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ものづくり中小企業 魅力大盛りサイト 

最終更新日:平成30年2月8日

「空気以外なんでも削ります」。ロケット、無水鍋…有言実行で未知のモノを削り、生み出す。
株式会社 中村製作所 【三重県四日市市】

  • グッドデザイン賞を獲得した自社ブランド製品。技術力とデザイン力によるずっと大切にされるモノを手がける。
  • 50年の蓄積がある技術力を駆使して、新しいモノづくりに挑戦できる。
  • まちに寄り添いながら、モノづくりで地域に価値を生み出す。
  • 「モノづくりが好き」な思いを大切にしながら育てあげる企業理念。

覚悟を胸に捺す SAMURA-IN。技術力とデザイン力が結集した自社ブランド。
株式会社中村製作所 イメージ写真
手にした人がずっと大切にしたくなるモノ。
モノづくりに携わる人なら誰でも、そんな製品が作りたいと思うものでしょう。
中村製作所の自社ブランド製品は、まさしく大切にしたくなるモノづくりのひとつの答えなのだと思います。

まるで小太刀の鞘を思わせるネジ式の木製ケース。蓋をねじると中には、重厚で高級感あるチタン製の“SAMURA-IN(サムライン)”。
印鑑を捺す。その瞬間、人はなにか覚悟を胸にすることが少なくない。経営者が重要な契約を結ぶとき。マイホームを購入するとき。婚姻届に生涯の誓いをたてるとき。
自らの覚悟を確かめ、悩みを振り払い、一呼吸して意を示す。SAMURA-INは、人生の一場面を演出してくれる製品です。ずっと使える強固なチタン製。大切に扱ってほしいからあえて転がってしまいやすい円柱形。
「どんな場面で、どう使ってもらいたいか」。手にした人の心に訴えかける作り手の思いが、小さな印鑑の細部にまで宿っています。

木製ケースから印鑑を取り出す所作は、まるで侍が刀を抜くよう。
覚悟とともに抜く侍の刀になぞらえて、この名がつけられました。
2015年度にはグッドデザイン賞を獲得しています。

チタンを高精度で美しく削る技術は、中村製作所が長年培ってきたもの。
その製品に、デザイナーの意匠が加わり新しい価値が生まれました。
技術とデザインの掛け算から生まれた、大量消費に終わらない、作り手も持ち手も気持ちを込められる製品。

中村製作所は、そんなモノづくりを次々に実現させていく会社です。

受け継がれてきた“○”を削る技術。その可能性は広がり続ける。


「空気以外なんでも削ります」。
中村製作所を語る上で欠かせない合言葉です。

削りにくい素材、削りにくいカタチなど、多くの会社が苦手とする領域を得意分野としてきました。中でも特筆すべきは丸物の加工。丸いものを削る技術において、認められてきた確かな実績があります。中村製作所の手がける丸物の美しさは、SAMURA-INからもうかがえるでしょう。

中村製作所の加工技術は、様々な分野で生かされています。
例えば、ロケットや航空機の部品、有名アミューズメントパークのアトラクション、次世代自動車に搭載される水素タンクなど。名前を聞けば、誰でも一度は聞いたことのあるものを技術で支えているのです。
そして、その可能性は自社ブランド製品によって、さらに広がりをみせているといいます。SAMURA-INを目にしたある企業から、「チタンの加工ができるならチタン製の潜水艦の部品は作れないか」という依頼が。オリジナルプロダクトによって示した力が、新しい領域に進出する機会につながっています。
株式会社中村製作所 イメージ写真

丸物を削るには職人の力が不可欠。
丸物を思い描いた高精度で作り出すには、使用する油など機械の条件から、気温などの自然条件まで踏まえたセッティングが必要になります。知識と経験を備えた職人がいなくては不可欠なのです。
世の中が、人の手に頼るのをやめていく中、あえて職人の腕に頼る。その背景には、世代を超えて技術を継承してきた中村製作所の歴史があります。

父の言葉を指針に。苦しみの中に見出したモノづくりの理念。
株式会社中村製作所 イメージ写真
中村製作所の原点は、大正時代の四日市にある。
現 代表取締役 山添卓也さんの曽祖父がこのまちで事業を営み始めてから、約100年にわたって根をはり続けてきました。

現在の社名となったのは1969年。削る力に秀でた部品加工の技術は、50年におよぶ積み重ねの賜物なのです。若くして会社を継ぎ、技術を受け継いできた山添さんは、会社の歩んできた道のりをこう語る。それは決して楽な道のりではありませんでした。

「景気が安定していると、なにもしなくても大手の取引先から仕事が入ってくる時期もありました。でも、2008年にリーマンショックが起きた時には、一気に仕事が減って、かなり苦しい思いをしたんです。世相がどう変わっても、自分たちで事業をコントロールできるようにならないといけない。営業に力を入れ、自社ブランドに力を入れるきっかけになりました。安さだけを評価される値段勝負のモノづくりじゃない。作ったものの価値を認められ、お客様も自分たちも喜べるモノづくりがしたいと」。

苦しみを経験し、改革を必要とした時、指針となったのは生前に先代がよく口にしていた言葉でした。

「空気以外なんでも削ります」。

それは、自分たちの技術力への誇りを表すと同時に、飽くなきチャレンジへの意欲と決意を示していました。祖父や父が残した技術を、受け継ぐだけでなく、新たなカタチで花開かせたい。自社ブランド製品の開発。未知の分野への技術の展開。モノづくりの可能性を追究する、挑戦者としての魂が会社の根底になっています。

モノづくりで四日市を魅力的なまちに。地域とともに新たなチャレンジを。
株式会社中村製作所 イメージ写真
「連携」が大切だと山添さんは語ります。

中小企業同士あるいは行政と連携しながら新しいものを生み出す。そんな考えで、例えば企業同士の連携による、民間でのロケット開発にも携わってきました。

連携を考える時、とりわけ四日市のまちへの思いも強い。今の中村製作所があるのは、四日市のまちがあってこそ。自分たちの技術を国内外へと広めていくものの、拠点は常にこの地域におきたいといいます。社内では、多くの地元出身の社員が活躍する姿も。地域で業をおこし、はたらく場所としてあり続けること。このまちと一緒に新しい価値を生み出すこと。それが四日市への貢献になると考えているのです。

この思いをカタチにする新たなチャレンジはすでに始まっています。
それは、地域の特産品 萬古焼を使った無水鍋の開発。
四日市を代表する陶磁器を中村製作所の技術で削る。精緻に削り出すことによって蓋と鍋に一片の隙間もない無水鍋を作ることができます。
とはいうものの、技術的に決して簡単なものではありません。萬古焼はセラミック素材です。セラミックは、削るのが困難な素材。削りにくく、割れやすい。これを鍋のカタチにできるのは中村製作所だからこそ。
またひとつ、技術力によって新たな価値が生み出されようとしています。

道無き道でモノづくりに挑む。それは楽な仕事ではありませんが、苦心を重ねた分だけやりがいもある。大変なモノづくりを楽しめる。さらなる事業展開に向けて、そんな仲間を求めています。
受け継がれ、進化してきた削る技術で次のステージへ。ずっと大切にされるモノづくりがしたい。まちに、世界に新たな価値を生み出すモノづくりがしたい。中村製作所は、そんな思いを実現できる会社です。
 

会社概要
会社名:
株式会社中村製作所
法人番号:
4190001015784  
代表者:
代表取締役 山添卓也
住所:
〒512-8061 三重県四日市市広永町1245
URL:
http://www.nakamuraseisakusyo.co.jp/index.php別ウインドウ

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