HOME > 中部発きらり企業紹介

中部発きらり企業 Vol. 71

バックナンバー
  株式会社ミマス 株式会社ミマス
田原・渥美半島の新鮮な野菜で、あなたの健康を応援します。  

今回は平成20年度に農商工連携等事業計画に認定され、地元企業と連携して特産の農産物を活用した地域をPRする商品を開発している「株式会社ミマス」の福井主税社長と福井かをり取締役にお話を伺いました。
株式会社ミマス[本社ビル]
インタビュー
はじめに御社の創業の経緯とこれまでの沿革についてご紹介いただけますか?
 
説明 福井主税 社長
 青果物全般の卸売・小売、食品全般の販売を行っています。父親の代から青果物の卸売、小売を行っていました。21歳の頃から父のお店を手伝うようになり、昭和54年にトヨタ自動車(株)田原工場の進出に併せて、現在の本社ビルがあるこの地に本店を構えました。周辺にトヨタ社員寮がありますので、社員の皆さんの利用を見込んで本店ビル1Fにはスーパーを設けてあります。小売りはこの本店のほかに地元の道の駅にも出店しています。さらに平成17年には農業生産法人「ミマスファーム」を設立し、自ら野菜も生産しています。
SP
半島特有の温暖な気候で育てられたキャベツ
 
ハウス栽培され安定供給される水菜
インタビュー
青果物の卸売・小売だけでなく、自社農園で野菜をつくることにした理由は何でしょうか?
 
説明 福井主税 社長
 全国の農業を見ると後継者不足や高齢化問題などで農家が少なくなる傾向にあります。当社は青果物の卸売や小売を行っていますが、安定して、安全、安心なものを提供するために、自ら作る野菜があっても良いと考えました。そこで農業生産法人をつくり、地元農家から遊休農地を借りて、露地物ではキャベツ、ブロッコリー、ハウスではキュウリ、水菜、サラダほうれん草などを作っています。自社農園を含め契約農家15軒余りで「ミマスブランド」として、田原特産の青果物を出荷しています。
 
説明 福井かをり 取締役
 遊休農地をお借りできるまで、何度も農家に方に足を運んでお願いしました。農家の方は自分の農地を大事に使ってもらえるか心配でしょうから、相手の方のお話を何度も聞いて安心してもらえるまで伺いました。そしてお借りできた遊休農地を大事に使っている実績を積み、それが信用になって周囲の農家の方からも遊休農地を紹介してもらえるようになり、次第に農地を増やすことができました。
SP
インタビュー
 地元企業等が連携して開発した田原産のトマトを使ったカクテル「とまテル」が平成22年度優良ふるさと食品中央コンクールで優秀賞に当たる「農林水産省総合食料局長賞」を受賞しました。この商品の開発経緯を紹介してください。
 
説明 福井かをり 取締役
 ここ田原市は全国トップクラスの農業産出地です。地元の特産農作物を使って農業王国「田原」の認知度を高める商品が作れないかなと考えました。旧知の酒類卸を営む(株)杉八さんに相談したところ中埜酒造(株)さんを紹介され、さらに中埜酒造(株)さんから搾汁加工を行う磐田物産(株)を紹介されました。何の農産物を使ってお酒を作ろうかと検討していたところ、イシグロ農芸(有)さんが作っているカンパリトマトを知り、それからトントン拍子で企画が一気に進みました。カンパリトマトは、中玉のミディトマトの品種で酸味も甘みも強く、濃厚でコクが出ます。さらに冬を越えて育ったトマトは一番美味しいです。ゆっくり育ったトマトが春先に気温が上がると、さらに味が濃くなり甘みも増し、この最も美味しい時期のカンパリトマトを使用したフレッシュで呑みやすいカクテルができないか、各社が試行錯誤して商品化に取り組みました。 お客様のターゲットは、健康志向のある方や女性層から支持を得られるようなお酒を目指しました。ちょっとアルコールが苦手な人でもトマトの旨みを感じられる爽やかで親しみやすい味に仕上げました。そのためにトマトの搾汁方法や梅酒のブレンド方法を工夫しています。
 三河地区では初の農商工連携事業計画の認定を受け、支援を得ながら「とまテル」の販売・PR活動を展開しています。現在、この「とまテル」は地元の道の駅などで販売しており、遠方の方にはインターネットでも購入できます。また、東京や名古屋の料理店にも置いてもらっています。この地域の何処に行っても飲めるお酒、地元の人なら必ず知っているようなお酒になればと思います。田原といえば「とまテル」となり、少しでも多くの方に「とまテル」の味を知って頂き多くのファンが増えて頂ければ嬉しいです。
ミディトマトの品種は酸味と甘味が強く濃厚なコクがある

    農林水産省総合食料局長賞を受けた「とまテル」
    新シリーズの「メロンハート」

SP
インタビュー
この会社をこれからどのように育てて行きたいとお考えですか。将来展望をお聞かせください
 
説明 福井主税 社長
 地域の若い力でこの地域の農業を継承して行きたいと考えています。それには生産者、消費者の距離を短くして、お互いの顔が見える仕事をしていきたいです。
 
説明 福井かをり 取締役
 この地域に必要とされる企業であり続けたいと思います。その仕事が農業になるのか販売になるのか分かりませんが、地域から求められる仕事を続けたいと思います。それから、この地域は、比較的農業の若い後継者が育っている地域です。渥美半島は温暖な気候に恵まれた日本有数の農業産出地で、よい耕作地と消費地が近いことから、新鮮な青果物を提供できる恵まれた地域ですが、それが当たり前になっていて生産者は気づいていません。生産者が消費者の喜びを感じられる農業にして、やりがいのある農業になるよう支援していきたいと思います。
SP

本日はお忙しいところ、取材にご協力いただきありがとうございました。お二人のお話を伺いして、地域と地域の農業を育てる誠実な思いが伝わりました。そして(株)ミマスが企画して開発した「とまテル」には、田原市の太陽の恵みと地域の皆さんの熱意と魅力が入った商品だと感じました。この「とまテル」が田原市・渥美半島を代表する商品に育つことを期待いたします。
SP
 
              《《《 会 社 概 要 》》》
  SP SP  
会 社 名 株式会社ミマス  
福井 主税 代表取締役 [写真右]
福井 かをり 取締役 [写真中央]
福井 邦英 本社事務担当 [写真左]
本   社 愛知県田原市浦町丸山1-41番地  
設   立 昭和60年12月  
代 表 者 代表取締役 福井 主税  
事業内容

卸売:青果物全般
小売:青果物全般 食品全般

 
資 本 金 1,000万円  
従 業 員

22人(内パート16人)

 
U R L http://www.mimasu-831.jp/  
T E L 0531-22-6551  
F A X 0531-23-2733  
取材:平成 23年13日 総務課 情報公開・広報室


 
 中部経済産業局 総務課 情報公開・広報室

〒460-8510 愛知県名古屋市中区三の丸2-5-2

TEL:052-951-0535 FAX:052-962-0557 E-mail:
chb-ikenbako@meti.go.jp
著作権:中部経済産業局