女性の力が、老舗企業に明るさや身近さをもたらした。
これまでテントを含め建築業界は男性中心の社会でした。しかし近年「テントが空間をデザインする」という概念が生まれ、女性の感性による新しいデザインや情報発信力が重視されています。つまり、女性に活躍してもらうことは、製品の価値、ひいては当社のブランディング向上に直結し、厳しい時代を勝ち抜く起爆剤になるのです。技術者集団だった老舗の当社を変えてくれたのも、2012年に初代インターン生として当社に関わり、後に社員となった女性の丹羽亜紗実さんでした。以来、幼稚園など新しい分野にも顧客が広がり、また社内の雰囲気も驚くほど明るくなり、売上は5年間で約2倍になっています。
女性の情報発信力が武器。「弱み」を「強み」に。
「技術力はあるが、発信力が弱い」と言われる日本のモノづくり企業。当社では、その弱点を克服してくれたのも女性たちです。オリジナル製品の西陣帆布や西陣カーボン(経済産業省のJAPANブランド育成支援事業に採択)のプロデュースや、新たな取組を可能にするクラウドファンディングを活用した資金調達などは、部門を超えた女性中心のチームが担当。さらに彼女たちが手掛けるSNSやHPを駆使した情報発信により世界から反響を受け、当社の全事業を支える「営業しない営業」を確立してくれました。今後は、各事業のリーダーとなり得る女性を育成し、さらに業界の発展に貢献したいと考えています。