株式会社今仙技術研究所

「半世紀に渡る研究技術で培ったノウハウを活かし、障がい者の暮らしを支える心と体のパートナーに」

取材:2022年1月

同社は1971年に株式会社今仙電機製作所の医療器部として発足。労働災害や交通事故で身体障害を負う人が続いた当時、「日本の生活様式に合うものを、Made in Japanのクオリティで生み出そう」と福祉機器分野に参入。同年には、国産初の電動車いす及び義足を研究開発・製造販売し、日本で1番長い歴史と豊富な経験がある企業です。

  • グッドデザイン賞2020受賞「電動車いすLight6」

    グッドデザイン賞2020受賞「電動車いすLight6」

大学等の研究機関と共同開発にも取り組んでおり、名古屋工業大学との共同研究により生まれた歩行支援機「ACSIVE(アクシブ)」は、バネの力で歩行をアシストする電気やモーターを使わない歩行支援機です。歩行に同調した動きによって、リハビリ患者や歩行が弱まった高齢者の自然な自力歩行をサポートしています。他にも、小児用向けの義手や義足、小児用移動支援機器の研究開発も手がけ、幅広い世代の生活の支えとなっています。

  • 小児用移動支援機器「BabyLoco」

    小児用移動支援機器「BabyLoco」

近年では、障がい者スポーツ振興のためスポーツ用義足の開発に着手。トップアスリート向けにスポーツ用品メーカーのミズノと共同開発した「KATANAΣ」では、板バネの中央に空気孔を設けることで軽量化を図り、パフォーマンス向上に貢献されています。現在は、2024年のパリオリンピックに向けて更なる改良が行われています。

アスリート以外にも、子供たちにも走る喜びを知ってもらいたいと、スポーツ庁から「障害者スポーツ推進プロジェクト(障害者スポーツ用具活用促進事業)」を受託。障がい者スポーツの普及や、より良い義足づくりに必要な情報の充実に取り組まれています。

  • スポーツエントリー層に向けた足部「KATANAα」

    スポーツエントリー層に向けた足部「KATANAα」

『一歩先の未来を共に見つめる、「体と心のパートナー」になりたい』を掲げ、一人ひとりの生活を見つめた製品の提供を通じて、幅広い世代の暮らしを支えています。

企業名 株式会社今仙技術研究所
HP https://www.imasengiken.co.jp/
METI Journal ONLINE 「オリンピック・パラリンピックを支える中堅・中小企業をご紹介!~パラリンピック編~」

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最終更新日:2025年4月25日