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ものづくり中小企業 魅力大盛りサイト 

最終更新日:平成30年2月8日

“いい素材”で世界を支える、変える。軽量化時代に価値を生む、薄くて加工しやすいパイプの力。
シンニチ工業 株式会社  【愛知県豊川市】

  • 業界で認められ続けてきた“いいパイプ”。素材で支えるモノづくりの世界。
  • 「軽量化」「低炭素化」の時代に適したパイプ。「愛知環境賞」受賞。
  • 国内外で新しい仕事、課題に携わる。社員の挑戦を後押しする風土。
  • 技術を磨くだけでなく、改善や革新を起こす目を育む。

“いいモノ”は“いい素材”から。では、“いいパイプ”とは、どんなパイプ?
モノづくりに“いい素材”は欠かせない。

料理において素材の良し悪しが味を高めるのと同じように、
“いい素材”が製品の価値を高めることがある。
いいモノが作られる前に、いい素材を生み出す者あり。
シンニチ工業は、そんな“いい素材”を手がける企業です。
手がけているのは、金属製のパイプ。

周りを見てください。車の排気口、イスの骨組み、建物に張り巡らされた各種の管など、パイプからできているモノが世の中にはたくさんあります。モノづくりに欠かせない素材のひとつです。
シンニチ工業のパイプは、直径60mmから180mmと大きめのサイズ。その特徴は、“薄さ”と“加工のしやすさ”にあります。
 
シンニチ工業株式会社 イメージ写真

主力製品は、厚さ1mm前後の金属パイプ。最薄で0.6mmまで対応可能です。パイプが薄いとどんなメリットがあるのか。例えば、工事現場などで使われる3m、6mの長いパイプは、厚みが半分になれば重さも半分に。作業する人たちにとっては、運びやすく、安全になります。もちろん、薄ければいい、というものではありませんが、薄さを追求することで、他にも「コスト削減」や「製品の軽量化」などの利点が生まれるのです。

加えて、シンニチ工業のパイプが選ばれる最も大きな理由は、薄いのに加工しやすい点。「薄くなるほど、製造が難しく、また曲げなどの加工をする時に割れやすい」というのが一般的なパイプ。そんな薄いパイプの欠点を克服したのがシンニチ工業です。割れにくいから、破損を理由に諦めた加工が実践できる。生産現場でのロスが減る。そのパイプだからこそ作れる製品がある。新しい製品の誕生、現場の改善を、素材で後押ししてきたのです。

薄薄くて割れにくいパイプの製法は、他言無用のトップシークレット。自社で長年受け継がれてきた唯一無二の技術を誇りとしています。

今、必要とされるシンニチ工業のパイプ。軽量化、エコに素材で貢献。


では、シンニチ工業のパイプはどこで使われているのか。
工事現場の仮設配管、エアコンの室外機など、用途は様々ですが現在メインとなっているのは自動車の排気管。生活のすぐそばで活躍しています。
とくに、自動車の「軽量化」「低炭素化」などが叫ばれる現代社会において、薄さに秀でたパイプは高く評価されるもの。薄く軽いパイプの使用は、重量の面で目に見える改善につながります。グラム単位の軽量化を追求する世界で、必要とされる素材です。さらに、素材そのものの量の削減は、エコロジーの面からも良いこと。加工のしやすさは、ロスの削減や製造工程短縮の効果もあり、素材としての品質の高さを認められて2017年には「愛知環境賞」を受賞しました。まさしく、今の時代に適した素材だといえるでしょう。シンニチ工業は2007年に愛知県が県内製造業の実力を広く国内外にアピールし、愛知のものづくりを世界的に展開するため認定している「愛知ブランド企業」にも認定されている。愛知ブランド企業認定350社の中で愛知環境賞の受賞企業は25社に限られる(2017年3月現在)。

シンニチ工業社長の木下雄輔さんは、自社のパイプのさらなる可能性をこう語ります。

シンニチ工業株式会社 イメージ写真
「自動車業界全体では、“電気自動車”“カーシェア”“自動運転”“コネクティッドカー”など、様々なキーワードが飛び交い、今後20年で歴史上最も大きな変化が起こるかもしれません。そんな中、排気系部品の素材を自社製造していた部品メーカーなどが、もっといい素材を探し求める動きが出てきました。『こんなパイプがあるなら、断念していた難加工の部品設計に再挑戦できるかもしれない』と、諦めていた部品開発プロジェクトを再始動しようとする顧客も出てきました。私たちは根っからのパイプメーカー、素材屋です。自動車部品のメーカーさんが作れないパイプをカタチにできる。モノづくりに限界を感じていたマーケットに、素材の力で風穴をあけられる可能性を感じています。世の中の変化はチャンス、まだまだ自社のポテンシャルを最大限発揮できていないことがたくさんあります」。

