女性職人も年々増加。働きやすさを配慮しています。
鋳物など伝統工芸の世界は、力仕事・男性社会のイメージがありますが、デザイン性に富んだ製品を手掛ける当社では、繊細さを要求される仕事も非常に多いです。ここ数年で女性職人も増え、現在、鋳造や仕上げで4名が活躍しています。ストレスなく働いてもらうため、本社新社屋では一番眺めが良い場所に設置したランチルームや女性専用の更衣室も備えました。職人は技術を追究するあまり無理をしてしまいがちなので、残業制限なども取り入れ、常に心身共に健やかな状態で、スキルと感性を発揮してもらえるよう配慮しています。
観光産業、新事業の開発にも女性の力が不可欠。
ものづくりと共に当社が推進するのが観光産業です。国内外から月1万人超のお客様をお迎えする工場見学の企画運営、併設するカフェやショップの店づくりなど、ここでも女性が中心となって活躍してくれています。また営業部門を持たない当社では、直営店の販売員がお客様と会社をつなぐ生命線です。たとえば、最近、錫を用いた医療用器具の開発を進めることになりましたが、これは展示会で偶然お会いしたお医者様と販売員の何気ない会話から生まれた新事業でした。今後も女性の意見を取り入れながら、地域と社会に貢献する新しいものづくりができるよう、イメージを変えていきたいと考えています。