Meet Up Chubu vol.56 「次世代空モビリティ」を開催します
最終更新日:令和6年11月22日
概要
Meet Up Chubuは、大学、企業、スタートアップ等、協業先探索を希望する多様な登壇者が、自らの取組や協業者に求めるニーズ・シーズを紹介することで、新たな連携プロジェクトの創出を目指すオープンイノベーションプラットフォームです。
Vol.56では「次世代空モビリティ」をテーマとし、次世代空モビリティに関する技術・製造面での事業者間連携を支援します。JAXA航空イノベーションチャレンジでの研究内容や、空飛ぶクルマ・ドローンの開発・製造状況について事業者等8社が発表を行いますので、ぜひご参加ください。
日時
主催
後援
協力
対象
- 次世代空モビリティ関連事業者、自動車関連事業者、航空機関連事業者等の航空産業のパートナーや連携先を模索する企業
会場
- ナゴヤイノベーターズガレージ(名古屋市中区栄3-18-1ナディアパーク4階)/オンライン(Microsoft Teams)
定員
プログラム
- (1)『究極の超軽量材料のソラへの展開』
〇国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学 大学院工学研究科化学システム工学専攻 助教 上野 智永 氏
・ソラ(宇宙、空)の領域の発展を支える超軽量材料技術の開発を目的としています。ソラでの活用に向けて、JAXA等と共同で研究開発してきた超軽量電磁波遮蔽材料によるEMC対策や超軽量吸音材料技術による騒音低減の取り組みなどについて紹介します。今後は大学での研究開発フェーズから社会実装フェーズに移行していくことが課題であり、名大発ベンチャーである株式会社ソラマテリアルを設立しました。航空宇宙業界のメーカー等との産学連携による共同開発、スタートアップとの事業化連携などを希望します。
- (2)『空の移動革命への挑戦~日常的に空を活用する未来を目指して~』
〇株式会社SkyDrive 取締役CTO 岸 信夫 氏
・株式会社SkyDriveは「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、「空飛ぶクルマ」の開発および「物流ドローン」「ドローンショー」のサービスを提供しています。空飛ぶクルマは、2020年に国内初の公開有人飛行試験に成功しました。現在は3人乗りの機体を開発中でして、2025年に大阪・関西万博でのデモフライトを目指しております。TC取得や量産・次世代機フェーズでの連携を希望します。
- (3)『航空機装備品をターゲットに導入した環境試験設備の紹介』
〇公益財団法人南信州・飯田産業センター 飯田工業技術試験研究所 副所長 木下 久 氏
・飯田工業技術試験研究所では、国や県等の支援によって、航空機装備品をターゲットにした環境試験装置を導入し、各種環境試験を行っています。今回は、導入した環境試験設備を紹介します。業界規格RTCA-DO160に対応し、国際規格ISO/IEC17025試験所認定も取得済です。今後は、航空機装備品だけでなく、次世代モビリティ分野への利用促進を図っていきます。
- (4)『ドローンの世界市場のトレンド及びITRIのドローン応用について』
〇工業技術研究院(ITRI) 産業科技国際戦略発展所(ISTI) Division Manager Chun-Hao Yueh 氏
・ドローンは世界的に需要が高まっており、スマート農業・物流・測量・点検などの分野で活用され、産業構造を変革する重要な技術となっています。台湾のドローン産業は、ICTおよびAI産業の優位性とグローバルなサプライチェーン構築のトレンドも相まって、今後大きく発展の可能性を秘めています。本講演では、ドローンの世界市場のトレンドに焦点を当てながら、辺境地での物資輸送、送電線やがいしの洗浄、AIによる障害物回避やスウォーム飛行制御など、ITRIにおける革新的な技術を活用したドローン産業の推進についての取組みを紹介します。ITRIのこれらの経験を共有することで、日本と台湾がドローン産業において共に発展し、価値を創出するためのインスピレーションとなることを願っています。
- (5)『民間用途無人機の社会実装に向けた取り組みについて』
〇三菱重工業株式会社 民間機セグメント 事業開拓室 事業開発グループ 無人機チーム 主席チーム統括 間畠 真嗣 氏
・当社は、民間用途無人機として広範囲の点検・監視・巡視を想定した航続時間2時間のシングルローター型小型無人機(全長約2m)と物資輸送を想定した最大ペイロード200kgのマルチローター型中型無人機(全長約6m)を開発しています。現在、社会実装に向けてお客様との想定ユースケースの検証とそこから得られる知見の開発機体へのフィードバックを行っております。無人機の概要と試験の状況、想定するユースケースについてご紹介します。
- (6)『空から物流の課題を解決する!無人ヘリコプター「K-RACER」』
〇川崎重工業株式会社 社長直轄プロジェクト本部 近未来モビリティ総括部 グローバルマーケティング&セールス部 主任 山崎 真弥 氏
・当社グループは、労働人口減少という社会課題の解決に向けたソリューションとして無人ヘリコプターK-RACERの開発に取り組んでおります。 K-RACERは、少子高齢化による労働力不足や激甚化する災害などの社会問題に対し無人機ならではの物流サービスで課題解決を目指す新たな空の物流用モビリティです。これまで弊社が蓄積してきたヘリコプターの開発ノウハウと、モーターサイクルで培った小型ハイパワーエンジンを組み合わせたパワフルかつ高い安定性を持つ機体です。実証機X2を活用した事業開発の取り組みをご紹介いたします。
- (7)『貨物輸送革命 – eVTOL用ターボジェネレーターの可能性について』
〇株式会社IHI 航空・宇宙・防衛事業領域 民間エンジン事業部 第一プロジェクトグループ 主幹 井原 慎一郎 氏
・eVTOLの搭載重量・航続距離を飛躍的に伸ばすためのターボジェネレーター(ガスタービン発電機)を開発し、地域物流の生産性向上に貢献します。現状はサブスケール機でのコンセプト実証を経て、より大型の実証機の概念検討を行っている段階です。また、防衛用途、民間用途それぞれでユースケースの検討を行っています。当社コンセプトに賛同いただき、試験機製作や試験実施、ユースケースの深掘りや需要予測等の分野で連携いただける方を希望します。
- (8)『ヒトが装着して飛行する“ウェアラブルな飛行装置”の開発(JAXAベンチャー)』
〇emblem株式会社 取締役 和田 大地 氏
・emblem株式会社は、特別なミッションを持つ人のための、ウェアラブルな飛行技術の開発に取り組んでいます。災害救助活動や非化石エネルギー(洋上風力発電)の保守・点検作業において、装着した人の移動能力を3次元的に拡張することで、オペレーションを刷新することを目指しています。現在開発している飛行装置や関連する実証フィールド構築に関して、製造面での企業様との連携を希望します。また飛行装置の性能評価に関する大学・研究機関との共同研究や、飛行装置を活用した事業者様との実証連携を希望します。
申込方法
このページに関するお問い合わせ先
中部経済産業局 地域経済部 航空宇宙・次世代産業課
住所:〒460-8510 愛知県名古屋市中区三の丸二丁目五番二号
電話番号:052-951-4091
メールアドレス:bzl-chb-aerospace■meti.go.jp
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