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プロジェクトの基本情報

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2018年8月20日更新

株式会社 シラカワ

プロジェクト名 多品種・少量生産対応型ダイカスト鋳造システムの開発と実用化
対象となる川下分野 自動車
上記ニーズに対する具体的な数値 販売数量:20,000個
売上金額:8,000千円
事業実施年度 平成22年度~平成24年度
事業化状況 実用化済み(完成はしているが販売実績はなし)
対象としている素材 アルミ合金ダイカスト材料:ADC12以外

プロジェクトの詳細

プロジェクトに至った背景・経緯
・自動車産業を支えてきたダイカストは大量生産性を追及したシステムであり、多品種少量生産に対応すると、大きな手間と高い製造コストがかかる
・近年はアルミ合金AD12以外の材料種の少量受注が増えているが、それに対応するために多品種少量生産に対して低コストで素早く対応できるダイカスト鋳造システムが必要とされている
研究開発のポイント
従来の加工技術
○1kg程度の製品をダイカストする上で、数100kg単位でアルミを溶解し保持しておくための炉を用いており、エネルギーの消費が大きい。
○大型で連続運転を前提としたシステムであり、工場の休暇の際に容易に炉を休止することができない。
○材料替えをすることが容易にできない。
        ↓
研究成果による新技術
○必要な時に必要な量(1kg)だけ溶解することができるため、エネルギーの消費を抑制することができる。
○加熱装置を止めることが容易。
○1kg分のアルミ溶湯が入るサイズのルツボ容器を使うため、材料替えに対して、迅速に対応することができる。

研究開発の具体的な成果
従来のダイカスト工場における溶解技術では、写真Aのように数100kgの容量をもつ炉を用い、その中に溶湯を保持しておき汲み出す方式がとられていた。省エネおよび無駄の削減から現在、あらゆる場面で推進しているJUST-IN-TIMEの思想を溶解炉に適用するべく、ワンショットメルト炉の開発を進めている。本年度までの成果として写真Bに示すようにマイクロ波を用いたハイパワー溶解炉の設計・製作を行い、1kgのアルミ合金の溶解に成功している。さらに従来、急冷急加熱環境下で使用するルツボ容器に関して、耐性があるものを開発するべく、セラミックッス系の素材を調査し、その中から最適な材料を見つけ出すことができた。現在、急冷・急加熱環境下での使用に耐えるルツボの設計・製作を進めている。なお、本研究開発の実現により、 従来のダイカスト製造のサイクルタイム内でアルミ溶湯の供給が可能な炉システムとして成立させた中で、休日、炉の電源を切ることが可能になるため、工場内からのCO2排出量に関して1/5~1/10に削減できることが見込まれる。また、システムのデザインから材料替えも容易にできるシステムとすることができると期待できる。
利用イメージ、今後の活用が見込める分野・製品等
・ダイカスト鋳造設備を利用した受託生産
・アルミ合金AD12をはじめとしたその他材料種のダイカスト品受託生産
・砂型鋳造産業の溶解炉
・金型鋳造産業の溶解炉

事業化への取り組み

知財・広報活動 主に日本ダイカスト協会主催、ダイカスト展示会等への出展等での広報活動を展開する。
今後の見通し ・従来炉よりも高効率な溶解炉の開発を行うことが出来たが、溶解時間が従来の鋳造サイクルタイムには間に合っていないのが現状である。
・今後は、更なる高効率化やハイパワー化を行っていくことによって、鋳造サイクルタイムの短縮化を図ることを予定している。
当初の目標を踏まえた
上での達成度や
新たな課題
現時点では実用化できておらず、現在実用化に向けた残課題の解決活動を行っており、平成27年中には実用化する予定です。
川下産業からの引き合い状況
(件数等、内容)
既にADC12以外の製品受注が進んでいる。開発炉での生産は、平成27年中に移行する予定です。(20品番・鋳造受注)

研究開発の体制

事業管理機関 一般財団法人 ファインセラミックスセンター
法認定事業者 株式会社 シラカワ
研究実施機関 岐阜県セラミックス技術研究所
国立大学法人 岐阜大学
一般財団法人 ファインセラミックスセンター

PRコメント

ダイカスト業を営むものにとって夢の溶解システムの実現である。トヨタ生産方式で言うジャストインタイムがダイカストシステムとして完成するものであり、今後のダイカスト業のあり方が大きく変換する可能性がある。又、ダイカスト以外の鋳物業界でも採用されれば、溶解炉業界にあらたな波が押し寄せるほどの開発だと自負している。

企業情報

社名 株式会社 シラカワ
(法人番号:9200001017353)
所在地 〒509-1431 岐阜県加茂郡白川町黒川5061
電話番号 0574-77-1873
社員数 81名
業種 金属製品製造業
事業内容 アルミニウムダイカスト製品、プレス板金加工
保有する生産設備と
スペック
ダイカストマシン、DC135ton1、DC250ton6、DC350ton2、DC500ton1、TOTAL10、マシニングセンタ2
生産拠点エリア 国内 所在地:岐阜県加茂郡白川町黒川5061
海外生産対応 不可
主要な取引先 美濃工業 株式会社
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