PRODUCT逸品

横山興業株式会社(愛知県豊田市)

BIRDY. SupplyBirdyキッチンタオル・グラスタオル/ BIRDY. Supply

商品の特徴

プロの現場の声から生まれる良質なる消耗品

毎日のキッチン周りの後片付けが、面白いほどスピーディで楽しくなる、ありそうでなかった、新世代の高クオリティツール。原材料以外すべての製作プロセスを日本で行った「純生メイド・イン・ジャパン」製品です。
キッチン
タオル
サイズ    :S 40×35cm
        M 40×70cm
素材     :ポリエステル 70%
        ナイロン 30%
カラー    :マットグレー
価格(税抜き):S 1,500円
        M 2,300円
グラス
タオル
サイズ    :M 40×70cm
        L 40×90cm
素材     :ポリエステル 85%
        ナイロン 15%
カラー    :クールグレー
価格(税抜き):M 1,900円
        L 2,400円
PROFILE企業プロフィール

横山興業株式会社

企業名 横山興業株式会社
代表者 代表取締役社長 横山栄介
所在地 愛知県豊田市千石町1丁目11番地1
創業 1951年(昭和26年)
資本金 4,000万円
事業内容 自動車シート向け製品の金属プレス加工・溶接加工、建築資材の加工及び販売他
電話番号 0565-88-7010(代表)
ホームページ http://www.yokoyama-co.com/

自社の保有技術の棚卸しにより、付加価値が高められる要素技術をピックアップ。サプライヤーの技術も借りながら、商品企画の可能性を広げる。 

大手自動車メーカーの下請企業として、自動車向けシート部品を中心としたプレス加工等を手掛ける。
自動車産業は大きな変革期を迎え、将来的には自動車部品の売り上げが減少することが予想される。そんな時代にあって、持続的な成長を続けるため、金属加工にこだわりつつも、付加価値の高い製品作りを模索。長年の自動車部品の製造において培ってきた溶接やプレス加工といった技術の棚卸しを試み、職人の手作業による精密な研磨技術に着目した。この技術と自社の斬新な発想により、2013年から自社のカクテルツールブランド「BIRDY.」を展開。
なお、主力商品であるステンレス製のカクテルシェーカーは、高精度な金属研磨技術により、攪拌ロスや素材にかかるストレスを軽減し、国内外の多くのバーテンダーに使われる商品となった。また、カクテルシェーカーをはじめとするバー向けの商品は、高額ながらも累計2万個を売り上げるヒットシリーズとなっている、この5月には、新たに一般家庭でも使える良質なる消耗品シリーズ「BIRDY. Supply」から、キッチンタオルとグラスタオルを発売。
 

工場の様子
工場の様子
工場の様子
工場の様子
カクテルシェイカー(350ml/500ml)
カクテルシェーカー 350ml / 500ml
展示会
展示会
INTERVIEW創り人にきいてみよう

今月の創り人

取締役 商品企画部長

TETSUYA YOKOYAMA横山 哲也さん

商品企画はどのように行っていますか?

製品を開発するにあたって、自社のみで製造することを前提に考えてしまうと企画の可能性が極端に狭まってしまいます。そのため、自社の金属プレス加工を構成する要素を分解し、付加価値に高められそうな技術に着目しました。
「カクテルシェーカー」の場合は、金型のメンテナンスに使われていたLAP研磨技術が核となり、そこに外部サプライヤーの技術を加えました。 プレスメーカーではありますが、自社は容器内部の研磨加工に特化し、プレス成型、外側の鏡面研磨、脱脂・洗浄は、よりスピーディさと確実さを求めステンレスを得意とする専門の加工メーカーに委託しました。 他社のリソースを上手く活用することで、初期投資を抑え、リスクを最小限にし、かつスピーディで確実性の高い商品開発に結びつけました。

市場ニーズの収集はどのように行ったのでしょうか?

