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ものづくり中小企業 魅力大盛りサイト 

最終更新日:平成30年2月8日

工夫を重ね、早さを追う、多品種少量生産のプロ。前のめりに働ける職場の秘密を教えます。
株式会社 前田テクニカ 【三重県三重郡】

  • 品質と早さを追求するモノづくり。技術者の知恵で現場を変えていく仕事。
  • 多種多様な専門機器の部品を手がけ、幅広い技術を手に入れる。
  • 社員が楽しみ、モチベーションを高められる職場の仕掛けの数々。
  • 社員が自ら育て、広める自社ブランド“Komonomono(コモノモノ)”。

桁違いの“早さ”を誇る多品種少量生産。技術者の工夫をみんなで認め合う社風。
いいモノを早く作る。

「そりゃあその方がいいだろう」と誰もが思うでしょう。とはいえ、少ない種類を大量生産用の機械で延々と作り続けるならともかく、人の手によるモノづくりでいろいろなモノを作ろうと思えば、作れる量にも請けられる案件の数にも限界はあります。品質にこだわるほど、時間もかかりそうというのが一般的なイメージではないですか?

さて、ここに前田テクニカという、わずか40名ほどの社員で、1ヶ月に800アイテムを手がけ、リピート受注や仕様変更含めて月に3000〜4000もの案件を請け負う会社があります。
それぞれのロットが少ないとしても、決して簡単にはクリアできないと一目で分かる数字です。この数字を達成するための秘訣は、現場で生まれてくるモノづくりの知恵の積み重ね。そして、その知恵の絞りどころに、多品種少量生産のプロである前田テクニカで働く面白さがあります。

モノづくりの現場は、時にほんの少しの工夫で劇的に変わります。
例えば、プレス機で鉄板から部品を打ち抜く作業。「プレスして」→「抜かれた部品を取り上げて」という作業の繰り返し。これを、プレスで鉄板から部品が抜けきらないよう力を調整してみる。すると、一回ずつ部品を取り上げていたのが、鉄板一枚をプレスしきった後に、ザザザッと一気に部品を取れるように。前よりも作業のスピードが上がりました。

株式会社前田テクニカ イメージ写真
作業の手順を変えて早さを上げる。こうした改善の積み重ねが、前田テクニカのモノづくりを実現しています。しかし、いつも同じやり方が通じはしません。作るもの、品質によって、最適な方法も変わる。「今手がけているモノを、“品質良く”“早く”作るにはどうしたらいいか?」と問い続ける技術者たちの探究心が現場を支えているのです。

株式会社前田テクニカ イメージ写真
「結構、いろいろな工夫が考えられるのが楽しいと思うんですよね」と笑う前田昌彦社長。社内には、改善提案を評価して報奨金を出す「改善報告制度」があります。多くの改善を出した人には年間表彰も。工夫を凝らすことを楽しみ、認め合おうとする風土のある会社です。

図面を囲んでアイデアを出し合う毎日。多彩な専門機器の部品を手がける。


図面を囲んでアイデアを出し合う毎日。
多彩な専門機器の部品を手がける。

なぜ、毎日たくさんの工夫が生まれてくるのか。
前田テクニカは金属部品加工の企業です。金属を切ったり、曲げたり、くっつけたりして部品を作ります。
強みは、業界の「隙間ニーズ」を突く仕事。前田社長は、「試作品というには数が必要だったり、大量生産というにはロットが小さかったり。試作や量産を専門とする会社がようやらんっていう仕事もやるんです。うちなら、スピードやコストで、お互いにメリットが出せます」と語ります。

メインで手がけるのは、専門性の高い産業製品の部品。例えば、食品工場で使われる工業用IHの部品、テレビ局で使う映像機器の部品、ケーキ屋のバームクーヘン用オーブンの部品、眼鏡屋でレンズの厚みを測る機械の部品。つまり、幅広いユーザーはいないものの、一定数の人が必要とする機器に強いのです。受注するロットは、一個から多くて数千個まで。新製品の試作開発から、量産立ち上げまでをフォローする仕事もしています。こうした事業は様々な業界から必要とされ、取引先の数は目に見えて増えてきました。

現場では、日々違うモノが順々に作られます。新しい図面がやってくるたびに、「これはどう作る?」という会話が起こるのも、前田テクニカではルーティン業務のひとつ。アイデアを出し合う機会が多い分、改善の工夫が生まれ、全員のノウハウとして共有できるのです。「若手もベテランも、もっともっと工夫を出して欲しいですね」と前田社長は言います。

二代目が考える前田テクニカのこれから。自慢できる、薦められる会社へ。
「こんなことしたら面白いんちゃうかな」と思うことを実践していると、会社の取り組みをずっと楽しそうに話す前田社長。前田テクニカの2代目として2010年に社長に就任しました。会社の未来、社員への思いを語ってもらいます。

