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プロジェクトの基本情報

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2018年8月28日更新

独自の技術で品質を変えず、手軽に濃縮!!

明和工業株式会社

プロジェクト名 界面前進凍結濃縮法による低コスト濃縮装置開発及び新素材開発への応用
対象となる川下分野 その他(食品)
川下企業におけるニーズの対応 効率化(生産性・作業性の向上など)
低コスト化(ランニングコスト低減、ロス削減、 省力化など)
その他(スケールアップ)
上記ニーズに対する具体的な数値 新たな凍結濃縮技術によって、品質を100%保持したまま果汁の糖度・日本酒のアルコール濃度を2倍にアップ!
事業実施年度 平成24年度~平成26年度
事業化状況 事業化済み(すでに販売実績あり)
対象としている素材 果汁・飲料・酒類(日本酒・ワイン等)・香料

プロジェクトの詳細

プロジェクトに至った背景・経緯
 果汁や清酒等の液状食品は、濃縮することで香味を高め、付加価値を高めることができる。しかし、加熱による濃縮では品質劣化が避けられず、低コストかつ高品質な濃縮技術が求められている。そこで、このニーズに応えられる固液分離の容易な界面前進凍結濃縮法を採用することで、従来にない濃縮飲料の製造やより付加価値の高い食品新素材製品を製造できると考え、高品質かつ低コストで汎用的な実用装置を開発することとした。

研究開発のポイント
 界面前進凍結濃縮技術とは、系内に単一巨大氷結晶を生成させることによる凍結濃縮である。そのため、システムが単純で、従来の方法に比べて汎用性が高く、大幅にコストを下げることができる。また熱を加えない濃縮法であるため、加熱による濃縮で失われる品質を保持したままの濃縮が可能である。この技術を用いて、原料の栄養成分・香気を劣化させずに高品質・低コストな濃縮が可能となる装置を開発した。
研究開発の具体的な成果
・10L以下から50L以上までの処理が可能な装置を開発
・原料の栄養成分、香気を変化させない濃縮が可能
・ランニングコスト・イニシャルコストとも事業化できるレベルに仕上げた。
利用イメージ、今後の活用が見込める分野・製品等
・濃縮果汁による、無加糖でのワインの製造
・従来の濃縮法では濃縮不可能であった原料の濃縮
・日本酒を濃縮、高アルコール濃度にすることで高付加価値を持たせるとともに、新規ユーザーの獲得を見込める。
・コーヒー、紅茶、緑茶等の嗜好性飲料を、香気を保ったまま高品質濃縮が行える。
・果汁、飲料、酒類だけではなく、液状香料の濃縮も可能

事業化への取り組み

事業化状況、規模 ・実用化済み(完成はしているが、販売実績はなし)
・試作機あり(試験可能)
事業化による効果 ・新たな食品加工分野への開拓
・従来の、懸濁結晶法に比べ汎用性・柔軟性の高い装置の開発
知財・広報活動 特許第5656037号 界面前進凍結濃縮システム
特願2014-86933 界面前進凍結濃縮法による果実酒の製造方法および製造システム
今後の見通し  実機販売に向け、大容量処理での実績、様々なニーズに応えていくために濃縮プログラムの確立と、今まで試験に用いていなかった原料の濃縮に挑戦中である。
当初の目標を踏まえた
上での達成度や
新たな課題
 従来の懸濁結晶法より優れた界面前進凍結濃縮技術を用い、撹拌・循環型の2タイプの装置を開発することに成功、高効率かつ高品質に濃縮できることを検証できた。より大容量での処理における実績、また様々なニーズに対応していくために、今までの試験とは異なる原料を用いた濃縮の実績が必要になる。
川下産業からの引き合い状況
(件数等、内容)
・青汁の凍結濃縮依頼、試験実施
・豆乳の凍結濃縮依頼、試験実施
・香料の凍結濃縮依頼、試験実施

研究開発の体制

事業管理機関 公益財団法人石川県産業支援創出機構
法認定事業者 明和工業株式会社
研究実施機関 石川県公立大学法人石川県立大学
石川県工業試験場
石川県農林総合研究センター農業試験場
アドバイザー 全国農業協同組合連合会
カゴメ株式会社
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
数馬酒造株式会社
株式会社弘進電機

PRコメント

 サポイン制度利用により、研究機関とのネットワークを通じて、凍結濃縮技術という今まで実用化はされていなかった技術を用いた濃縮装置を世界に先駆け開発、実用化した。また装置を用いた濃縮果汁・濃縮酒が一般的な濃縮法である加熱蒸発法や膜透過法に比べて高品質であることに加え、濃縮果汁を用いたワインの製造が可能であることを実証することができた。さらに装置の処理量は1バッチ10L以下から50L以上と、要望に合わせ幅広く対応が可能である。展示会等でマーケットニーズの開拓に取り組んだが、ニーズが求める大規模処理に関する実績が不十分であるため、研究機関との協力を継続しさらなる性能向上を目指した、より実用的な装置への改良に対する取り組みを進めている。

企業情報

社名 明和工業株式会社
(法人番号:6220001007041)
所在地 〒910-0211 石川県金沢市湊三丁目8番地1
電話番号 076-239-0898
社員数 49名
資本金 65百万円
事業内容 環境関連機器設計・開発・販売等
URL http://meiwa-ind.co.jp/
保有する生産設備と
スペック
集塵装置・炭化装置・廃水処理装置等
生産拠点エリア 国内 所在地:石川県金沢市湊三丁目8番地1
海外生産対応 不可
主要な取引先 全国農業協同組合連合会
本プロジェクトに
関する問い合わせ先
部署名
事業戦略部、農業施設事業部

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