トップページ  > 施策のご案内 > 地域人材 > ものづくり中小企業 魅力大盛りサイト > 大東亜窯業株式会社

ものづくり中小企業 魅力大盛りサイト 

最終更新日:平成30年2月8日

高い生産力で生み出す、時代の求める和食器。社員とともにより良いモノづくりの仕組みを追求する。
大東亜窯業株式会社 【岐阜県土岐市】

  • 60年以上の蓄積を基盤に、時代に合った和食器を生みだす仕事。
  • 長い年月をかけ改善を重ねた生産現場。働きやすい職場を社員とつくる。
  • 「和食器メーカー」としての技術力を生かし新しいフィールドを開拓。
  • 陶磁器作りを担う技術者、管理者として成長できる環境づくりにも注力。

喜ばれる食器をたくさんの人に届ける。素材と技術で生み出す、時代のニーズに合う茶碗。
「お茶碗は、落とせば割れる」。

もしも、そんな当たり前が、モノづくりの力によって当たり前でなくなったら。
喜ぶ人がたくさんいて、たくさんの人が喜ぶから工業製品として世に送り出すことができる。
一点物の茶碗をつくる陶芸家にはできない。企業がもつ生産力とノウハウで、多くの人に良い和食器を届ける。大東亜窯業が60年以上続けてきた仕事です。

「おかるのキモチ。」という製品があります。

大東亜窯業株式会社 イメージ写真
老人ホームでは、利用者の方が茶碗を落としてケガなどしないように、日々の食事にプラスチック製の食器を使うことが多いそうです。でも、やっぱりプラスチックの器はちょっと味気ない。味のある陶器の茶碗でご飯を食べて、家庭にいるような雰囲気を感じてほしい。
こうした思いから生まれたのが、おかるのキモチ。です。普通のお茶碗よりも軽く、堅く、高齢者の方にも安心して使ってもらえます。音も、ツヤも、プラスチックとは違う。暮らしに喜びを見つけられる製品です。
おかるのキモチ。は「軽量強化磁器」という特殊な器。一般的な製法では作り得ない、大東亜窯業が長年あたためてきた素材と技術によって実現しました。ただいま売り出し中の商品ですが、高齢化が進む社会のニーズに応えています。さらに、老人ホームに限らず、軽さや欠けにくさは飲食店でも重宝されるスペック。マーケット拡大のチャンスも見込まれています。

今、どんな食器が世の中で必要とされているか。大東亜窯業は、絶えずこうした問いを立て、時代の求める和食器を作り続けてきました。
家族みんなが同じ柄の茶碗や皿で食卓を囲んだ時代から、ひとり一人が好みの食器を手にする時代へ。その時々のニーズに応えてきたといえば簡単ですが、60年の道のりは決して平坦ではなかったといいます。
2017年、経済産業省による「攻めのIT経営中小企業百選」にも選ばれた大東亜窯業。時代の波を乗り越えて築かれてきた経営や生産の仕組みの裏側には、経営陣だけでなく社員の努力の姿がありました。今までも、これからも、みんなで職場を改善していく、企業の風土がうかがえます。

少品種大量生産から多品種少量生産へ。
「昨日よりも効率的に」磨き抜かれた生産システム。


大東亜窯業は、創業から一貫して家庭用和食器を事業の軸としてきました。

日本経済が勢いよく発展した高度経済成長期にあって、和食器業界では初となる大型のトンネル窯を設置 。作れば作っただけモノが売れていった時代に、大量のオーダーにも応えられる生産力を備えました。たくさんの製品を供給できる生産力の高さは、昔も今も大東亜窯業の大きな強み。100店舗規模の事業を展開する小売事業者のお客様にも、まとまった商品を安定して提供できます。生産力のキャパシティーがあるからこそ、質の良い食器を手ごろな価格で作れる。メーカーとして欠かせない基盤は、創業期から変わりません。

大東亜窯業株式会社 イメージ写真
とはいえ、時代はどんどん移り変わっていきました。バブルの崩壊による経済情勢の変化、人々のニーズの多様化。大量に作るだけでは売れない、多品種少量生産も求められる世の中に変わっていったのです。大東亜窯業もモノづくりの仕方を変えていきました。受注生産で、従来よりも小規模ロットにも対応していく。ジャストインタイムのトヨタ生産方式で、作る製品が増えても段取りや納期管理を徹底する仕組みをつくる。過去とはまったく異なる、時代に則したやり方を15年かけてカタチにしてきました。「作れば売れる」「機械を止めてはいけない」からの脱却。固定観念を払拭し、効率的な生産システムへと改善する取り組みは今も続いています。

