株式会社ヘルスケアシステムズ

「大学で培った研究技術と検査データに基づき、生活習慣に対する気づきと行動変容を促すきっかけを提供」

取材:2022年10月

  • 郵送検査「カラダのものさし」

    郵送検査「カラダのものさし」

同社は平成21年に名古屋大学発ベンチャーとして創業。生活習慣の改善を促進し疾病予防にもつながる郵送検査事業を中心に事業展開してきました。現在、郵送検査を展開する国内同業他社で最も多い20商品を取り扱っています。

平成28年には、経済産業省の商業・サービス競争力強化連携支援事業(新連携支援事)を活用し、郵送による未病検査と在宅管理栄養士による生活習慣改善クラウドサービス事業を実施。生活習慣と関連した郵送検査結果データと食事画像データ、生活習慣データを連携させるシステムを開発し、検査結果を元に「自分に合った健康行動」を提案するサービスの基盤となりました。

*現在は、令和4年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」に統合されています。

  • 名古屋本社ラボ

    名古屋本社ラボ

郵送検査事業以外に、臨床研究事業も同社の事業の柱の1つです。同社では自治体や民間企業、大学とともに全国各地で実証研究を行い、企業の新たな市場獲得及び商品開発、自治体の健康政策の一助を担っています。当地域では、愛知県蒲郡市、株式会社明治、愛知学院大学と産学官連携で、「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」を実施。蒲郡市内外の45~69歳までの男女347人にカカオポリフェノールを多く含むチョコレートを1ヶ月毎日摂取してもらい、生活習慣病予防効果を検証しました。その結果、血圧の低下や善玉コレステロール値の上昇等、チョコレートの機能性が確認され、チョコレートの摂取が生活習慣病の改善に繋がることが分かりまし

同社は社員への健康支援事業にも取り組んでおり、「健康経営優良法人2022」の中小規模法人部門において5年連続で認定されました。平成28年11月に行った健康宣言をもとに、全社員の健診受診や残業時間の短縮、健康的な食生活など9項目の目標を掲げて、社員とその家族の健康増進と健康を支える働く環境の整備に努めています。

令和3年1月には、愛知・名古屋地区と浜松市が中部経済産業局と連携し、グローバルな活躍を目指すスタートアップ企業を集中支援するプログラム「J-Startup CENTRAL」の対象企業に選定された同社。中部地域を代表するスタートアップとして、今後も新しい検査技術の研究開発に取り組み、「生活習慣のミスマッチをゼロにする」ことで、一人ひとりに合った最適な健康の提供を目指していきます。

企業名 株式会社ヘルスケアシステムズ
HP https://hc-sys.com/

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最終更新日:2025年4月25日