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プロジェクトの基本情報

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2017年3月24日更新

「緩み防止・疲労強度向上・安定した軸力」を特徴とした高機能ボルト

有限会社 アートスクリュー

プロジェクト名 高信頼性と緩み防止機能を併せもつ新形状ボルトの開発
対象となる川下分野 自動車、航空機、住宅・インフラ、産業機械
川下企業におけるニーズの対応 高機能化(精度・性能の向上など)
高耐久性(耐熱性、耐食性、耐摩耗性の向上など)
質量低減(小型化、軽量化など)
効率化(生産性・作業性の向上など)
環境配慮(不純物の除去や無害化、廃棄物削減、 CO2削減など)
信頼性・安全性(信頼性の高い検査技術の実現など)
低コスト化(ランニングコスト低減、ロス削減、 省力化など)
短納期化(リードタイム、工程の短縮など)
上記ニーズに対する具体的な数値 NAS式振動試験17分間3万回転緩まず
疲労強度1.4倍 軸力バラツキ範囲標準品の1/2
他の緩み止め製品と比較して価格差1/2
事業実施年度 平成21年度~平成22年度
事業化状況 事業化済み(すでに販売実績あり)
対象としている素材 鉄、ステンレス

プロジェクトの詳細

プロジェクトに至った背景・経緯
従来、さまざまな緩み防止技術が提案されているが、その大部分はおねじとめねじを相互干渉させる摩擦抵抗型のナットやボルトがほとんどであった。これらの製品は作業性やコスト面などで問題があるため、これらの問題を解決し、またナットが使用できない場所でも緩み止めの効力を発揮できるように、ボルト単体で緩み防止力が得られる製品が求められていた。さらに、締め付け管理において、軸力のバラツキによって緩み具合が変わることから、安定した軸力が得られる製品も必要とされていた。
そこで、高い緩み防止力だけではなく、優れた疲労特性をもち、バラツキのない安定した軸力が得られる高機能ボルトの開発を目指した。
研究開発のポイント
ねじ山頂部を座面側に傾斜させると同時に、ねじ谷部に大きなR形状を設け、締め付けた際に、わずかにねじ山をたわませ、はめ合い全域で強い反発力を発生させ、高い緩み防止効果を発揮させるようにした。さらに、ねじ山頂部側に応力をかけることにより、ねじ谷部に集中する応力を緩和させ、疲労強度を向上させると共に、軸力のバラツキを抑え、ねじの縮小化、設計のコンパクト化までを視野に入れた。

研究開発の具体的な成果
高い緩み防止力がある(NAS式振動試験で17分間3万回転緩まず)
優れた疲労特性をもつ(標準品の1.2~1.4倍)
安定した軸力が得られる(軸力のバラツキ範囲、標準品の1/2程度)
転造で量産するため、低コスト・高精度(JIS2級の公差範囲に準拠)
締め込み時に摩擦トルクが発生せず、トルク管理が可能
通常のボルトと交換性がある
再使用が可能
全てのねじ種類に対応可能
利用イメージ、今後の活用が見込める分野・製品等
緩み止め製品はあらゆる分野で必要とされるが、特にバイク・自動車分野での採用を増やしたい。既に何社か試作品を作成し、耐久テストに合格した製品や、実証試験中の製品など、状況はさまざまであるが、安心・安全面でのアピールをより訴求できるため、2輪・4輪メーカーや一次メーカーでのテストトライをどんどん行ってほしい。ボルトのコストダウンや軽量化による燃費改善などで大きく寄与できることは間違いない。

事業化への取り組み

事業化状況、規模 平成25年9月から正式に販売をスタートさせたばかりだが、確実に引き合いは増えてきている。建築関連、鉄道駅構内、工場の社内生産設備などでの使用が既にスタートしている。目標としていた2輪の耐久テストにも合格し、高強度を要する自動車ボルトの開発も新たにスタートしたばかりである。今後はバイク・自動車関連への導入を増やしていく予定である。
事業化による効果 これまでに市場に流通していた緩み止め製品と比較してコスト負担が半分以下になった。さらに、緩み止めの効果だけでなく、疲労強度の向上により、ボルトの重量減少効果による燃費向上やダウンサイジングによるコンパクト設計、そして製品そのものの小型化など、省エネ化への展開が今後注目される。
知財・広報活動 締結部材および締結構造:特許第4806103号 
締結部材および締結構造:特許第4878407号
上記2点の特許以外に、商標、意匠を国内で取得済み。
海外においても特許を順次取得している最中である。
今後の見通し 国内での営業活動は当然であるが、海外へも積極的に営業活動を行うと共に製造販売の委託先も同時に開拓していく。ねじは汎用性が高い部品のため、国内市場だけでなく海外市場も大きなターゲットとなる。海外でも特に、2輪・4輪の分野に力を入れていく。

研究開発の体制

事業管理機関 公益財団法人 名古屋産業振興公社
法認定事業者 有限会社 アートスクリュー
研究実施機関 名古屋市工業研究所
アドバイザー フレックス工業 株式会社

PRコメント

市場には多くの緩み止め製品が流通していますが、皆一長一短があり使用場所も限定されてしまいます。モーションタイトは、あらゆる分野であらゆる場所で、また低コストで標準のボルトと同じ作業性で使用が可能というこれまでの常識を打ち破った全く新しい規格のねじです。この製品を拡販するために、多くのねじ関連企業の方々に製造販売を委託していく予定です。さらに、海外(欧・米・東南アジア)においても現地生産委託先を増やし、国内外において、製造販売ルートの確立を目指します。
普通に締め付けるだけで緩みを抑え、安定した軸力で疲労強度も向上させる。緩み止めの概念だけではなく、高強度が要求される個所やダウンサイジングが求められる個所など、新しい使用方法を求めてさらなるモーションタイトの可能性を探っていきます。

企業情報

社名 有限会社 アートスクリュー
(法人番号:7180002053699)
所在地 〒462-0832 名古屋市北区生駒町3-67-1
電話番号 052-915-3295
社員数 2名 (男性  1名、女性  1名)
資本金 300万円
業種 金属製品製造業
事業内容 緩み止めボルトの開発及び製造販売
URL http://www.artscrew.co.jp
保有する生産設備と
スペック
弊社関連会社及び提携先工場にて月間加工本数約3,000万本
海外生産対応 可 対応可能エリア:今後、米国・韓国・インドネシアを予定
主要な取引先 株式会社メイドー、日産ネジ 株式会社、フレックス工業 株式会社
本プロジェクトに
関する問い合わせ先
部署名
代表者まで

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