平成28年度 企業紹介

岩崎模型製作の料理の一番美味しい瞬間を切り取った
本物より本物らしい食品サンプルを目指す

料理の一番美味しい瞬間を切り取った
本物より本物らしい食品サンプルを目指す

食品サンプルの第一人者であり、「いわさきグループ」の創始者である岩崎瀧三が、1955年に生まれ故郷である郡上に設立した岐阜工場が同社の前身。1963年に岩崎模型製造株式会社と社名変更されて現在に至る。岩崎模型製造が作る食品サンプルは、本物と見間違えるほどのリアルな再現力が特徴。食品サンプルの全国シェアNo.1を誇る「いわさきグループ」を通じて、全国各地へ出荷されている。食品サンプル業が地場産業として根付き、郡上が「食品サンプルの町」として広く知られるようになるなど、地域の発展にも貢献している。

 【平成29年3月掲載】

女性活躍☆実行宣言!
取締役社長 小酒井誓吾氏
取締役社長
小酒井誓吾氏
高いレベルの食品サンプルを大量に作るという作業は、
女性に向いている仕事。女性リーダーも活躍しています!
質の良い食品サンプルを数多く作る仕事は、比較的手先が器用で細かな作業も黙々とこなしていける女性に向いている仕事だと思います。実際、当社も従業員の半数以上が女性で、会社が大きくなったのも女性の力によるものが大きいと感じています。そうしたことから、今年から3名の女性リーダーに活躍してもらっており、さっそく女性スタッフの悩みや要望が上がりやすくなるという効果も出ています。「こんなグッズが売れそう」「こんな体験がおもしろそう」など、マーケットに関しても女性は敏感ですので、商品開発や企画に関しても女性の活躍に期待しています。当社では、結婚や出産で一度退職した女性が、何年か後に再び入社するケースも多く見られます。せっかく身につけたサンプル作りの経験やノウハウを生かしてもらうことができるので、会社としても助かります。子育てや介護で忙しくなる場合は就業時間を相談し、事情に合わせてフレキシブルに働けるようにしています。
事業内容
レストランの店頭に置いて誘客効果を発揮する食品サンプルの製造と、「サンプルビレッジ・いわさき」でのサンプル作り体験・グッズ販売が事業の2本柱。食品サンプルの規格部品は1000種類以上。繊細な表現力が必要なため機械化が難しく、ほとんどの製品をハンドメイドでまかなっている。「サンプルビレッジ・いわさき」では、食品サンプル作りが体験できるほか、食品仕立てのスマホスタンドやキーホルダー、「あっ、こぼれたコーヒー」「落としたソフトクリーム」といったユニークな商品も販売。見て楽しい食品サンプルの展示や、おもしろ写真が撮影できるフォトコーナーもあり、観光客にも人気を集めている。
  • 岩崎模型製造株式会社工場外観
    本物そっくりの食品サンプルが次々と完成していく。ほとんどの工程は手作業
  • 岩崎模型での業務
    「サンプルビレッジ・いわさき」ではグッズも販売。キーホルダーから置時計まで多彩なアイテムが並ぶ
  • 岩崎模型での作業風景
    大きな魚の模型が社屋の目印。ここで作られた商品が全国に展開されている
活躍中の先輩インタビュー
お客さまと触れ合いながら、ものづくりを楽しんでいます!
ものづくり女子 高田由季子さん
高田由季子さん
2008年8月入社
サンプルビレッジ・いわさき勤務
  • 転職経験あり
  • 既婚
  • 子育て中
  • 時短勤務中
主な経歴
高校卒業後、金融関係の会社に勤務。退職後、岩崎模型株式会社に事務員として入社。4年勤務したのち、結婚を機に退社。 6年専業主婦をした後、2人の子どもの入学、入園のタイミングで当社、サンプルビレッジ・いわさきで短時間勤務中
1日のスケジュール
  • 5:30
    起床
    ☆コーヒー飲みながらテレビと新聞を見る
  • 6:00
    お弁当作り・朝食準備
    ☆冷凍食品も活用しながら、時短する
  • 6:30
    子どもを起こし、一緒に朝食・片付け
  • 7:30
    掃除洗濯などの家事
    ☆夕飯の下ごしらえ(あとはルーをいれるだけ)
  • 9:00
    車で自宅を出発
  • 9:30
    出社
  • 16:00
    退社
    ☆帰りにスーパーに寄り買い物、時間との戦い
  • 17:00
    子どもの宿題をみる・夕飯作り
  • 18:30
    夕食・子どもの塾やクラブへ送迎
    ☆家事したり、テレビを見たりと自分の時間
  • 21:30
    子ども帰宅
    ☆次の日の洗濯を干す、次の日に外に出す
  • 23:00
    就寝
子どものころ、ちょっぴり憧れていた仕事に就けました。
グッズ製作やインストラクター業を日々楽しんでいます!
高校を卒業して金融関係の仕事に就いていたんですが、転職してこちらの会社に事務員として入社。4年間勤務した後、結婚を機に一旦退社し、下の子が幼稚園に入るタイミングで復職しました。現在は「サンプルビレッジ・いわさき」に短時間勤務しています。普段は店舗で販売するキーホルダーやインテリア小物を製作するのがメインの業務ですが、お客さまが来店された時は体験インストラクターとして接客しています。子どもの頃、テレビで「サンプルビレッジ」のレタス作り体験を観て、「私もやりたい」と思っていた私が、まさにその仕事に携わっているなんて、不思議な縁を感じます。
お仕事
繁忙期のお客様の多さにビックリ!お客さまの笑顔が仕事のやりがいに
夏休みは1時間ごとに予約がびっしり入るので1日中、目が回るほどの忙しさ。体験してくれた子に「よくできたね~」ってほめてあげるとほんとに喜んでくれるので、そういう笑顔を見ると疲れも吹き飛びます。体験メニューを考えるのも私の仕事。クリスマス限定パフェ作りや、トースターで焼くタイプのピザ作りを最近メニューに加えました。外国からのお客様も増えてきましたが英語ができないので、日本語と身振り手振りで何とかコミュニケーションをとっています(笑)
社員一同
お客さまや2人の娘の力も借りながら 新しいグッズをいろいろ開発しています
買い物先でも商品にできそうな物を見ると「これ、うちで作ると面白いかも」と、いつもアンテナを張っています。新商品のアイデアができたら、中2と小6の娘に話してマーケットリサーチ。「イヤリングはこうしたほうがいい」など、とても参考になる意見を言ってくれます。お客さんとの会話がヒントになって新しい発想が生まれることもよくあります。社内のメンバーだけで考えていると業界の常識に捉われてしまうことがあるので、娘やお客さまに助けられながら楽しく仕事しています。
先輩にココが聞きたい!
  • 今の仕事の魅力は?
    自分の感性を生かして、かわいくて楽しい商品が作れることですね。最近は、キーホルダーやストラップはありきたりになってきたので、アクセサリーに力を入れています。ホイップクリームみたいな飾りが付いた指輪や、みかん形のイヤリングとか…、あと郡上踊りをしている男女をモチーフにしたイヤリングもイチオシです。ちょっと高価ですが置時計も私の自信作です。自分の考えたものが商品として形になるのはやっぱり嬉しいですね。
  • 今、一番の楽しみは?
    スマホで写真を撮ることにハマっています。子どもたちは大きくなって撮らせてくれなくなったので、最近は風景が中心。郡上は自然が多いので撮影スポットがいっぱいあります。自宅からの眺めも季節ごとに違っていて、けっこう絵になるんです。霧に包まれた郡上八幡城が「天空の城」と呼ばれているので、私もチャレンジしてみましたがあまりうまくいきませんでした(笑)。もっぱら友達に見せて楽しんでいます。
  • 仕事の成功談・失敗談は?
    成功談というほどではありませんが、食品サンプル作りを体験してくださったお客さまに「楽しかった。ありがとう」と言ってもらえると、「やった!」という気になりますね。小さなお子さまはもちろん、20代の女性が声を上げながら盛り上がっているのを見るのも嬉しいです。失敗は、接客中に時々郡上の方言が出てしまうことでしょうか。お客さまに「え?」っていう顔をされるので、慌てて言い直しています(笑)
動画
サンプル作り体験のインストラクターも仕事の一つ。みるみるうちにできあがる食品サンプルにお客さんの笑顔が絶えない
活動
昼休みは同僚と和気あいあいと過ごす。子育ての悩みを相談し合うことも
リラックス