「専門性の高い産業製品を軸とするポジションは変えません。『世の中にこんな機械もあるんだ!?』というモノを陰から支える仕事に誇りを持っていきたい。一方で、事業を広げる可能性も追いかけていきます。最近、中部モノづくりユナイテッドに参加して、地域のモノづくり企業さんたちとの連携を強めてきました。おかげで自分たちだけではできない相談に乗れる案件も増えています。ひとつ具体的な話をすると、5年か10年先に、うちが加工した部品を乗せたロケットが宇宙にいくかもしれません。
社員さんあっての会社なので、職場環境はもっと整えていきたい。評価制度、教育制度の充実は、まさに取り組んでいるところです。『前田テクニカで働いてんの?いい会社におるねぇ』と地域の方から言ってもらえるような会社でありたいです」。

前田テクニカは、20代、30代の若手社員が多い。中でもひとり、30歳目前の若手ながら、製造の主任を任されている人がいます。前田テクニカにとって初めての大学新卒社員でした。ただ、入社当時、彼には仕事しながら真剣に追いかけたい他の夢もあった。数年は仕事と夢との両立に励み、会社を辞めようと考え、相談されたこともありました。
彼に、前田社長は「仕事に支障が出んなら、頑張ったらええよ」「正社員の働き方が難しいなら、辞めんでもバイトで働いたらどうや?」と声をかけ、夢を応援しながら、仲間として寄り添い続けました。今、彼は挑戦に区切りをつけ、仕事一筋で現場を担う存在になっています。前向きに工夫を積み重ねる姿勢はお手本となるもの。「これからも大切に育てていきたい」と社長は微笑みます。
そんな彼から、同級生を紹介され、入社につながったこともありました。友達に薦めたくなる。社長が目指す会社へ向かっていると分かるエピソードです。
株式会社前田テクニカ イメージ写真

自社ブランド、社内ポイント制度、自分から動きたくなる職場づくり。
「社員が前のめりになれる仕掛けをたくさん作りたい」というのも前田社長の強い思い。

例えば、自社ブランドの「Komonomono(コモノモノ)」。10年ほど前から始めた、金属加工の技術を生かした雑貨やインテリアの企画、製造事業です。ブランド名を地元“菰野(こもの)町”とかけるなど遊び心も入れながら、企画やデザインを社員が行い、いくつも商品が生まれました。どれもオシャレだったり可愛かったり、目を引きます。

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メインの事業が好調な一方で、自社製品の開発製造をどう世の中に出していくか。マンパワーの問題や事業の中での位置付けも含め、前田社長は苦心したといいます。そうして次第に、Komonomonoは社員の楽しみとして定着させる方針になりました。新製品の企画開発を常に行ってはいません。けれど、社員のアイデアから生まれた製品を放っておくのももったいない。どうやって売るか考えるのを自発的にやってくれる流れになったら、と社長は目論みました。そして、この目論見が大当たり。最近は、社員自ら地域のマルシェへ出店を企画する動きが起こっているそうです。製品を直接届けられる喜びを感じています。
他方で、Komonomonoのひとつ「華燈(カトウ)」というオリジナルデザインのランプを、地元の老人ホームや温泉で使いたいとオーダーメイドの依頼もくるようになりました。デザインの得意な社員が、腕を振るっています。決まったものの依頼ではなく、自分たちで考え、カタチにした製品が、まちで受け入れられている。だから、また何か仕掛けてみたくなる。システムよりも社員の意欲で加速をみせるKomonomono。喜びと楽しさが事業に新たな展開を生むかもしれません。

もうひとつ、「BMP」と名付けられた社内美化ポイント制度があります。社内美化活動に参加するとポイントが貯まり、景品と交換できるという仕組みです。活動内容と景品を考えるのはすべて社員。担当者は、ヒネリの効いた面白い景品を選んでくるそうです。取り組みが定着し、美化活動に積極的に参加する社員も多くいます。「あんまり全員で参加すると操業が止まっちゃうんですけどね(苦笑)」と前田社長。なにかやろうという声が上がれば、みんなで楽しむ雰囲気が湧いてくる職場です。
ちなみに、「BMP」は「Beauty Maeda Point」の略。名付けたのは前田社長。「“美化”っていうのはかたいでちゃうなって!ちょっと恥ずかしいけどBeautyの方がおもろいなと」。もうひとつちなみに、一回の活動参加で獲得できるポイントは100ポイント。「1回1ポイントって盛り上がらんじゃないですか。どうせならいっぱいポイント貯まった方が嬉しいでしょ!」と笑います。細部にまで、目一杯楽しもうという思いが隠れています。

モノづくりの工夫を楽しむ。社内の事業を進める喜びを感じる。社内改善を面白がる。前田テクニカでは、ふとモチベーションが上がったり、一体感を感じたりする瞬間にたくさん出会えるでしょう。もしあなたが、いくつもの遊び心に魅力を感じられたなら…
前田社長に会いにいってみてはいかがですか。
 

会社概要
会社名:
株式会社前田テクニカ
法人番号:
7190001018033   
代表者:
代表取締役 前田昌彦
住所:
〒510-1251 三重県三重郡菰野町大字千草字鶴澤5727番地14
URL:
http://www.maeda-technica.co.jp/別ウインドウ

このページに関するお問い合わせ先

中部経済産業局 地域経済部 地域経済課 地域人材政策室 
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