多様な人材活用にフォーカス!ダイバーシティに取り組む企業

人事の多様性を拓く!ダイバーシティ注目の企業

高間株式会社

高間株式会社 【令和2年3月掲載】

ダイバーシティ☆実行宣言!

ダイバーシティ☆実行宣言!の写真
代表取締役社長 吉野雄大さん

繊維の街として知られる一宮市で、1971年に創業した当社。中国の工場に紳士服の製造ラインを設置した1999年頃から、現地の技能実習生採用を始めました。現在も毎年3名ずつ採用しており、今や従業員数の約半数を占めています。技能実習生の受け入れにあたり、社員寮と借上げ住居を用意。日本語や技術力向上をめざす勉強会も実施しています。また従業員全員が女性ということもあり、産休・育休制度を整え、優秀な人材のキャリアを継続できるよう努めています。経験を積んだシニア人材には、指導者としても活躍してもらいたいと、再雇用制度と定年の延長制度を設けました。現在は国内工場での縫製に力を入れており、小ロット・短納期に対応できるビジネスモデルへの転換を進めているところ。従業員の多能工化推進により、休暇や勤務時間など柔軟な対応が可能になりました。今後も多様な人材の活用を推進していきます。

事業内容

紳士服の仕上げプレス、リフォーム、検査・検品、ジャケットなど小ロットの縫製加工。ライン計画から出荷までを一貫で行う。国内縫製ラインでは、オーダースーツを中心に受注生産を開始。短納期でのサンプル作成、舞台衣装等、さまざまなスーツを手掛けている。中国の協力工場では、国内ブランドのOEM生産を行っており、本社では20年ほど前から、中国人の技能実習生を雇用。2018年、経済産業省中部経済産業局「ものづくり中小企業における高度外国人材(元留学生等)活用事例集」に紹介された。

取り組みポイント1
【取り組みポイント1】
女性が働きやすい環境の整備

20~30代の女性が多い職場ということもあり、結婚・出産でスキルが途切れることのないよう、継続して働きやすい環境を整備。産休・育休制度や育児による時短勤務など、個人の事情にあわせて柔軟に対応し、仕事と家庭の両立を支援しています。
取り組みポイント2
【取り組みポイント2】
経験豊富なシニア人材の登用

縫製は特殊な技術が必要な仕事。経験を積んだ従業員にはできるだけ長く勤めて欲しいと、再雇用制度や定年の延長制度を導入しました。技術者としてだけでなく後輩社員の指導役として、社内独自の手法なども継承する役割をお願いしています。
取り組みポイント3
【取り組みポイント3】
外国人従業員の積極的雇用

協力工場のある中国から、毎年3名の技能実習生を採用しています。さらに3年前には、新卒で中国からの留学生を採用。昨年も新卒留学生を1名採用しています。将来的には、海外協力工場とのブリッジ人材としての活躍が期待されています。

経営者の取り組み“成功のKeyPoint!”

経営者の取り組み写真

現場で必要な語学力と知識をつける、
独自の社員教育を実施。

技能実習生への指導時に、大きな壁となるのが言語。そこで技能実習生に向け、毎日テストを実施しています。オリジナルで作ったテストは会話形式になっており、覚えてそのまま使うことができます。また内容も、専門用語や社内ルール、トラブル時の対処法など、経験の浅い他の従業員にも役立つ内容となっており、社員教育のツールにもなります。日本語と技術・知識を一度に学べるため、業務はもちろん社員同士のコミュニケーションもうまくいくようになりました。

制度の拡充と多能工化で、
フレキシブルな勤務形態を可能に。

小ロットのオーダースーツやサンプルの縫製に対応するため、従業員の多能工化を推進。一人ひとりがカバーできる業務の幅が広がり、イレギュラーな状況にも対応しやすい体制になりました。その結果、育児や介護による時短勤務や長期休暇など、個人の事情にあわせた働き方にも柔軟に対応できるように。今後は、在宅や短時間勤務を希望するシニア人材の要望にも応えたい。多様な人材がフレキシブルに働ける環境を、さらに整えていきたいと思います。

会社概要

企業名/高間株式会社
代表者/吉野雄大
所在地/愛知県一宮市浅井町小日比野字大萩954番地24
法人ナンバー/6180001083038
会社設立年/1971年(昭和46年)
資本金/1000万円
従業員数/10名(正社員)女性9名 男性1名
平均勤続年数/6.7年(女性6.2年 男性12年)
ホームページ/https://takama-co-ltd.jp/

活躍中の社員インタビュー

家庭の事情にあわせた働き方ができるのはありがたいです。

加賀れい子さん/所属部署:縫製部

加賀れい子さん
所属部署:縫製部
1990年入社

  • シニア人材
  • 家事と両立
李暁燕さん/所属部署:品質管理部

李暁燕さん
所属部署:品質管理部
2017年入社

  • 高度外国人
  • 子育て中
        

入社の理由

写真の説明

<加賀さん>以前はパートとして在宅で縫製の仕事をしていましたが、少し育児が落ち着いたタイミングで、正社員として入社しました。育児や介護など家庭の事情も考慮してもらえたため、30年ほど勤務しています。自宅と職場が近いこともあり、家庭との両立もしやすかったです。
<李さん>名古屋の大学を卒業後、就職先を探して外国人就職支援センターに登録。そちらで紹介してもらいました。当時結婚して第一子がいたため、希望条件は日・祝休みで産休・育休制度のあること。できれば中国との関わりがある企業をと考えていたため、中国に協力工場を持つ高間株式会社は、まさに希望通りでした。

仕事のやりがい

写真の説明

<加賀さん>入社後は検品や品質管理などを担当し、今はメンズパンツの縫製と技能実習生の教育を担当しています。在宅の頃にはできなかった、製品の丸縫いができるようになったことがうれしいですね。また最新のデザインに触れられるのも刺激になります。後輩社員への指導は、相手によって伝え方を変えることが必要だとわかり、勉強になりました。
<李さん>品質管理として、検品や資材確認、検査書類の作成などを担当しています。同僚3人と業務を行っていますが、業務改善のアイデアなど自分の意見を受け入れてもらえた時は、やりがいを感じます。仕事が滞りなく、時間通りに終わった時は安心します。

これからの目標

写真の説明

<加賀さん>定年の延長制度により、現在も正社員として働いています。今後はこれまで培ってきた技術を継承すべく、若い社員を育てていきたいと思います。これまで仕事と家事で忙しい日々でしたが、これからは家族との時間を大切にして、プライベートを充実させたいですね。
<李さん>業務についてさらに理解を深めながら、今後はお客様の対応など社外との取引も行えるようになりたいです。また他の社員や技能実習生とコミュニケーションをとりながら、会社の業務全体を管理できるように頑張りたい。プライベートでは、自分達の家を建てることが目標。5年後くらいには実現させたいです。