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プロジェクトの基本情報

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2017年3月24日更新

デザイン設計値に対し、塑性変形などの影響を受けず面内精度を確保
高速な印刷プロセスを実現し、電子デバイス分野の低コスト・高量産性に寄与する新たなプリンテッド
エレクトロニクス・イノベーションを実現

株式会社 ミノグループ

プロジェクト名 光硬化プロセスによる通電性と密着性に優れた導電ペーストの開発と高密度・高精度かつ低コストな回路パターン形成技術開発
対象となる川下分野 その他(情報通信機器)
川下企業におけるニーズの対応 高機能化(精度・性能の向上など)
効率化(生産性・作業性の向上など)
環境配慮(不純物の除去や無害化、廃棄物削減、 CO2削減など)
信頼性・安全性(信頼性の高い検査技術の実現など)
低コスト化(ランニングコスト低減、ロス削減、 省力化など)
上記ニーズに対する具体的な数値 面内再現精度:±0.01%
最大印刷速度:300mm/sec
印刷面積:450×450mm
事業実施年度 平成23年度~平成24年度
事業化状況 実用化済み(完成はしているが販売実績はなし)
対象としている素材 被印刷物(サブストレート):ガラス、Si基盤、FPC用素材(Pi、PET、PPCなど)その他平坦な素材印刷物質:導電性機能物質(Ag、Cu、Niなど)、絶縁剤、レジスト、加飾用インク

プロジェクトの詳細

プロジェクトに至った背景・経緯
印刷により製造可能な電子デバイス(プリンテッドエレクトロニクス:PE)は、細線化と高速化のニーズを高めており、国内川下企業が独壇場であったこの分野を海外勢が「低価格」で攻勢を強めるに至り、新たな工法を求める要望が高まっている。PEは幅広い分野を包括する製造技術の一部であり、その応用範囲は出口業界により無限にその可能性を秘めることから、長年携わるこの分野に貢献し、研究開発を進めてきた第一人者として、従来顧客の要求と新規分野のニーズに応えるため、本研究開発に取り組んだ。
研究開発のポイント
情報通信機器などの電極回路パターン形成では高品質で生産性の高い高密度化技術が強く求められている。このため本研究開発では、光硬化技術を用いることで導電ペーストの通電性と高密着性を同時に実現し、高密度(線間:30μ以下)、極精細(線幅:30μ以下)、高精度化(膜厚精度:±5%以下)と同時に、800シート/時の高い連続生産性を可能とする新たなパターン形成技術を開発し、日本の産業競争力向上に寄与する。
研究開発の具体的な成果
高精度高速印刷機の開発
高度な電子デバイス製造分野で求められる、面内精度ニーズを満たすため、ダイレクトグラビア方式の印刷をモーションコントロールの高度化研究により高精度で実現。面内精度±0.01%以内を実印刷速度300mm/secで実証し、高精度での高量産性に寄与する新たな印刷方式を確立
良導通性ペーストの開発
2~3×10-5Ω・cmの低抵抗値を低温焼成(130度-30分)で得られるペーストの開発に成功。各種被印刷物に向けて個々の要求に対しカスタマイズも可能

利用イメージ、今後の活用が見込める分野・製品等
タッチパネルセンサー、表面電極、セラミック基板、MLCC、LTCC基板、LTCC多層回路基板、HTCCセラミック多層基板、インダクター、メンブレン配線板、FPC基板、FPCコネクター、フィルムアンテナ、RFID、電子ペーパー、リッジット基盤、ガラス基板、OLED、結晶型太陽電池、多結晶型太陽電池、色素増感型太陽電池、各種センサー、導光反射用途、加飾、デザイン

事業化への取り組み

事業化状況、規模 中間素材メーカーへの機械販売を行い、その要素開発に寄与。今後、実生産段階への水平展開が期待される。また、大手セラミックメーカーにおいては、次世代製品への採用検討最終段階となっている。その他、海外も含め機械問い合わせが多数。
ペーストに関しては、各川下ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズによるサンプル出荷を行い、その結果を受けての生産段階への展開が見込まれる。
事業化による効果 高精度高速印刷機の開発に際し、実験課題とした「トゥルーローリング機構」の開発を、モーションコントロールにてリニアサーボモーターを制御する工法を確立し、面内精度確保の結果により事業化販売実績につながったのは大きな成果であった。また、この研究成果を新たなスクリーン印刷機開発に組み込むことにより、既存製品のレベルアップを図ることができたことと、新たに見つかった研究課題解決にも活かすこととなり、競合他社に対し製品性能の向上と研究開発型企業であるということがアピールできた。
知財・広報活動 本研究開発により特許出願2件。
展示会への「高精度高速印刷機」の展示。
各種メディアでの記事掲載やセミナーにおける研究成果の紹介が実現。
今後の見通し 研究開発段階で版の供給が滞る事態を迎えたが、新たな供給先を見つけることにより、さらなる高度化要望に応えられる結果となった。また、その成果を受け、新たなニーズに応え、近々に次の事業化へとつながる見込みとなった。さらに、海外を含め本工法に着目する企業も多く、水平・垂直での幅広い分野への事業拡大を行う。

研究開発の体制

事業管理機関 公益財団法人 岐阜県産業経済振興センター
法認定事業者 株式会社 ミノグループ
研究実施機関 株式会社 ミノグループ
岐阜県情報技術研究所

PRコメント

サポインを通じ研究開発を行えたことで、資金面での援助のみならず、公的な資金を使うことの責任感から研究開発に携わる人間に良い意味での緊張感を生み出し、短期間での研究成果実現と事業化を達成できました。サポインが終了した後のロスト状態を心配しておりましたが、培われた研究開発体制がさらに機能を深め発展する兆しを見せています。これは研究開発で事業化を目指し、日々変化する社会ニーズに目を向け、川下企業の抱える課題を解決しようという意識が結実しつつある結果でしょう。
川下企業のニーズを見つけることは、その企業に提案できる素地を持ち、ともに課題解決に当たることでその核が見え、課題解決手法を研究課題とすることができるということです。従来からの「待ち」の姿勢から「攻め」に転じられる要素をもてたことは今後の財産となります。

企業情報

社名 株式会社 ミノグループ
(法人番号:6200001026547)
所在地 〒501-4101 岐阜県郡上市美並町上田8-2
電話番号 0575-79-2111
社員数 130名 (男性  106名、女性  24名)
資本金 9999万円
業種 生産用機械器具製造業
事業内容 スクリーン印刷装置聖堂販売
スクリーン印刷用資材製造販売
URL http://www.mino.co.jp/
保有する生産設備と
スペック
立型マシニングセンター2台
門型マシニングセンター1台
(オークマ製)
フライス盤 1台
(マキノ製)
生産拠点エリア 国内 所在地:岐阜県郡上市
海外生産対応 不可
主要な取引先 自動車関連、電子部品関連、印刷業など
本プロジェクトに
関する問い合わせ先
部署名
機械事業部

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