女性の活躍に取り組む 中部のものづくり企業

女性が輝く!ホンキで女性活躍に取り組む企業紹介

株式会社岐阜多田精機

株式会社岐阜多田精機

女性活躍☆実行宣言!

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代表取締役社長 多田 憲生さん

2019年現在、当社の男女比は約6対1。これを10年後、5対5にするのを目標に、女性が働きやすい環境づくりを進めています。一人ひとりの希望や状況に合わせて期間や時間を自由に選べる育産休制度、正社員の雇用形態を続けながらの時短勤務などに加え、2017年12月にはジムや託児ルームを備えた福利厚生施設を社内に設立しました。託児ルームには、児童教育の専門家に選んでもらった絵本や遊具を揃え、社員の子ども達が自由に遊べるよう常時解放しています。今後は放課後児童クラブとして機能させられるよう、現在女性社員に必要な研修を受けてもらっているほか、英語やロボット製作を学べるスクールも順次開講していきたいと考えています。

事業内容

1980年(昭和55年)、母体である株式会社多田精機から分社化。プラスチック射出成形金型、ダイカスト金型の専業メーカーとして、自動車部品や水栓関連製品等の金型を設計製造。鉄の買い付け、加工、表面処理等の仕上げまで全工程を自社で行う。アジア、ヨーロッパの企業との取引に加え、近年ではインドの企業へ向け金型製造技術を伝承するなど、グローバルな事業も幅広く推進する。

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顧客には世界のトップメーカーが多く、高精度金型製造の技術力が評価されている
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メーカーの技術開発・商品化プロセスに計画段階から携り、計画を量産化に導く
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託児ルームやトレーニングジムを社屋に併設。子ども向けの体験会なども開催している

社長からのメッセージ

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女性の力を味方に、金型の未知の可能性にチャレンジしたい。
「金型」と聞くと、女性には縁遠く感じられるかもしれませんね。でも事務はもちろん、製品づくりの総仕上げとなる“磨き”の工程などでも、女性の丁寧さや正確さは欠かせません。また新規事業の開拓にも、女性の柔らかな発想や現実的な視点が必須です。というのも、私を含め、男性は技術を追究するのは得意ですが、それをどう使ったらいいかを考えるのは苦手。金型はあらゆる量産品をつくりだす母体となるものですから、これまで行ってきた自動車や機械の領域を飛び出して、今後は雑貨や遊具などのオリジナル商品を独自に開発し、直接消費者に販売するB to Cのビジネスにもチャレンジしたいと考えています。

全員正社員。楽しく働き、社会に貢献できる会社へ。
私がめざすのは、社員みんなが自由に楽しく働ける会社です。子育てなどで時間に制約のある女性にも、職場では一人のプロとして自信を持って働いて欲しいし、会社側も敬意を払いたいから、採用区分は全員正社員。社員同士の親睦が深まるよう、国内外の社員旅行は全額会社負担、サークル活動や各種研修の費用なども惜しみません。また事務から技術など、職務の転向も全力でサポートします。そうして高めたチームワークと個の特性が当社の原動力です。仕事はもちろん、地域の特別支援学校に滑り台を製作してプレゼントするなど、様々な形で社会貢献に取り組んでいます。

社長の「座右の銘」

「善と豊かさの循環」

これは当社の企業理念で、人類が大いなる目的を果たすためにはこれしかないと考えています。社会とかかわりながら、自分の人生をより豊かにしたい。そんな人は、当社で一緒に会社づくりをしませんか?

会社概要

企業名/株式会社岐阜多田精機
代表者/多田 憲生
所在地/岐阜県岐阜市東改田鶴田93
法人ナンバー/5200001001402
会社設立年/昭和55年4月
資本金/5500万円
従業員数/82名(うち女性13名、女性管理職比率 約5.9%)
平均勤続年数/14年(女性9年 男性16年)
ホームページ/http://www.tada.co.jp

活躍中の先輩インタビュー

営業事務から設計へ。仕事と子育てに全力投球の毎日です。

中橋  美紗緒さん/2007年入社 設計担当

中橋 美佐緒さん
設計担当

  • 子育て中

主な経歴:高校卒業後、事務として就職。海外への興味から退社し半年間ドイツで生活。帰国後の2007年10月、株式会社岐阜多田精機に営業事務として入社。2010年9月、設計に転向。2013年3月に社内結婚し、翌2014年3月に長男出産。2014年1月~育休取得。2015年4月に職場復帰。

        

仕事の内容

写真の説明

CADを使って図面を作成しています。意識するのは、次の工程の人が作業しやすいよう、わかりやすい設計図を書くこと。日頃からコミュニケーションも大切にしています。

仕事のやりがい

私が設計するのは自動車部品が多いんです。だからショールームに行った時などに、自分たちの金型でつくられた製品を見つけると、何だか誇らしい気持ちになれて、ほっこりします。

これからの目標

写真の説明

1つの金型は、いくつもの部品から構成されます。今、私が設計しているのは、その「金型の部品」。なので、1つの金型全体を手掛ける「構想設計」を行えるようになることが、今の目標です。

          

Q1.設計の仕事に転向されたきっかけは?

A. 営業事務をしていた時、上司から打診されました。設計の知識は全くありませんでしたが、事務の仕事も3年目に入り、余裕が出てきた頃だったので、「新しい事に挑戦するのも面白いかも」と転向することに。先輩や上司に基礎を教わり、簡単なものから徐々にレベルアップしていきました。

Q2.育児と仕事を両立するポイントは?

A. 夫の協力と完璧を求めない事でしょうか(笑)。私たち夫婦は職場結婚なので、夫が私の仕事をよく理解してくれていて、洗濯物や食事の片づけなどは、率先して手伝ってくれます。おかげで趣味のバスケットも会社の部活と地域チームの両方で楽しめています。

Q3.働いて感じる会社の良いところは?

A. まるで本当の家族のように社員思いな所です。職務の転向や子育て支援はもちろん、新婚旅行の時は夫と二人、2週間お休みをいただきスペインを満喫できました。会社も個人も様々なことに挑戦する風土も魅力で、当社が近年力を入れている海外事業にも、いつか携わってみたいです。

1日のスケジュール

  • 5:00 起床 洗濯物を畳み、子どもを起こして朝食
  • 7:30 出勤 子どもを保育園に送り、出勤。
  • 8:00 始業 仕事中はほとんどパソコンに向かっています。
  • 12:00~ 昼休み 女性社員とお喋りしながら食べるのが楽しみ。
  • 16:45 退社 子どもを迎えに行って帰宅。
  • 17:30 散歩 愛犬の黒パグ“ごろ”と触れ合いタイム。
  • ~21:30 夕食、入浴など 食事・入浴後、子どもと一緒に寝てしまいます!

中橋さんからのMovieメッセージ