株式会社東海第一興商

「うたと音楽のチカラで地域に笑顔と健康を!」

取材:2021年3月

  • 株式会社東海第一興商

    株式会社東海第一興商

同社は“sing for smile”“笑顔のためにうたおう”。もっと音楽を世に、もっとサービスを世に、うたで笑顔を広げたいとの思いで、カラオケ事業を中心に各種サービスを展開されている会社です。

同社では地域コミュニティの交流と活性化につながる、地域の「心とからだの健康づくり」のため、エンターテインメントとレクリエーションを統合した、高齢者の機能訓練や介護予防に役立つ生活総合機能改善機器「DKエルダーシステム」を提供され、 主に介護施設や元気高齢者を対象とした老人福祉施設などで活用されております。また、地域や自治体の行政課題に対応した解決型カスタマイズ事業の提案も実施されております。

3月に三重県鈴鹿市で実施された介護予防事業では、「オンライン行政視察」を実現し全国の自治体、省庁の関係者が参加しました。また同社の「DKエルダーシステム」を使い、講師が笑顔で元気よく声かけをされながら、 音楽に合わせて、「総合的な生活機能向上」の柱となる3つの機能(運動・口腔・認知)を維持・向上できるような運動を実施されました。

コロナの影響で講師の受け入れが困難な場合でも予防事業を継続したいとのニーズを受けて、オンラインを利用して複数箇所で同時に生配信できるサービスの実証を始められ、鈴鹿市の介護予防事業では、鹿児島市の施設等あわせて全国3カ所を中継し、双方向型で実施しました。 その土地に関連したクイズを出題するなど、遠く離れた施設同士の交流も深められ、施設の参加者は、初めて対面する相手でも手を振り合って話され、当室もオンライン参加させて頂きましたが、オンラインでも楽しい雰囲気を共有でき、自然に笑顔がこぼれました。

同社は他に、コロナ禍でも在宅で取り組める介護予防事業、犬山市「おうちでスポーツボイス♪」や、瀬戸市では、市民と制作した、口腔機能向上のみならずシティプロモーションまでも目的とした「大人の本気ダンスプロジェクト」、 また昨今の高齢ドライバー事故問題からスタートした自動車教習所と連携し、多くの男性高齢者が参加したドライバー向け介護予防事業なども手がけるなど、自社ノウハウである歌に関連し様々な方や状況へ合わせた創意工夫による新しい価値を提供し続けています。

世界に先駆けて超高齢社会を迎える中、いかに健康寿命を延伸するかが我が国の大きな課題となっています。第2期「健康・医療戦略」では基本方針の1つに「予防・進行抑制・共生型の健康・医療システムの構築」が掲げられ、 医療現場と日常生活の場が、官民連携しながら境目無く結び付き、行動変容の促進やQOLの向上に資するシステムの構築を目指しています。行政と協働し自社のノウハウを活用した地域での健康づくりを行う同社の取組は、 まさに目指すあり方の一つに感じ、我々も地域に根ざしたより良いビジネスモデルの創出に向けて一層取り組んでいかなければならないと感じました。

企業名 株式会社東海第一興商
HP https://www.dkkaraoke.co.jp/tokai/
エルダー事業 https://www.dkkaraoke.co.jp/business/karaoke_service/elder/

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最終更新日:2025年4月25日