ものづくりに最初から最後まで関わりたい。
それが焼き物に魅力を感じたきっかけでした
前職は自動車メーカーのシート設計の仕事をしていました。10年ほど勤務し、仕事のやりがいも感じていましたが、自動車の製造はたくさんの人が関わり、工程も数多くあります。そのため、私がデザインしたものが最終的な製品になる姿を間近で見ることは少なく、次第に「製品が出来上がるところまで見届けたい」という気持ちが強くなって転職を決意。その後、1年間、ハローワークの職業専門学校で焼き物について勉強し、この会社に入社しました。現在は、干支(えと)や雛人形・五月人形のデザインに関わり、スケッチから商品化まで全てに関わり、すぐ近くにお客さまを感じながら仕事ができる環境にやりがいを感じています。
些細なニュアンスで表情が変わる焼き物の世界
精密さを求められる仕事に関わりスキルも向上
焼き物をデザインする仕事では、スケッチ通りに商品を仕上げるところに難しさを感じます。以前、人気キャラクターの招き猫を担当したときは、キャラクターを忠実に再現するのに苦労しました。お客さまから「目の位置が違う」など、コンマ単位のわずかなズレにも厳しい指摘をいただき、愛するキャラクターへのこだわりを実感。そこで私は、誰がやっても仕上がりが同じになるよう独自の検査ゲージを作成。デザイナーとしても大きくスキルアップできたと感じています。
育休中は、子どもがいる生活を楽しみながら
資格取得にも挑戦したいと思っています
出産を控えていますので、今後、育休を取得する予定ですが、これほど長い休暇をいただくのは働き出してから初めてのこと。育児を楽しみながら仕事復帰への土台を作っていきたいと思う一方で、資格取得にも挑戦したいと考えています。職場では、イラストレーターやフォトショップなどを使ってデザインしていますが、エクセルを使える人はまだまだ少ないのが現状。MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)などの資格取得を目指し、職場に新しい風を吹き込めたらと思っています。