カメラが趣味でよく写真撮影しています。郡上八幡の夕陽をバックにみんなと撮影

代表からのメッセージ
取締役社長 小酒井誓吾氏
取締役社長
小酒井誓吾氏
座右の銘
「竹に節ありて強し」
社訓でもある言葉。逆境を乗り越えようとすることで強くなれる。
サンプル作りの技術は、今でも向上し続けています
昭和40年くらいまで、食品サンプルの素材はロウが中心でした。ただロウは気温が高いと溶けたり、時間が経つとくすんだり、耐久性に問題がありました。表現の多様性という面でも劣っていたため、今ではほとんどの食品サンプルがプラスチック樹脂で作られています。樹脂を使うことで一気に表現力は向上し、揚げ物の衣などもリアルに再現できるようになりました。一口に樹脂といってもいろいろあるので、それぞれの樹脂の特徴をきちんと理解することが食品サンプル作りでは大切です。最近では触った感覚も本物に近づけようと、ふわふわのパンや弾力のある豆大福なども作っています。とくに研究開発の部署があるわけではなく、製作現場からのアイデアで技術が発展しています。食品サンプル業界は、素材も技術も、まだまだ進化していく楽しみな業界だと思います。
日本独自の文化である食品サンプルを世界に伝えていきたい
1932年に「いわさきグループ」の創始者・岩崎瀧三が、オムレツの食品サンプルを作ったのが全ての始まり。その年に事業化し、高い製造技術を背景に全国に食品サンプルが広まっていきました。海外に食品サンプルが全くない訳ではありませんが、ここまでリアルな食品サンプルは日本だけで見られる独特の文化です。今、郡上は海外からのお客さまがものすごく増えていて、サンプルビレッジもこの2〜3年で外国人観光客の割合が一気に高くなりました。彼らは日本のレストランで食品サンプルを見て、あまりにも精巧なその作りに驚いているようです。これを日本が誇るものづくりの技術や観光資源として、もっともっと世界に発信していきたいと思っています。
会社名 岩崎模型製造株式会社 法人ナンバー 8200001026297
社員数 社員数18名/うち女性9名
パート(16名うち女性11名)
企業HP https://www.iwasakimokei.com
資本金 1,000万円 創業 昭和7年(1932年)
所在地 〒501-4224
岐阜県郡上市八幡町城南町250
設立 昭和38年(1963年)
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