改善の原点となるのは、現場の社員の声です。社員同士のサークルをつくって、改善案を出し合うのが習慣化しています。どんなに小さなことでもいい、業務環境の改善のために、毎月100件を超える改善の報告と提案が、社長室に積み上がります。現場でできること、経営側で変えられることなど、社長は全てに目を通し、現場の提案も受け入れながら会社をより良くしていく意向です。社長室には、毎月100件以上出される、社員からの改善提案のシートが積み重なっています。どんなに小さなことでもいい。月にひとりひとつは業務改善の案を出す。年間で1800件を超える声が社員から出されます。
そして、改善はもちろん社員の働きやすさにもつながっていきます。多数の商品を並行して製造する現場をスムーズに回すことで、生活に負担をかけることなく働ける環境を、社員自ら作り上げてきました。トップダウンではなく自分たちで職場を変えていく。現場の知恵を生かす風土が、昔も今も変わらずあります。

和食器メーカーのアイデンティティはそのままに、強みを生かせる新たなフィールドを模索。
世の中のニーズが多様化する中で、大東亜窯業が手がけていくのは、工業製品として成立するだけの消費者ニーズがある食器。求めるモノが多様化した時代といっても、自社の生産力に見合う需要がなくては製品として成立しません。

約10年前、子どもにも優しい、ご飯粒がつきにくいツブツブ加工の茶碗を売り出しました。最初はなかなか売れなかったそうです。けれど、大手ホームセンターとの連携によるPRで大ヒット。今では売り上げの3割を占める製品になりました。
作ったものがすぐに売れるとは限らない。ニーズは刻々と変わり、ある時、爆発的に売れるかもしれない。時代に合うものを手がける面白さを感じられる仕事です。

企画営業を担当する次期代表の楓英司さんは、「和食器メーカーとしてのアイデンティティを大切にしながら、新市場にもチャレンジしていきたい」と語ります。

大東亜窯業株式会社 イメージ写真
「和食の世界的な広まりとともに、和食器はアジア圏やアメリカ圏でも受け入れられるようになりました。ただし、これは同時に海外の和食器メーカーとの競争の始まりでもあった。日本の食器によく似た、安価な製品も出回っています。では、海外のメーカーと価格で勝負をするかというとそうではありません。日本に軸を置きながら、食器メーカーとしての蓄積を礎に、新しい市場でノウハウを生かす道を探っていきたい。和食器という大黒柱を支える新しい柱を増やすチャレンジをしていきます」。

大東亜窯業はあくまでも食器メーカー。企業としての軸をぶらさず、クオリティーにも誇りを持ちながら、技術力を武器に新たな分野を開拓していく。次の時代に向けた挑戦はすでに始まっています。
強みを生かして新たな領域へ。ここで詳しくお伝えはできませんが、和食器の先にどんな新市場開拓の可能性があるのか、興味のある方は直接お話を聞きにいってみてはどうでしょうか。

陶磁器づくりを極める技術者に。モノづくりを担う人づくりにも熱心な環境。
「陶磁器作りは錬金術のようなもの」だといいます。窯の中で、石がガラスに変わる。くすんだ釉薬が、酸素と反応して目にも鮮やかな色になる。高温の世界で起こる化学変化で、多種多彩な製品を生み出す独特の面白さが感じられる仕事です。陶磁器づくりの醍醐味を味わいながら働く技術者を育てたい。無から完成品ができるまでに携われるモノづくりです。自分たちが作った食器がそのまま人の生活の場に届くことに、やりがいを感じて働く人がたくさんいます。

さらに、今後の会社を担う存在としての活躍も期待されています。30代でも部長や工場長などとして、組織の重要なポジションを任せられる人も。近年は、若手主体の勉強会も開催されるようになりました。会社の将来を見据えながら、より高いモチベーションで働くために若手が意見を交換する。そんな勉強会が自主的に3年ほど行われ、今では社員教育のプログラムとして定着しました。技術だけでなくメンタル面でを担える。最近では、若手主体の社内勉強会 も開催され、そこから教育プログラムも整えられました。社員が幸福を感じながら、同じ方向を向いて働ける職場にしたい。生産現場だけでなく、人を育てる環境づくりにも一層力が入っています環境づくりにも力を入れています。
大東亜窯業株式会社 イメージ写真
設備、システムを動かすのは人。モノづくりの力の源となる、社員ひとり一人の声を大切にする組織づくりを実践しようとしています。時代の変化に合わせて、社員とともに組織を変えていく。大東亜窯業は、これから先もそんな企業であり続けるのでしょう。
 

会社概要
会社名:
大東亜窯業株式会社
法人番号:
3200001021377
代表者:
代表取締役 楓 陽光
住所:
〒509-5115 岐阜県土岐市肥田町肥田2886-3
URL:
http://www.daitoua.co.jp/別ウインドウ

このページに関するお問い合わせ先

中部経済産業局 地域経済部 地域経済課 地域人材政策室 
住所:〒460‐8510 愛知県名古屋市中区三の丸二丁目五番二号
電話番号:052‐951‐2731
FAX番号:052‐950‐1764
メールアドレス:chubu-jinzai@meti.go.jp