株式会社FUJI

「暮らしに寄り添う技術開発を強みに、世界で活躍できる企業を目指して」

取材:2022年3月

同社は、電子製品の製造に必要不可欠な、プリント基板に電子部品を装着する電子部品実装ロボットの製造を手がける企業です。業界で初めて画像認識機能を採用するなど、実装技術の最先端を走っています。

  • Hugが体をしっかりサポート

    Hugが体をしっかりサポート

同社では、長年培ってきたロボット製造技術を活かし、経済産業省及び国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が行う「ロボット介護機器開発・導入促進事業」を通じて、高齢者の方の移乗動作をサポートするロボット「Hug(ハグ)」を開発しました。病院や施設で活躍するタイプのほか、よりコンパクトな設計のタイプもあり、活躍の場を広げている製品です。

本製品は、ベッドから車椅子、車椅子からお手洗いといった座位間の移乗動作や、脱衣所等での立位保持に役立っています。その他、介護従事者の身体負担の軽減にも役立っており、本製品の導入によって2人介助が必要だったところ、1人介助で対応することができるようになったとの声もあります。

  • 第9回ロボット大賞(厚生労働大臣賞)受賞

    第9回ロボット大賞(厚生労働大臣賞)受賞

移乗支援は介護現場だけではなく、医療現場でのニーズもあると考えられています。人手不足が深刻化していると言われている医療・介護業界において、スタッフの身体負担軽減による業務効率向上といった働き方改革の視点での導入も期待されています。また、今後は海外にも目を向け、体格のよい外国人を対象としたタイプの製品の開発にも注力していきたいと考えている同社です。

近年、地域貢献事業にも携わっており、本社所在地である知立市内に複合施設「THANK(サンク)」を運営。地域の児童を対象としたアフタースクールの機能を有する施設内の「teracoya THANK(テラコヤ サンク)」では、児童の理系離れを考慮し、英語をベースとした理数系教育を実施。グローバルに活躍できる人材を育成することで、地域社会の発展に寄与していきます。また、施設内には、「thirty nine cafe(サーティナインカフェ)」も併設され、地域の憩いの場の創出にも取り組んでいます。

ものづくり以外にも、介護・医療や教育といった幅広い分野において、地域から世界を見据えた取組を進める同社。企業活動を通じて、社会と調和のとれた持続可能な発展を目指します。

企業名 株式会社FUJI
HP https://www.fuji.co.jp/

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最終更新日:2025年4月25日