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中部地域は、古くから「モノ作り」が盛んな地域であり、産業発展の歴史、最先端のモノ作り現場、伝統的な産業といった多種多様な産業観光資源が集積しています。また、平成八年には民・官により産業観光推進組織が設置され、平成十三年には全国に先駆けて産業観光サミットを開催したほか、平成十七年には産業観光国際フォーラムを開催するなど、産業観光について先進的な機運を有する地域でもあります。
中部経済産業局では、産業観光を推進することによって、集客による経済効果のみならず、モノ作り産業の活性化、集客交流に関わる幅広いサービス業の活性化などが可能になるほか、若年層にモノ作りの現場を体感していただくことで、次世代のモノ作り人材育成にも資するものと考えており、関係機関・自治体とも連携しつつ取り組みを行っています。
これらの取り組みについては、当局ホームページ「中部の産業観光」で情報発信していますが、その一部を紹介します。
来訪者向けの情報発信として、中部運輸局と協同で実施した国土施策創発調査の成果を活用し、地域文化に産業が根付いている地域を紹介する多言語(日・英・中・韓)ガイドブック「東海ものづくりのまち巡り」を作成し、産業観光国際フォーラム、外国人向け産業観光ツアー、愛知・名古屋修学旅行誘致促進協議会などに提供しています。
産業観光に取り組もうとしている自治体や企業向けには、産業観光の特徴、推進の意義、事例等を紹介したパンフレット「なるほど!産業観光」を作成し配布しました。これは、日本商工会議所でも紹介され、自治体・商工会議所等から多くの問い合わせをいただいています。
産業観光を企画・実施する事業者等に対しては、ビジネス化による産業観光の自立を目指し、サービス産業創出支援事業を活用して、モデル事業一件、調査事業一件を支援しています。
次世代の産業人材育成に向けては、産業技術史をストーリー化したホームページ「産業技術ネットワークミュージアム」を公開し、学生から反響を得ています。これは、ネット上での学習と施設見学・工場見学を組み合わせて、地域全体がテーマ性のある産業技術博物館のように機能することを目指すものです。
現在、中部経済産業局では平成十七年度事業として「中部地域における産業観光インフラ整備に関する調査」を実施しています。この調査は、@受け入れ側企業・施設に産業観光推進によるメリットを感じていただき、A来訪者に産業観光の魅力を伝え、B企画・実施者(旅行業等)に事業としての産業観光に目を向けていただくことにより、産業観光の事業化、自立化を促すことを目的としています。とくに受け入れ側施設・企業において産業観光が各々の目的を達成する有効なツールであることを明らかにし、受け入れ側、来訪者、企画・実施者の三者の間にWin−Winの関係が形成されるようにしていきたいと考えています。 |