたいと 考えるようになったことが設立のきっかけです。助産師としての勤務経験を活かし、妊活中・産前・産後の女性や法人を中心に個人相談やオンライン講座などのサービスを展開しています。同社には、世界6か国に13名の助産師が所属しており、英語、ドイツ語、フランス語など多様な言語に対応しているのが強みです。
また、相談場所や社会的なサポート不足で思うようなワークライフバランスが整わないことも、女性の妊娠・出産・育児をめぐる問題となっていることから、 令和4年度には、「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」を活用し、就労女性を支える上司を対象とした1on1ヒアリングや女性とパートナーを 対象としたセミナー等、離職や心身の不調による休職になる前に、予防段階からアドバイスを行える、継続的なサポート実証事業にも取り組んでいます。
男性育休セミナーの様子
その他、男性向けの取組にも力を入れ始めています。令和4年10月1日より、育児休業法の改正に伴い、「産後パパ育休」という制度が導入されました。 政府は、令和7年までに男性の育休取得率30%を目指していますが、令和3年度の取得率は13.97%にとどまっています*。
同社も取組の1つとして、企業や自治体の職員向けに、セミナーを開催し、制度に対する理解を深めるとともに、会社にとっても家庭にとっても 意味がある制度にするためにはどうしたらよいか考えるきっかけづくりを行っています。*出展:令和3年度雇用均等基本調査(厚生労働省)
“不安な気持ちの解消”と“適切な個別の情報提供”を行うことで、誰もが安心して妊娠・出産・育児ができる社会の実現を目指し、 24時間365日、助産師にできるサービスの提供を続けていきます。
企業名 | 株式会社じょさんしGLOBAL Inc. |
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HP | https://josanshi-cafe.com/ |
お問合せ先
- 中部経済産業局 地域経済部 航空宇宙・次世代産業課
- 〒460‐8510
愛知県名古屋市中区三の丸二丁目五番二号
電話番号:052‐951‐4091
メール:bzl-healthcare-chubu■meti.go.jp
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最終更新日:2025年4月25日