自動車業界だけではない。“より良いパイプ”を必要とする人は、世の中にまだまだたくさんいる。米国や中国など海外にも合弁で生産拠点を構えているシンニチ工業。チャレンジの舞台は、国内に限らず世界かもしれない。まだ見ぬ新たな市場への進出。営業面で伸ばしていける会社の未来も木下社長は見据えています。

 
素材に製法で新たな価値を生む。パイプを進化させる生産技術の仕事。
他社には真似できないオンリーワンのパイプを強みとしながら、シンニチ工業内では、飽くなき改良が繰り返されています。なかでも、社内のモノづくりをより良くする役目を担うのは“生産技術”のメンバーです。入社11年目、生産技術一筋でキャリアを積んできた鈴木健一さんに、シンニチ工業でのお仕事について聞きました。

生産技術とは、製造現場のコントロールタワー。役目は、パイプ作りの技術を今よりも一歩、二歩と先へ進めることです。製造現場では、コストの削減、作業時間の短縮などの努力がなされますが、生産技術が考えるのはもっと抜本的な製造方法の改善。例えば、同じものを作るにしても、「こうすれば作業工程を減らせるんじゃないか」「そうしたら必要な人員を少なくできるんじゃないか」と方法論を大きく見直します。製品開発と生産現場をつなぐポジションです。

入社からずっと生産技術を担当する鈴木さん(社内では一貫してひとつの仕事を、という訳ではなく、個人の適正で配属部署、年数が決まります)。入社数年で、海外の生産拠点での仕事にも携わるなど、着々と経験値を蓄えてきました。

「生産技術の改善は、そうそう簡単にできるものではありません。製品のクオリティを保ちつつ、現場の人たちに負担もかけない、そしてお客様に対して価値を生む。先輩たちと一緒に、文献や新しい手法なども参考にアイデアを出しますが、カタチになった成果はまだまだ多いとはいえません。けれど、例えば5工程かかっていたのが3工程になれば、それだけ生産コストも減らせたり、短時間で製造できたりして成果がはっきりと分かります。他の課の人たちも巻き込みながら会社の課題を解決していけるのが、生産技術の一番のやりがいですね。

シンニチ工業株式会社 イメージ写真
設備トラブルを減らすための保全も僕たちの仕事です。整備の工数を減らすのも、生産技術の改善の領域ですから。なので、自分たちで設備も触ります。生産ラインの設計だけでなく、幅広い仕事に関われるのは面白いですね。新しい課題に挑戦できますし、若手にもチャレンジさせてくれる会社なので、11年働いても毎日が刺激的ですよ。」

こう語る鈴木さんは、いろいろな仕事に自分から「やらせてほしい!」と前のめりになるタイプだったといいます。そういう時、先輩たちは背中を押してやらせてみてくれました。「成功しても失敗しても、まずはやってみる人を評価する」がシンニチ工業のモットー。鈴木さんのように、新しい仕事、課題への挑戦に燃えられる人に合う風土の会社です。
若き四代目社長のもとで、技術者ではなく、モノづくりを背負える人材に。
シンニチ工業株式会社 イメージ写真
木下社長は、四代目として2017年にシンニチ工業の代表取締役に就任しました。まさに今、会社として新しいスタートを切ったばかり。木下社長は、国内の大手都市銀行や外資系投資銀行などで経験を重ね、金融の世界から様々な業界を目にしてきた人です。そんな木下社長から見て、自社はパイプ業界で高いシェアを誇りつつ、まだまだ伸び代があると考えています。
ただしそれも、技術的アドバンテージがあってこそ。“世の中がもっと薄いものを求めるなら、もっと薄く”“より加工が難しくなるならば、それに対応する素材を”既存の技術に満足せずに、チャレンジし続ける仕事です。もちろん素材メーカーとして、長年誇り、認められ続けてきた技がある。その基盤をポテンシャルとして、次のステップへの躍進をはかっている真っ最中です。

「大企業ではできない、中小企業だからこそできる自分達なりのチャレンジを続け、どこにいっても通用する社員を育てたい。モノづくりの世界で、部分的な技術や作業をこなすのではなく、より高い視点から改善や革新を考えられる力を身につけてほしいと思っています」と自社の働く環境を熱く語ります。

軽量化時代に新たな価値を生み出している、薄くて加工しやすいシンニチ工業のパイプ。素材の力で開かれる新たなモノづくりの可能性が、あなたを待っているかもしれません。
 

会社概要
会社名:
シンニチ工業株式会社
法人番号:
8180301010094
代表者:
代表取締役社長 木下雄輔
住所:
〒442-0863 愛知県豊川市平尾町天間48番地
URL:
http://www.shinnichikogyo.co.jp/別ウインドウ

このページに関するお問い合わせ先

中部経済産業局 地域経済部 地域経済課 地域人材政策室 
住所:〒460‐8510 愛知県名古屋市中区三の丸二丁目五番二号
電話番号:052‐951‐2731
FAX番号:052‐950‐1764
メールアドレス:chubu-jinzai@meti.go.jp