株式会社アペックス

「常に新しいニーズに挑戦し、社会課題の解決に貢献」

取材:2021年4月

同社は昭和38年の創業以来、半世紀以上に渡り全国7万台を超える自動販売機の設置から運営管理までトータルサポートを行いながら、自動販売機及び飲料の開発をされている会社です。 愛知県と大府商工会議所が行った介護施設調査により、移乗介助、排泄介助の次に食事介助が課題と分かり、同社として何かできないかと考えたことがきっかけで平成30年にヘルスケア事業に参入されました。

  • とろみ自動調理サーバー

    とろみ自動調理サーバー

食事介助においては、嚥下機能が低下した高齢者らに誤嚥や窒息などの事故が起こらないことが重要です。飲料に“とろみ”をつけることで事故リスクを低減することができます。 そこで同社では、藤田医科大学病院と連携のうえ、同社が持っている自動販売機の技術(カップミキシング技術)を活用したとろみ自動調理器(自販機タイプ)でのとろみ飲料販売をスタート。 「とろみ自動調理サーバー」の開発にあたっては新あいち創造研究開発補助金を活用するなど、産学官で連携をしながら本事業を進められました。この商品の導入により、 介護現場の負担軽減や廃棄ロスにも繋がっています。さらに、機内で調理するため、昨今では特に感染予防の点でも役立っています。

世界に先立って高齢化が進展する我が国では、従業員の健康づくりを通じて、生産性の向上やイメージの向上等につながる健康経営が注目されています。 同社は、とろみ自動調理サーバー開発に続いて、企業の健康経営をサポートする商品「ヘルスチャージスタンド」を開発。ボタン1つで、いつもの一杯に機能性素材をチャージできるため、 従業員一人ひとりの健康に寄り添う取組へのサポートが期待されています。

  • ヘルスチャージスタンド

    ヘルスチャージスタンド

その他、コーヒー生産者・産地に寄り添う支援を行うマザーツリープロジェクトへも参画され、SDGs(持続可能な開発目標)13のゴール達成への貢献をする同社。介護問題、健康経営、SDGs・・・。 様々な社会課題に立ち向かい、時代のニーズに合った事業展開に挑戦され続けています。

企業名 株式会社アペックス
HP https://www.apex-co.co.jp/

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最終更新日:2025年4月25日