最終更新日:令和6年1月19日
2030年、近未来、皆さんはどんな未来を想像しているでしょうか。「朝、空飛ぶクルマに乗り職場まで向かう未来?」「ウェアラブル端末一つで病気を予防できる未来?」「家に居ながら、遠隔地の農園を全自動で運営できる未来?」
それを実現するためには、どんな技術・サービスがあったらいいでしょうか。未来を考えるとき、自ずと今あるものづくりの延長で考えていませんか?
様々なサービスを可能にするポテンシャルを秘めている中部地域では、加速度的にイノベーションが進み不確実性が増す世界にあって、既存概念にとらわれず、ありたい未来の姿からバックキャストで、事業の在り方を考えることも必要です。
中部経済産業局では、今般、ものづくりにプラスして、次世代の成長領域についての話題を提供することで、まだ見えていない新しい需要を切り開くための一連セミナー、『ものづくり+の中部の未来を考える(ものぷら中部)を開始します。本取組を通じて、中部地域の企業のみなさんが新たな領域へチャレンジする際の新たな視座を提供します。
次世代空モビリティ(空飛ぶクルマ、ドローン)は、航空機産業の要素技術と自動車産業の要素技術が重複する分野であることから、当地域の産業構造にも高い親和性があります。また、新たな産業創出や地域課題に資する分野として、自治体も様々な取組を進めています。
中部経済産業局では、2023年10月に「中部次世代空モビリティ社会実装準備ネットワーク」を立ち上げ、2025年の大阪・関西万博以降の社会実装を見据え、中部一丸になった取組みを加速すべく、自治体担当者間の情報交換、広域連携、ユースケースづくりの検討を始めました。
本セミナーでは、国内外の企業からの基調講演、中部地域のポテンシャルなどを議論するパネルディスカッション等を通じ、次世代空モビリティに関する最新動向や社会実装に向けた情報提供を行います。
【開催概要】
人口減少、高齢化が進み、あらゆる産業を取り巻く事業環境の変化が顕著となる中、中長期的に創出される市場の1つとして、ヘルスケア産業が注目されています。
現在、新型コロナウィルス感染症拡大を機に注目された非接触、遠隔診療等のデジタル・通信技術を活用した機器やサービスの創出が活発化しています。
こうした中、本セミナーでは「『デジタル技術』『ロボティクス技術』等の次世代技術との融合」をキーワードに、最先端の技術の担い手と成り得るベンチャー企業や、ベンチャー企業と連携する企業等の新規参入促進や参入事業者の取組加速化を目的とし、最新の事例や支援施策について御紹介します。
当日は、基調講演、事例紹介の他、Healthcare Innovation Hub(以下、InnoHub)によるベンチャー企業向けの出張相談会や、参加者・登壇者皆様でのネットワーキングを実施します。
【開催概要】
(1)基調講演1「中部地域健康・医療産業振興の取り組み紹介と2030年に向けた展開」
講師:名古屋大学医学部附属病院先端医療開発部 部長/病院教授
名古屋大学医学部附属病院脳卒中医療管理センター センター長 水野正明 氏
中部経済産業局地域経済部航空宇宙・次世代産業課 片桐祐子
(2)基調講演2「次世代技術が拓く健康・医療産業」
講師:デジタルハリウッド大学大学院 特任教授
東京医科歯科大学 臨床教授
Healthcare Innovation Hubアドバイザー 加藤 浩晃 氏
(3)企業先進事例紹介
・テーマ:PHR
登壇者:株式会社ヘルスケアシステムズ 代表取締役社長 瀧本 陽介 氏
・テーマ:オンライン診療
登壇者:ジークス株式会社 代表取締役社長CEO 村上 嘉一 氏
・テーマ:デジタル介護機器
登壇者:株式会社ユタカ電子製作所 マイクロコンピュータシステムデザイン 松平 守弘 氏
(4)施策紹介
(5)InnoHub出張相談会(先着順、事前申込制。リアル10事業者、オンライン5事業者)
【InnoHubについて】
InnoHubは、ヘルスケアやライフサイエンスに関わるベンチャー企業等の相談窓口です。
相談内容に応じて、事業計画相談、ヘルスケアベンチャー等への支援者・支援団体
(InnoHubアドバイザー・サポーター団体)等への情報提供やマッチングを行うなど、
多様なネットワークを活用して相談者を支援します。事務局は、経済産業省の委託を受け、
株式会社日本総合研究所が運営しています。InnoHubの活用事例などの詳細は、
InnoHubホームページを御覧ください。(InnoHubホームページはこちら)
宇宙ビジネス全体の市場規模は2040年に現在の3倍になると想定されており、その中でも、衛星データを活用したビジネスなどの宇宙利用産業は、宇宙機器産業とは異なるプレイヤーの参入が想定される分野です。中でもリモートセンシングデータは、農業・水産業・林業などの一次産業や防災・資源開発・インフラ点検など、幅広い分野で活用可能であり、地域課題の解決にも大いに役立つと期待されています。実際、水災害時に被害地域の範囲や浸水の高さを早期に把握し、保険金の迅速な支払いに繋げる事例や、衛星データを耕作適地の選定・栽培環境のモニタリングに活用した米作りなど多くのビジネスが生まれています。
経済産業省では、これまで衛星データプラットフォーム「Tellus」の整備・拡充や、衛星リモートセンシングデータを活用して地域課題の解決を図る事業に対する支援を行ってきたところですが、このたび、中部地域の企業の皆様にその活用可能性を広く知っていただくため、セミナーを開催することにしました。
本セミナーは、衛星データに関する基礎知識や解析手法に関する講義に加え、参加者自ら、実際に「Tellus」を利用して衛星データを使った初歩の解析を行っていただくことで、衛星データの有効性を体感していただけるものとなっております。
既存事業に衛星データ活用という視点を掛け合わせることにより、新たなビジネスの創出に繋げていただくことを期待しています。
【開催概要】
次回の詳細が準備ができ次第、順次御案内予定です。
中部経済産業局 地域経済部 航空宇宙・次世代産業課
住所:〒460-8510 愛知県名古屋市中区三の丸二丁目五番二号
電話番号:052-951-4091
メールアドレス:bzl-chb-kokujisedai■meti.go.jp
※ スパムメール対策のため、@を■に変えてあります。メールを送信するときは、■を@に戻してから送信してください。