「カクテルシェーカー」は、自分自身がお酒好きだったこともあり、自らがバーテンダーのもとに足繁く通い、直接話を聞いてニーズを調査し、更には商品をどう売るかについても分析しながら企画を進めました。 開発にあたっては、内面の磨き方を試行錯誤し、試作品をバーに持って行って味わいを試してもらうということを何度も繰り返しました。 今の形になるのに1年間で30回程度試作を重ねました。研磨については、全くの平面に研磨してしまうと味わいがのっぺりとしてしまうことが分かり、自社の女性技術者の技により、0.1ミクロンレベルの凸凹を残したことが鍵となっています。 世界大会でグランプリを取るようなトップバーテンダーに意見を伺いながら開発し、細かな点までこだわったことで、国内外の多くのバーテンダーに使われる商品となりました。 

研磨工程
研磨工程

新ライン「BIRDY.Supply」について教えてください。

「良質なる消耗品」をテーマにしています。第一弾として、キッチンタオルとグラスタオルを発売しました。
カクテル用品などの開発を進める中で、沢山の飲食店従事者にお会いする機会があり、日々の作業の中で相当な量の食器やグラスを拭いていることに気づきました。 また、バーテンダーは常にグラスを拭いているイメージがあって「そんなに拭く必要があるならタオル自体に改善の余地があるのでは」と思ったことが開発のきっかけです。そこで、拭くという作業が、少しでも便利になるような、吸水性もよく耐久性もあるツールを展開していきたいと思いました。

BIRDY.キッチンタオル
BIRDY.キッチンタオル

製造は自社で行っているのでしょうか?

カクテルシェーカーは自社の技術が核となり生まれましたが、今回発売したタオルは、名古屋の繊維商社を仲介として、福井県を始めとする複数の繊維加工メーカーに生産を委託しています。 当社の商品開発にあたっては「加工メーカーとしての開発」と「プロデューサーとしての開発」の2パターンがあり、今回は後者となります。タオルの開発では、繊維の素材集めから開始。吸水性がよく、速乾性のある素材がないか、全国から糸や生地を集めました。 集めたものは、バーテンダーやシェフに実際に使ってもらい、グラスや食器への引っかかり具合、使いやすい厚みかどうかなど意見をもらい、その上で、じゃあどう改善できるかをメーカーと試行錯誤していきました。 その中で、マイクロファイバーに、別の繊維を一定の割合で配合することで、滑りがよくなることが分かってきました。そうした微妙な配分を調整していった結果、高い吸水性により拭きあげ時間を大幅にカットし、ミクロの水汚れを掻きとって艶やかに仕上げられる商品となりました。

今後のブランドの展開は?

「食べる」、「飲む」、「生活する」上で、必要で役立つツールのラインナップを増やしていきたいと考えています。同じスペックの指示をしても、工場や機械が違うだけで仕上がりが変わってくることが今回タオルの開発でわかりました。 機械まで指定するくらい製造工程にこだわり、ユーザーにとって役立つ良いものを作っていくことを極めていきたいと思っています。
なお、カクテルシェーカーをはじめとするBIRDY.シリーズはゼロから開始して、2万人以上のユーザーに手をとってもらいました。ニッチながらも少しずつ広がってきた市場において、今後もBIRDY.を好きな人が、もっと好きになってくれるようなものを作っていきたいと考えています。

INTERVIEWボスにきいてみよう

自社ブランド商品開発に取り組むにあたって苦労したことは?

開発だけでなく、量産化、販売まで持って行くためには、多くの課題をクリアする必要があります。ただ、まずは自社でやれるのかやれないのかを判断をし、自分達がわからないことは他社の事例を参考にする、連携して他社の技術を活用するなど、やり方は色々とあると考えています。 失敗してもやり直して次に進めばいいので、思い切ってやればいいと、社員には伝えています。
取引先からは、当社が何事にも手を抜いていない、常にアグレッシブに取り組んでいるということが評価されています。

今後について

新しいサプライチェーンの構築にあたっては、地域内外の企業と連携し、それによって日本の企業が持つ技術を守り、成長させていく機会を作っていくことが大事だと考えています。 自社ブランド商品開発にあたっては、「All processed in Japan」、つまり原材料以外の全ての製作プロセスを日本で行う「純正メイド・イン・ジャパン」の製品作りにこだわっていきたいと思っています。

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